骨盤を施術する時のコツ1<仙骨>
骨盤を施術する時のコツ1<仙骨>
今回からは骨盤を施術する時のコツを3回にかけてお伝えしていきます。
前回「動き」の指標について、究極的に、「硬い」か「柔らかい」かが、カギだということをお伝えしました。
だからこそ、画像検査や血液検査しかしない◯◯院では、「原因不明の腰痛」なんて言われたりします。
(だってお◯者さん、関節や結合組織のテンション診る意識ないもんねぇ 苦笑)
それじゃ~、「な~~んで硬くなるの?」って聞かれたら・・・?
例えば・・・目の前に、グラグラ~っと今にも倒れそうな不安定な置き物があったら?
また、何か得体の知れないものがあなたに突然襲い掛かってきたら、、あなたはどうしますか・・・?
お・そ・ら・く、倒れそうな置き物にはとっさに手で支えようとするし、
突然の恐怖からは身を守るようにして固まるはずです。
そうなんです!不安や恐怖の前には「固める、固まる」なんですよ。これが自然です。
では、話を戻して、硬くなった関節・・・ 一体、何が、そう、、不安なんでしょうね?
一体、どうなることを恐れているんでしょうね?う~~ん、そのまま素直に当てはめてみましょうか?^^
「不安定な関節は、このまま使っていたら」「“壊れる”という“恐怖”に怯え、固まっている」
どうでしょうか?こちらの都合のいい解釈でしょうか?(笑)
私には自然に腑に落ちる思いがしますが、あなたにはどう感じますか?
そして、その不安と恐怖の声が「痛み」という体のサインです。
不安定な構造を結合組織を盛って固めて、守りながら、必死で助けが来るのを待っている><
その声にしっかり応えて調整し、安定すれば安心し、安心すれば、固まっていたものは、そう、、「緩む」んですよ!
ただし、緩ませるだけなら誰だって簡単にできる。
実際問題として結合組織に触れば、勝手に腱紡錘に緩むスイッチが入りますからね。
それには「正確に触ることができる」という条件が付きますが(笑)
あ、そうそう!腱紡錘(けんぼうすい)というのは、結合組織に備わるセンサー。
刺激を受けると「緩め!」という命令が出ます。
それと対をなすのが、筋紡錘(きんぼうすい)読んで字の如く筋肉に備わるセンサー。反応は真逆で、
刺激を受けると「縮め!」という命令が出ます。だ・か・ら(笑)正確に触ることの意味、もうわかりますよね?
僕はマッサージをしたことがないのでわかりませんが、
上手いマッサージの先生は、だぶん、筋肉に刺激入れてないんじゃないかな~それは置いといて、、
とはいえ、本当に緩むって、実はそんなもんじゃない、、、偽りの安定はすぐウソだってバレて、簡単にまた固まってきます。
結合組織はウソつかないって、前にも言ったような気がしますが、
「結合組織にウソは通じない」って言ったほうが正解かな(笑)じゃあ、本当の安定って何さ?
それが、パーフェクト整体の指標である、「解剖学的に正しい位置」ということです。
緩んでる間に正しい位置に誘導して、本当の安定状況を作ってあげないといけない。これは都合の良い解釈ではありませんよ!
私たちパーフェクト整体を使う者は、患者さんの体に実際に触り、関節や結合組織を捉え正しい位置に誘導をかけることで、
現実に起こり得た、「経験則」として十分に体験しています。
この一連を体感して真実を知っているからこそ、私はパーフェクト整体を学び続けているし、
こうやってあなたにメッセージを発信しているわけです。
では、ここからが、今日の本題の仙骨調整のコツについて、といきたいところですが、(前置きを長くしすぎました>< )
今回はここまでとさせていただきます。
まとめ
不安定な関節は壊れるという恐怖に怯えて固まっていて、安心すれば緩む。
その安心する=本当の安定がパーフェクト整体の指標である、「解剖学的に正しい位置」ということをお伝えしました。
前置きが長くなりましたが、次回から仙骨調整のコツについてお伝えしたいと思います。
認定講師:長井 克夫