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協会公式ブログ

筋肉の治療だけでは【膝の痛み】が改善できないわけ !!

筋肉の治療だけでは【膝の痛み】が改善できないわけ !!

さて今回は、「筋肉の治療だけでは【膝の痛み】が改善できないわけ !!」についてお伝えします。

前回、筋肉だけでは解決できない何か別の要因が隠れていそう···とお伝えしましたね。

では、その要因とはなんでしょう?答えは、【 靭帯&関節包 】です。

 

靭帯と関節包は別物ですが、分かりやすいように、筋肉の働きとは異なるものというニュアンスでお伝えします。

詳しく知りたい方は、ググってもらえば、いくらでも学術的なことは載っているので、調べてみてください。

ここで詳しい説明は割愛しますね。治療するうえで、必要な〈考え方〉として読んでください。

 

人は、なにか動作をするとき、筋肉が伸び縮みして骨と骨の距離を変えることで動いています。

しかし、筋肉だけでは、関節部分がぷらんぷらんでまともに立つこともできません。

なので、関節がグラグラしないために、関節をしっかり固定しておく必要があります。

この関節を固定する役割を担っているのが、

【 靭帯&関節包 】

です。

いわば、【 靭帯&関節包 】とは、骨と骨とを繋ぎ止めて関節を安定させる

超~~強力な天然のサポーター‼みたいなものです。

筋肉は、カラダの浅い部分にあって

・柔らかく

・よく動くもの 

に対して、靭帯・関節包は、カラダの深い部分にあって

・硬く強靭な

・がっちりしたもの

です。

つまり、筋肉と靭帯・関節包で、目的とする〈働き〉が違う!ということです。

筋肉と靭帯・関節包がバランスを取り合って、はじめて安定して動くことができるわけですね。

 

ここで、おさらいです。

関節の〖悪い状態〗とは、筋肉の伸び縮みのバランスがくずれて骨と骨との〈 すき間 〉が一定に保てない状態でしたね。

当然、靭帯・関節包もこの影響を受けます。関節の〈 すき間 〉が狭くなれば靭帯・関節包も距離が短くなります。

そして、これが慢性化すると、靭帯・関節包も筋肉と同様に引きつったりくっついたりして

元の状態に戻ってこれなくなります。強靭でがっちりしたものが引きつったり、くっついたりするわけです。

 

一度この状態になった靭帯・関節包は、そんな簡単にゆるみません。

〈固さ〉·〈深さ〉·〈働き〉それぞれ違うものを、全~部同じ手法で治そうとするのは、いささか無理があると

思いませんか?筋肉をゆるめただけではなかなか改善しない理由がここにあります。

 

ちなみにパーフェクト整体には、この筋肉と靭帯・関節包を明確に分けて考えているので、

各々に独自の手法が存在しています。『本当に治せる施術家になりたい!』という方は、ぜひパーフェクト整体を

学びに来てください!

まとめ

筋肉の治療だけでは【膝の痛み】が改善できず、靭帯・関節包も考える必要があることをご説明しました。

次回は、「施術の成果をしっかり出せないわけ(その1)」についてお伝えします。

 

認定講師:野々村 淳