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協会公式ブログ

足関節付近の痛みについて(急性の捻挫)

足関節付近の痛みについて(急性の捻挫)

今回は「足関節付近の痛みについて(急性の捻挫)」をお伝えしようと思います。

足首のケガといえば、捻挫ですよね?そして、足関節捻挫の8~9割は内反(ないはん)捻挫です。

内反とは?足の裏が内側に向く状態のことを内反と言います。

 

スポーツをしていた方なら9割以上の方が、負傷した経験があるのではないでしょうか?

また、スポーツをしていなくても普段の生活で何かにつまずき、グキッ!となったそんな経験がある方が

多いのではないでしょうか?さて、施術のポイントですが、急性期と慢性期では調整の仕方が変わります。

今回は、急性期の足関節捻挫について書いていこうと思います。負傷して1週間は急性期と言い

ハレ(腫脹『シュチョウ』)

熱っぽい感じ(熱感『ネッカン』)

このようなことがあることがあります。その時の処置方法です。医療系国家資格をお持ちの先生はご存知とは思いますので、

医療系国家資格をお持ちでない先生に向けてお伝えします。

腫脹、熱感がある場合はRICE(ライス)という処置が必要になります。何のこっちゃ?と思われますよね?

これは、救急処置法の頭文字を取ったものです。

・Rest(安静)

・Icing(冷却)

・Compression(圧迫)

・Elevation(挙上)

の4つの処置です。各々の詳しい処置方法は文面が多くなるためネットで検索してくださいね。そして、RICEをいつ行うの?

それは足関節の調整をした後になります。その方が結果的に

・改善が早くなる

・歳をとった時に他の部位に不具合が出にくくする為

です。

 

そして、調整のポイントですが、足関節を施術する上で重要になってくる関節があります。

それは、

・上下脛腓関節

・距腿関節

・距踵関節

です。

 

更に重症になりますと、

・距舟関節

・踵立方関節

・舟内側楔状関節

・舟中間楔状関節

・舟外側楔状関節、

・楔状骨間の関節

・楔状立方関節

要は足根骨を一つ一つ調整しなければいけません。

 

さて、話を戻しまして悪い状態の関節ってどんな感じなのかお分かりでしょうか?全身の関節共通なのですが

皮膚表面から触って、ゴツゴツした感じやモリッと出てる感じで、腫れている状態とは違います。

腫れている状態は水風船のようにぷよぷよしてます。

関節がゴツゴツやモリッとした感じの事をパーフェクト整体では、ホネホネ感と表現しています。

 

正常な関節ですと、ホネホネ感がなくスルッとしています。このスルッとした状態を目指し調整していきます。

では調整のやり方は?関節の調整は全身一緒なので、動きの硬い方(動きにくい方)を見つけ、

反対側の動きやすい方に誘導し2~3秒待って動きにくい方へ誘導する。これだけです。

 

ただし!超重要な注意点があります!急性期の場合は関節が緩いため、反応が分かりにくい事があります。

そして何より関節の動かす範囲です。その距離、なんと!ミリ単位です。自分の感覚では1ミリ以内です。

そして、手先で調整になりがちですが、体幹で調整します。

まとめ

急性の捻挫を調整する上での、重要な関節や調整方法についてご説明しました。

次回は、「足首付近の痛みについて(慢性期の捻挫)」についてお伝えしようと思います。

 

認定講師:吉田 大道