凝り固まった筋肉,ゴリゴリ押してませんか？

凝り固まった筋肉,ゴリゴリ押してませんか？

こんにちは、富山の認定講師吉田大道です。

本日はパーフェクト整体を学ぶ前の自分のことについて、書いて行こうと思います。

 自分はパーフェクト整体を本受講、再受講、個別レッスンとを受け、認定講師となりました。

 教える立場になって、受講者さんの中に自分と同じ資格を持つ柔道整復さん、ほかにもあん摩マッサージ師さん、

リラクゼーション系セラピストさんとマッサージ、もみほぐしの施術をされている方が参加されています。

マッサージ、もみほぐしの施術をされている方のお悩み

 休憩時間の雑談中に共通してボソリと話されることがあります。

 その会話の内容は、”強もみの方大変ですよね”

 これは、マッサージ、もみほぐしを受けに来られる方の中に、一定数強く揉まないと効果がないと思っておられる、 

又は訴えられている方がいるという事です。

「あ〜〜そんな人、いるいる。」そんな声が聞こえてきそうです。

強もみを好む方は、段階を経て強もみに移行します。

軽い力で緩む筋肉ですが、施術者が凝り固まっているところを見つけると、強く押さないとほぐれないと考えるので

必然的に強く押してしまいます。そうすると受けているお客さん（患者さん）的にはやられた感満載で、

効果が得られた！と感じます。ただ、だんだんと強く揉まないと効き目を感じなくなります。

 マッサージを施術に取り入れておられる方なら、あ〜〜〜わかる！と納得していただけると思います。

強もみが強もみを呼ぶ・・

 わからない方にもう少しわかりやすくご説明すると、

 マッサージをしていると、硬く凝り固まった部分があります。（無い方もいますが）

その硬い部分を見つけると、人間の本能とでも言いましょうか、強く押せば緩む！と思ってしまうのです。

 その理由として、自身が肩こりなどでマッサージを受けた際に、強く揉まれた時に楽になった気がしたから。

 相手にも同じことをしたら楽になるんじゃないか？と言う考えだと思います。

 これはあくまでも自分の持論なので、違う！そうじゃない！とお考えの方、是非お考えをお聞かせいただけたらと思います。

 そして、強く押された筋肉は施術中や直後は楽になったと感じますが、だんだんと、元に戻ってしまいます。

 そして、次回は、もっと強く押してもらわないと効果が出ないのでは？と考え、施術者に強く押してとリクエストします。

 何故、筋肉を強く押すとより硬くなるのか

 その原因は、筋肉の筋腹を押しているからです。

 どういうことかと言うと、筋肉の構造は、腱ー筋腹ー腱となっています。

 以前、上杉講師のメルマガでも書かれていますが、腱、筋には各々に受容器と言ってセンサーが付いてます。

 腱には腱紡鐘、筋には筋紡鐘、というセンサーがあります。

 腱紡鐘は押すと筋肉の緊張が緩み、筋紡錘は押すと筋肉が緊張します。

 そう！全く逆の反応が出るのです！

硬い筋肉をゴリゴリ押すと、一旦は緩んだ感じがしますが後からまた固くなるのです。

「こんなに弱く触ってるのに緩むんですね。」

この言葉、パーフェクト整体を学んでいない方が、初めて何かしらのパーフェクト整体の講座に参加された時に

必ず発せられる言葉です。 はい！必ずです。何を隠そう、自分もそうだったからです。

 パーフェクト整体を学ぶ前の自分は、深い所にある凝り固まった筋肉は、

同じく深い所まで圧を加えないとほぐれないと思い込んでいました。

 その結果、自分自身の体も力が入り、全身ガチガチになり、患者さんにも変な力みが伝わっていたと思います。

  そんなこと言っても、一定数強く押さないと満足しない方がいるから・・・

 確かにそうですよね。利用者さんの満足度を上げる為には、強もみの方の声もやはり聞かなくてはいけません。

 急に手法を変えるのも確かに勇気のいる事なので、段階を踏んで、最初はお試しで

「新しい技術試したいので」と患者さんにまずは体験してもらう。

そして、満足いかなかったら強モミで頑張る。 でも、強モミ施術してると疲れませんか？

省エネとまでは言いませんが、弱い力でも緩む実感を利用者さんが体感したら、最初は物足りなく感じても

こんなに弱い力でも緩むんですね、と言ってもらえるようになります。

 そう！受講者の皆さんと同じ反応なのです。 そんな技術を手に入れたくないですか？

まとめ

今回は、強もみのニーズとその弊害についてお話しました。

こんなに弱い力でも緩むんですね、と言ってもらえるパーフェクト整体。

パーフェクト整体では、オンライン動画で、色々やり方を発信していますが、肝心の圧力までは伝わりません。

 これは美味しそうなご飯を画面上で見ても、匂いまではわからないのと一緒です。ぜひ、勉強会等に参加して体感しに来てくださいね。

認定講師：吉田大道