股関節の症例<1>
股関節の症例<1>
こんにちは、富山の認定講師吉田大道です。
今回から8回にわたってテーマ「股関節」について書いて行こうと思います。
さて、ご存じのように股関節は歩行する際には、必ずと言って動く関節なので重要な関節です。
基本的な解剖学の知識は、小林先生のメルマガを参照していただければと思います。
・股関節の正常な状態とは?<1>股関節の構造
https://perfectseitai.org/
・股関節の正常な状態とは?<2>股関節の機能
https://perfectseitai.org/
今回はまず症例を分割して書いていきますね。
症例1:70歳女性
セレモニーの仕事で配送をしていたが、現在は仕事をしておらず主婦業
<初検時>
主症状:歩行時痛みがり、杖歩行しないと歩けない。
歩行時は、ペンギンが歩くようなヨチヨチした感じ。
買い物時はカートに寄りかかってじゃないと無理。5分から10分で休みたくなる。
可動域:仰臥位にて、股関節屈曲40度 外転30度 内旋10度 外旋10度
<本人談>
整形外科に行っても薬と湿布だけだし、挙句の果てには手術を勧められるので嫌。
当院に来られる前に通院していた他の整体では、痛いことをされ嫌になり、
良いところがないか探し歩き行脚していた。良くなったら仕事をしたい。
症例2:65歳女性 主婦
<初検時>
杖使用し跛行(トレンデレンブルク跛行)疼痛は少し訴えられる
関節可動域(ROM) :
仰臥位にて 屈曲40~50度で健足が上がってくる、伸展30度 外転20度 内転10度
<通院歴、本人談>
整形外科では股関節の変形と診断され、リハビリ等は特に無く湿布、投薬のみだったので、
近くの接骨院に通院。そこで少しは改善したものの、思うように歩行できずにいたとの事。
本人の希望では杖なしで歩行したい!
こんな感じのお二人です。似たような症状の方おられませんか??
まとめ
今回は、股関節疾患の症例をお二人紹介しました。
次回も引き続き股関節の症例をお伝えします。その後調整などのお話にも入って行こうと思います。
それではまた次回よろしくお願いします。
認定講師:吉田 大道