ショパール関節捻挫とリスフラン関節捻挫について
ショパール関節捻挫とリスフラン関節捻挫について
今回は、「ショパール関節捻挫とリスフラン関節捻挫」についてお伝えしようと思います。
足関節の捻挫で、重症の場合、ショパール関節、さらにもっと重症だとリスフラン関節の捻挫も
同時に起こしていることがあります。まず、ショパール関節ってどこ?下の図を参照してください
・距骨
・舟状骨
・踵骨
・立方骨
で構成されている関節になります。そしてリスフラン関節、
・内側・中間・外側の楔状骨3つ+立方骨
・中足骨
で構成されている関節になります。
足関節捻挫で重症の場合、両方の関節も捻っている場合があります。
多くは内反捻挫なので、内反捻挫についてご説明しますが、内反状態になると足の裏が親指側に倒れます。
更に捻じりの角度が多くなると、ショパール関節、リスフラン関節も同じく内反し、捻挫します。
・距腿関節捻挫
・ショパール関節捻挫
・リスフラン関節捻挫
を複合的に負傷すると痛みはもちろん、腫れも酷くなります。
骨折かも?と思い、整形外科へ駆け込み、レントゲン検査では骨には異常はない、ただ、痛みも、腫れもひどいし、
固定しますと言われ、そのまま固定されますよね?そうすると、レントゲンでは判断できない関節の歪みは
そのままになってます。自分は、パーフェクト整体を学ぶ前は柔道整復師(接骨院)として足関節捻挫を診ていましたが、
基本的な処置として、アイシング・固定、腫れが引いたら温めて、軽くマッサージぐらいしかしてませんでした。
しかし、基本的な処置だと、後々痛みが残ったり、年を取ったときに腰痛や、膝痛になったりする方が多いので、
やはり足関節の調整は必須です。経験上、舟状骨、立方骨の歪みが残っている事が多い様に感じます。(個人的な意見です)
特に立方骨は内反捻挫すると足底(足裏)に落ちている感触があり、調整すると激痛を訴えられる方が多いです。
激痛が良いのではないのですが、それだけ歪んだまま日常生活を送っていたという事になります。
なかなか治らない膝の痛みや、腰の痛みがある方、もしかすると足関節の捻挫が残っている可能性があるので、
調整されることをお勧めします。
まとめ
ショパール関節とリスフラン関節の場所の説明、そして経験を交えて処置についてもご説明しました。
次回は、「外反母趾」についてお伝えします。
認定講師:吉田 大道