施術の成果をしっかり出せないわけ(その1)
施術の成果をしっかり出せないわけ(その1)
今回は、「施術の成果をしっかり出せないわけ(その1)」についてお伝えします。
前回、筋肉の治療だけでは改善できない理由は、【 靭帯&関節包 】にある!とお伝えしました。
よ~し!じゃあ、靭帯&関節包を伸ばしてゆるめるぞ!え~い(グイッ)う~ん?もうちょっと引っ張るのかな?
え~い(ブチブチ)な~んてことしたら、確実に患者さんの膝を破壊しますよ!!
・早く治してあげたい
・早く成果を出せるようになりたい
という気持ちは分かりますが、焦ってはいけません。
だって、今、あなたが伸ばしてゆるめようとしているのは、どこなんですか?はい!ここ重要です!
今、施術しようと触っているのが
・筋肉なのか?
・靭帯・関節包なのか?
判別できますか?これが判別できないのにどうやって、靭帯・関節包がゆるんだ!ということが分かるのでしょう?
分からないですよね。カラダの深い層にある靭帯・関節包を感じ取るためには、まず始めに、浅い層にある筋肉の状態
走行・起始停止が分かることが必要不可欠です。
なぜなら、浅い層の筋肉の〈固さ・悪さ〉の影響を排除し、それでもまだ奥の方で〈固さ・悪さ〉が残ってる···
そうか !これが【靭帯・関節包】か!となるからです。だから、ここは腰を据えて浅い層の筋肉から
しっかり感じ取れるように勉強していきましょう!ということで、問題です!
【膝の痛み】で多いのが、膝関節の内側のトラブル。なので、まずは手始めに膝関節の内側の筋肉を描き分けてみてください。
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まとめ
施術の成果をしっかり出せないわけには、
今触っているのが、筋肉なのか?靭帯・関節包なのか?理解していないことも原因であるということをお伝えしました。
次回は、今回の問題の答え合わせと、「施術の成果をしっかり出せないわけ(その2)」をお伝えします。
認定講師:野々村 淳