透視検査法について
透視検査法について
見えません!あなたが見ようと思っているものは見えません!
今回は、パーフェクト整体の検査法、「透視検査法」についてお伝えしようと思います。
実際、身体の中が目に見えるのではありませんが、解剖学に忠実に、身体を検査をすることで、頭の中のイメージが
あたかも透視するように浮かんできます。実は、このイメージする力が、すっごい大事なんです。
前回もお伝えしましたが、指標となる、検査を身につけることで、効果のある無しを自分で判断できるようになります。
これができると、患者さんの「まだここが痛い」が気にならなくなります。
患者さんの痛みの訴えに一喜一憂するのではなく、自分の手の感覚が信頼できるようになり、次の一手を明確に
打てるようになるのが、パーフェクト整体の強みです。
よく、見た目のビフォーアフターで、こんなに変わりましたと、自分と患者さんを納得させるためだけに
やることがありますが、それとは全く別物になります。自信をもって今、起きていることを正直に伝えられるようなり、
なぜか、勝手に、次の予約も入れてくれるのです。
さらに、手の痛みの患者さん、関節の硬いところはどこでしょう?
手をつくと痛い。ばね指で曲がらない。なんだか知らないけど、手が痛い。いろんな、傷病名がありますが、
細かくなるので、一旦それは脇によけ、動いていない関節に注目します。
傷病名にかかわらず、やることはシンプルで、動いていない関節を見つけ出し、正常な動きをつけてあげること。
動かない関節はどこですか?
「それがわからないから苦労しているんじゃん!」と、昔の自分が言いそうですが、シンプルに考えてください。
腕を持つと健側と、患側、重たいのはどっち?悪い方はズッシリと重いですし、可動域も狭いでしょう。
左の手首がおかしいとすると、右の手首に比べ、手首の関節の隙間が狭いことに気がつくはずです。
では、肘はどうでしょうか?同じように、詰まっていて、隙間がない感じがするかもしれません。
森鎌認定講師が以前、詳しく書いてくれましたね。ここで、解剖学の知識が必要となるので、将来、パーフェクト整体を
学ぼうと思っている方は、今から少しずつでもいいので、筋肉の走行や骨格を勉強し始めてくださいね。
また、すでに学んでいる方もいろんな症状のある患者さんが来られるたび、プロメテウスアトラスなどの
解剖図鑑を開くことをおすすめしています。細かいですが、こうした小さな習慣の積み重ねが、数年後に大きな違いを
生み出すので、学びを継続して深めていきましょう。
手に戻ると、関節だけでなく上腕の筋肉の異常な緊張が見つかると思います。
見つかったら、すかさず、患者さんにインタビューし、原因を聞き出してくださいね。こちらでも、精一杯、
がんばりますが、日常的な習慣が原因であれば、それを控えてもらうことを伝えることも治療家の責任となります。
まとめ
今回は、パーフェクト整体の「透視検査法」について、検査の大切さを交えてお伝えしました。
次回は、実際の施術についてお伝えしようと思います。
認定講師:上杉 勉