肩こりの診断ポイント(2)関節の働きと硬さチェック
肩こりの診断ポイント(2)関節の働きと硬さチェック
今回お伝えしますのは、「肩こりの診断ポイント(2)関節の働きと硬さチェック」です!
突然ですが、関節の働きって何だと思いますか?さすが、そうです!
分かっていらっしゃる様子ではございますが、念のため(笑)
■ 関節の働き
<1> 運動
<2> 保護(内臓や脳)
<3> 緩衝(ショックを吸収する)
その中で実際に臨床で使うのは、
<1> 運動
<3> 緩衝(ショックを吸収する)
になります。
そして今回のテーマである「肩こりの診断ポイント2(硬さ)」で利用するのが、<3> 緩衝(ショックを吸収する)です。
緩衝:ショックを吸収する
この働きですが、骨と骨をつなぐ部分(関節)は、けっこう固い厚めのクリアファイルのような、
関節包とよばれる結合組織でつながっています。
この関節包の中は関節液という水で満たされています。
そして、骨同士が直接ぶつからないように刺激を吸収・分散する働きがあります。なので、この性質を利用して
■ 肩甲上腕関節の弾発検査
を行うことで、【 硬さチェック 】をします!
関節は緩衝作用があるので、関節の内側から押し返してくる感覚がないのが正常です。
・肩甲上腕関節が圧を吸収すればGOOD!
・関節の中側から押し返してくるときはBAD!
(仰臥位のお客様)肩甲上腕関節をベッドのほうにそーっと押していく。その際に、手の力で押さないこと。
手で押すと、左右で押す力が違うとわからないので、肘を伸ばして、自分の大胸筋にキュッと力を入れて、
自分の肩からグーッと押して行く感じで右と左を検査します。左右同じくらいの圧で、左右交互に押します。
そうすることで、肩甲上腕関節の情報を読み取ることができると思います。ぜひやってみてください!
ちなみにパーフェクト整体では肩に限らず、
この原理をもとに全身の関節について、硬さをチェックしながら施術をしています。
具体的なやり方を知りたい方は、オンライン講座「骨格診断・基礎のキ」をご覧ください。
サイトURL:https://perfectseitai.co.jp/lp/bone-basic/
また、実際に行ってみたけど、硬さの違いがよくわからない?という方は、
月に一度開催していますオンライン講座購入者限定の基礎のキ勉強会に参加されると良いと思います。
URL:https://perfectseitai.org/schedule_cat/course01/
ということで今回はこの辺で!
まとめ
関節の動きには、運動、保護(内臓や脳)、 緩衝(ショックを吸収する)の3つがあり、
肩甲上腕関節の弾発検査についてもご紹介しました。
次回は「肩こりの診断ポイント(3)肩甲骨の6方向の動き」をお伝えします。
認定講師:佐藤 潤