肩こり施術のコツ(1)関節のズレについて(そこだけ施術しない理由)
肩こり施術のコツ(1)関節のズレについて(そこだけ施術しない理由)
今回お伝えしますのは、「肩こり施術のコツ(1)関節のズレについて(そこだけ施術しない理由)」です!
今回と次回の2回に分けて書いていきます。
パーフェクト整体では、肩が痛いから、肩だけ見て、肩だけを施術する。ということは初診では行いません。
なぜかというと、人間の身体を全体で一つの構造体(家)とみているからです。
だからその家がどんな歪み方をして、その結果お客様が今訴えている肩の痛みとなっているか?
その原因を探り出したいからです。
たとえばこんなふうに考えてみましょう。
先日も例えに使った木造住宅(笑)
【家】
屋 根
↑
天 井
↑
2階柱
↑
2階床
↑
1階柱
↑
1階床
↑
基 礎
こんな構造だとイメージしてください。
そのうえで、今度はあなた自身をこんな風にイメージします。
【あなた】
頭・首
↑
肩
↑
背 骨
↑
骨 盤
↑
股関節
↑
ヒ ザ
↑
足
大丈夫ですか?? 少しだけお付き合いください(笑)
それでですね、今度は、【家】と【あなた】を重ねて考えてみます。
【家】【あなた】
⑦ 屋 根 頭・首
↑ ↑
⑥ 天 井 肩
↑ ↑
⑤ 2階柱 脊 柱
↑ ↑
④ 2階床 骨 盤
↑ ↑
③ 1階柱 股関節
↑ ↑
② 1階床 ヒ ザ
↑ ↑
① 基 礎 足
となります。
で、この2つのイメージを重ねてもらったところで…突如、地震が!!
すると家の ①基礎 がガクンと傾きます。今、あなたの頭のイメージにある家はどうなったでしょうか?
①基礎の傾きがその上の構造に影響を与えるのは間違いありませんよね?はい。
それに伴って、②→③→④→⑤→⑥→⑦と連動して、傾いたり、ズレたり、ねじれたりしそうですよね?
【家】で言えば、その傾いたり、ズレたり、ねじれたりする、それらが基礎や柱の《 接合部 》だし、
【あなた】で言えばそれらが《 関節 》です。
だから⑥肩の部位に、
「 肩こりが… 」
「 肩が痛くて… 」
「 五十肩なんですが… 」
と、そんな申告がお客様からあったとしても、本当にソコだけに、問題があるかどうか?
施術者が見極める必要があります。特にその症状に歴史があったり(慢性的なもの)
過去に、肩のみの施術を受けてこられて、ぜんぜん改善が見られなかったお客様だとしたら??
パーフェクト整体の解剖学的視点による考え方・見立て、そしてその施術法の重要性について、
理解していただけるのではないかな?と思っております(^^) ということで今回はこの辺で!
まとめ
身体の関節のズレを、家の構造を例えに使って、ご紹介しました。
次回は「肩こり施術のコツ(2)3つのポイント(肩ならココは必須)」をお伝えしたいと思います。
認定講師:佐藤 潤