股関節の正常な状態とは?<1>股関節の構造
股関節の正常な状態とは?<1>股関節の構造
今回は「股関節の正常な状態とは?<1>股関節の構造」について書いて行きます(^^)/
とっ その前に!これから出て来る、体の各部の名称のワンポイントアドバイス(^^)/
■ 大腿骨 → 骨盤から膝までの太ももの骨
■ 大腿骨骨頭 → 大腿骨の先の丸い頭の部分
■ 球関節 → 丸い骨頭と臼状の受け口関節
■ 寛骨臼 → 骨盤側の丸い骨頭の受け口
頭に入れてから読んでもらうとわかりやすいかと思います^^)
① 股関節構造
正常な股関節の構造を簡単に説明します。股関節の構造は、餅つきの臼と杵の関係です。
股関節は、外前を向いた、丸く、くりぬいた臼のような受け口に、球状の大腿骨の頭がスッポリとはまっている
典型的な球関節です。
大腿骨の頭は大腿骨に対して125度くらい曲がっている
この頭の曲がりが凄く厄介で、他の関節とは違い、検査や動きのチェックを凄くイメージしにくくし、
施術・操作イメージが混乱する原因が、この125度の頭の曲がりのせいだと思ってます(^^;)
そして、この頭の曲がり角は、年齢とともに(個人差はありますが)角度が変わって行きます。
125度の曲がり角が年齢と共に代謝して90度以下になると、上半身の重さに耐えきれず、
大腿骨の首の部分が骨折して転倒することもあるようです(–;)
転倒して骨折している、のではなく骨折して転倒している事も多いようです((゚□゚;)) 更に!
大腿骨の頭が股関節の臼に20度~30度前を向いてはまっている
もう一つ、検査・施術を更に難しくイメージしにくい物にしている原因がコレ!
つまり、大腿骨の頭が前方に捻れてはまっている状態です。なんか頭の中がゴチャゴチャになって来ますが(–;)
曲がって捻れているものだと理解して施術してください(^^;)
餅つきの臼と杵の関係とは?
股関節の臼の方を寛骨臼といいます。寛骨臼の淵は 関節唇といい、臼をより深く丸くしています。
股関節の接触面は、寛骨臼も大腿骨の頭も共に関節軟骨で覆われています。
そして、股関節は内側(深層部)から順に
■ 関節包
■ 靭帯
■ 筋膜
で覆われています。
自由度の高い動きのできる関節なので、関節包・靭帯・筋膜でしっかりホールドされているんですね(^^)/
大腿骨の頭が曲がっていたり、球関節で捻れて関節がジョイントしてたりと、いろいろ複雑な要素を持つ関節なので、
しっかりイメージ出来ないと思いのほか効果が出ない(–;) しっかりイメージ出来ると施術効果も上がりそうですね(^^)
まとめ
股関節の構造は餅つきの臼と杵の関係、そして検査・施術の際のポイントをご説明しました。
次回は、「股関節の正常な状態とは? <2>股関節の機能」についてお伝えしたいと思います(^^)/
認定講師:小林 俊彦