骨盤の診断ポイント<2>関節の状態と硬さのチェック
骨盤を診断する際のポイント<2>関節の状態と硬さのチェック
前回に続き、骨盤を診断する際のポイント2回目です。
今回は「骨盤を診断する際のポイント<2>関節の状態と硬さのチェック」についてお伝えしたいと思います。
その前に、、前回の、関節の状態として一番わかりやすい指標の答え合わせです。
・良い状態の関節
=どこが関節だかよくわからない状態
・悪い状態の関節
=ハッキリここだと主張している状態
それでは、本題に入りたいと思います。
仙骨に対してカンナの歯のようにガツンと出っ張ったPSIS(上後腸骨棘)(そして左右PSIS間はかなり狭い)
反対にPSISより後方にボコっと出っ張った仙骨(そして左右PSIS間はかなり広い)
このどちらも通常はパーフェクト整体で、腰痛といえば2、3回で良くなるのに、なかなか改善しないパターンがこれです。
とまあ、見た目でわかるくらいならある意味、調整の方向性に迷いはないのですが、そうでもない時にどうするか、、、
そんな時こそ今回のテーマである「硬さ」のチェックなんですね。
なぜなら!関節が硬いということは、関節本来の「重要な役割の一つ」を失っているということ。
その役割とは、体にかかる「衝撃を逃す」というとても重要なこと。
だから、関節が硬いということは役割を果たせていない「悪い状態」だということです。
じゃあ具体的に骨盤の固さをどうチェックするか?そりゃもう、至極カンタン(笑)
座位で後ろから関節を「押してみる」それだけです(笑)しかーーーーし、これがまた至極、出来てない(怒)
何ができてないかというと「ちゃんと骨を捉えていない」ということ><。
もうね、臀筋のチェックじゃないんだから>< 関節の硬さチェックなんだからちゃんと骨を捉えないと><
と、教えてて常々思うわけです>< とはいえ、とはいえ、、><(汗)
関節をちゃんと捉えることの難しさは、他の誰よりも知っているつもり。
そしてそれをただ闇雲に動かすのではなく、ミリ単位以下であくまで正しい位置に調整する、となると、、、
手前味噌かもしれませんが、これこそがパーフェクト整体の絶対的アドバンテージなのです!
まとめ
骨盤の硬さをチェックする時は、ちゃんと骨を捉えて、座位で後ろから関節を押してみる。
ということを今回はお伝えしました。
次回は、「骨盤の診断ポイント<3>関節の動きの指標」と題してお送りします。
認定講師:長井 克夫