骨盤の診断ポイント<3>関節の動きの指標
骨盤の診断ポイント<3>関節の動きの指標
2回にわたりお伝えしてきた、骨盤を診断する際のポイントも今回で最後です。
3回目は「骨盤の診断ポイント<3>関節の動きの指標」についてお伝えしようと思います。
と、その前に、、前回の「硬さ」の補足として、動かす以前にもう一つわかりやすい指標があって、
それは、、結合組織の「肥大化」とでも言いましょうか、私たちはこれを「ホネホネ感」と言っていて、
状態の悪い関節には必ずといって現れる体の防衛反応です。
ズレた関節があると体はこのまま使っていたら危険だと判断して、結合組織を盛って守ろうとするんですね。
骨盤では寛骨のPSIS周りが盛りっ盛りのことが多いです>< そしてちゃんと調整してあげると消えていってくれます。
某タレントが「筋肉はウソつかない」とか言ってますが(笑)結合組織はもっとウソをつきません(笑)
そして、今回の「動き」ここはちょっとワタクシ・・・毒つかせてもらいますよ(笑)
骨盤は動かない、とか言ってる人ほんとマジでいい加減にしてもらいたい(怒)
今すぐ勉強会なり実践会なりに来てください。手取り足取り教えてあげますから(笑)
もちろんガッコンガッコン動く関節じゃありませんけどね。
それでもこんなにはっきりと仙腸関節が動いてるのに、わからないなんて触ったことがないか(だとしたら問題外です)
やり方を知らないとしか思えない、、(涙)
そして、治療的には、これはもう究~極的に重要なことがあって、 関節の動きの指標は、
「動く」か
「動かない」か
ではなくて
「硬い」か
「柔らかい」か
に戻ってくるということです。
肩のようなはっきり動く球関節ですら、ちゃんと骨を捉えて、関節包内でのテンションの均衡をチェックします。
関節包とは、関節を最直近で包む超強力な膜、関節は関節腔という一定の狭い隙間があって、
可動領域に対してどこにも引っかからない状態で動けるから、正常の証として「痛みなく」動かすことができます。
関節を捉えて、そのミリ以下の関節包内での領域で一定かどうかをチェックする。
いいですか?「動く、動かす」って、こういうレベルの話なんですよ?
ROM検査とかモーションパルペーションとかそんな大甘レベルじゃない。
僕たちパーフェクト整体を使う者は、いつもそんな作業を関節と結合組織におこなって診ているんですね。
でなきゃ、永遠に治せっこない・・>< その上での動きなのです。
まとめ
治療的の際の関節の動きの指標は「動く」か「動かない」かではなく「硬い」か「柔らかい」かで診る。
そして、関節を捉えて、そのミリ以下の関節包内での領域で一定かどうかをチェックする。
ということを今回はお伝えしました。
次回からは、骨盤の施術のコツを3回にかけてお伝えしようと思います。
認定講師:長井 克夫