骨盤を施術する時のコツ3<腰仙関節>
骨盤を施術する時のコツ3<腰仙関節>
今回で骨盤を施術する時のコツは最終回となります。
前回の仙腸関節のあとは尾骨も調整して、座位での骨盤調整は終わり。
そして今度は、骨盤との関節に移ります。
座位の流れで調整できるのは腰椎との関節である「腰仙関節」
この腰仙関節、ま〜大概の人が間違っている関節でもあります(笑)
腰仙関節ど〜れ?って尋ねると、ほぼ高確率で、L5の棘突起と仙骨との間を指します。ちがいまーす(・_・)
L5の下関節突起と仙骨の上関節突起との関節が腰仙関節です。(間違ってたあなたは今すぐチェック!)
そして、模型でもなんでもいいのでよく見てください!
この1ミリもあるかないかの隙間を正しい位置に調整するのが、腰仙関節に限らず、関節の調整というものなんです。
もし、関節調整と称して派手に動かしているとしたら、、、一体何を調整してるんでしょうかね?(汗)
そして、腰仙関節がどうこう言う前にもう一つ大きな壁があって、、、「L5を見つけられない」・・・><
はい、すいません><何を隠そう、私も以前よく間違えていました(T_T)
そしてよく間違えるのがL4をL5と間違えてしまうこと。
腸骨陵を結んだ直線上にL4があるとか、PSISの間のちょっと下にS2があるとか、そんなのは健康で、
正しい姿勢で座れている人の話、ましてや腰が痛いと来られる患者さまは、もっと下がっているのが普通です。
そして腰痛の人のL4とL5の間がせま〜いのもよくある光景。
解剖書にある腰の図を頭に叩き込んだだけじゃまず見つけられません。
そして腰仙関節は体のバランスを取る重要な関節で、施術をしていく過程でも色々に動くため、
都度、チェックを入れたほうがいい関節です。焦らずに触診して特定してくださいね。
まとめ
L5の下関節突起と仙骨の上関節突起との関節が腰仙関節、そしてこの1ミリもあるかないかの隙間を正しい位置に調整する
これが関節の調整というものということをお伝えしました。
今回で骨盤を施術するときのコツについては終わり、次回は「腰が重だるい時や違和感がある時の施術ポイント」
についてお伝えしようと思います。
認定講師:長井 克夫