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協会公式ブログ

ひどい肩こりの原因と解消法(治し方)

ひどい肩こりの原因と解消法について解説します。最近、長時間のデスクワークで同じ姿勢のままパソコンを見ているせいか血行不良になって筋肉がガチガチの肩こりに苦しんでいる方が増えています。

ひどい肩こりの原因と解決法

特に、ひどい肩こり、慢性的な肩こりは、筋力が弱い女性に顕著です。肩こりは、放っておくと首こり・頭痛・耳鳴り・耳閉、目のショボショボ感などとして波及するのでしっかり治せるといいですね。最近、整体師さんからこんな質問がありました。「肩甲骨周りの硬結が1度緩めてもすぐ戻ってしまい満足できないです。どうしたらいいでしょうか?」この答えになることを書いてみます。

肩こりで、肩甲骨周りの硬結が1度緩めてもすぐ戻ってしまい満足できない

肩こりが筋肉疲労による一過性のものならば、通常のマッサージで楽になりますが、慢性化するとマッサージだけでは物足りない...そんなお客様が増えると思います。

肩こりの原因1:位置異常 = 肩甲骨が正常な位置にいない

肩こりがひどい場合、肩甲骨の位置が正常な位置からずれていることがあります。

肩甲骨の正常な位置は、整体師さんが患者さんの脇の下を腋窩に向かって軽く擦過した時に、肩甲骨がゴツゴツと感じない位置です。座位でも伏臥位でもいいので検査してみましょう。

問診で、

  • 交通事故に遭ったことがある
  • 自転車で転んで手をついた
  • 酔っ払って壁にドンとぶつけた

などというときは特に要注意です。

肩こりの位置異常を解消するセルフケア

整体師さんがせっかく緩めた肩周り。そもそも肩甲骨の位置がズレていれば、また患者さんの肩こりはぶり返します。そこで、整体師さんが緩めた状態をキープしたり、寝ている間に楽になるセルフケアを紹介します。

<就寝前のセルフケアのやり方:3ステップ>

ステップ1:仰臥位でゆっくり天井方向に胸を上げてベッドから背中を浮かし、両方の肩甲骨の間にシワを寄せる。

ステップ2:シワが消えないように、そーっと、ベッドに背中を下ろす

ステップ3:そのまま就寝

簡単ですね。こんなふうにしてもらうと、患者さん自身が肩甲骨を正しい位置に誘導してくれます。整体院での仰臥位の施術前にもこれを取り入れると緩みがより良くなりますよ。

パーフェクト整体には、肩甲骨の位置を正しい位置に戻す治療法があるのですが、パーフェクト整体の手法を知らない読者さんは、セルフケアとして活用してください。

あなたが整体師さんなら、いつもの肩甲骨周りの施術をしてセルフケアとしてこうお伝えしましょう。「夜、布団に寝た時に、胸を上げベッドから背中を浮かし、両方の肩甲骨の間にシワを寄せてから、そっと、ベッドに背中を下ろして就寝してくださいね」と。。

すると、ひどい肩こりがだいぶ楽に感じられ、すぐに入眠できるし、眠りの質が深くなります。

肩こりの原因2:動き異常 = 肩甲骨が正常に動かない

肩こりの原因を探る2つ目の方法を紹介します。

肩甲骨が胸郭の上で正常に動いている場合は、患者さん自身が立位で肘を伸ばして大きくゆっくり腕を回した時に、肩甲骨周りのどこも引きつった感じがないのが正常です。その様子を整体師の先生は、患者さんの後方から観察してみましょう。

でも、肩こりを訴える患者さんの多くは、肩甲骨上角・内角あたりの皮膚が動いていないはずです。

つまり、その部分が施術ポイントです。

ひどい肩こりの原因と解決法,第2・第3・第4肋骨を見つける目安とポイント

肩甲骨の上角の前を通り肩甲骨上縁の前を走るのが第2肋骨です。また、上角には第3肋骨が、内角には第4肋骨が向かっています。

イラストでご紹介したので、患者さんの第2、第3、第4肋骨を特定してから動きがあるかどうかを観察しましょう。また患者さんの背中が丸まっていると今書いた目安の位置と微妙に違うこともあります。その場合でも「う〜っ、、それ、それです」と言って訴えるので分かると思います。触診の参考にしてください。

そして、動きがない肋骨が見つかったら、その部分を上手に緩めることができれば、どんなひどい肩こりでも劇的に改善します。

まとめ

体は、

1、正しい位置で
2、正しく動いていれば

凝ったり苦痛を感じることはありません。ですから、いつも位置と動きを触診や目視でチェックして原因を特定しましょう。実は、パーフェクト整体は、位置を整え動きをつける手法を確立していることが強みです。

ですが、パーフェクト整体を知らなくても、原因を特定した上で目的意識を持って、今あなたがお使いの手法を取り入れるとロスがなく効率的に改善する可能性が高まります。

ぜひお試しください。