【整体肘痛】テニス肘がなかなか治らない?その原因と症状・改善ポイントを詳しく解説!
「テニス肘」と呼ばれる上腕骨外側上顆炎は、一度発症するとなかなか治らず、日常生活に支障が出てしまう方も多いです。講座生から、「上腕骨外側上顆炎(テニス肘)が上手く直すことができないのですが、なぜですか」と質問がありました。
今回は、テニス肘が治りにくい原因や症状について解説した後、パーフェクト整体での施術ポイントについてお伝えします。
テニス肘が治りにくい原因とは?
テニス肘が治りにくい理由としては、下記のようなことが原因と考えられます。
- 繰り返しの負荷:テニス肘は、手首を繰り返し使う動作によって、肘の外側の骨に付着している筋肉や腱に負担がかかり、炎症が起こることが原因です。この繰り返しの負荷が、炎症を慢性化させ、治癒を妨げてしまう
- 血行不良: 慢性的な炎症のせいで、患部の血行が悪くなり、栄養や酸素が十分に行き渡らなくなり、組織の修復が遅れ、治癒が遅れてしまう
- 神経の過敏: 長期にわたる痛みのせいで、神経が過敏になり、軽微な刺激でも痛みを感じてしまい、日常生活に支障をきたしてしまう
テニス肘の症状
テニス肘の主な症状としては、以下のものが挙げられます。
- 肘の外側の痛み:肘の外側を押すと痛みを感じたり、握力低下や物を持つ際に痛みが出たりする
- 手首を動かす際の痛み: 手首を回したり、物を掴んだりする際に痛みを感じる
- 夜間の痛み: 夜間、寝ているときに痛みで目が覚めることがある
テニス肘を悪化させないための対策
テニス肘を悪化させないため考えられる一般的な注意点は以下のようなことが挙げられます。
- 患部の安静: 患部を安静にし、痛みが出るような動作を避ける
- アイシング: 患部にアイシングを行い、炎症を抑える
- 痛み止め: 医師処方の痛み止め服用
- ストレッチ: 専門家にご相談の上、適切なストレッチを行い、上腕骨外側上顆につく筋膜の柔軟性を高める
- サポーターの着用: サポーターを着用することで、患部の負担を軽減する
どれも対症療法ではありますが、よく用いられる対策でしょう。
テニス肘の治療
医療的には、テニス肘の治療法として、以下のものが挙げられるようです。
- 保存療法: 安静、アイシング、痛み止め、ストレッチなどの保存療法を試みる
- 物理療法: 超音波治療や電気治療などの物理療法を行う
- 注射療法: 炎症を抑えるための注射を打つ
- 手術療法: 保存療法や他の治療法で改善が見られない場合、手術療法が検討される
パーフェクト整体での施術方法
ここまで一般的にはこう言われるということを述べてきましたが、パーフェクト整体のテニス肘に対する考え方をご紹介します。
パーフェクト整体創始者である私・片平は、体は、あるべきものが正しい位置にあって、正しく動いていれば痛みがないのが当たり前だと思っています。
例えば、捻挫で骨がズレても、正しい位置に戻して、正しく動けるようにすれば、その場で痛みが消え、腫れも日を追うごとに薄れていきます。
体重がかかる捻挫でさえも、そうやって回復できるのですから、肘だけが治らないというのは理論的におかしいです。
もちろん、痛めた筋肉が回復する期間として1〜2週間の休養が必要ですが、【正しい位置にあって、正しく動いていれば痛みがないのが当たり前】の原則に従い、解剖学的に正常な位置に誘導し、正しく動けるように操作できればテニス肘は改善します。
この記事は、講座受講生さんへの質問への答えなので、どの関節を正常な位置に戻して、正しく動けるように施術するかを書いておきます。
⚫︎肩甲胸郭関節
⚫︎肩甲上腕関節
この2つが緩んでいないと肘関節が反応しないので必須です。次に
⚫︎腕尺関節の隙間を調整して、過伸展の位置で上腕骨外側上顆と鉋状突起の隙間を均一にする
⚫︎腕橈関節の隙間を均一にする
⚫︎上橈尺関節→前腕骨間膜→下橈尺関節
ここまで正確に施術したら、下記の上腕骨外側上顆につく3つの筋肉の筋膜に癒着がないか確認し、癒着があればリリースします。
- 長橈側手根伸筋
- 短橈側手根伸筋
- 総指伸筋
これらのことをしっかり施術できれば、テニス肘は改善できます。
まとめ
今回は講座受講生向けの内容なので、他の整体の手法を行なっている方にはピンと来ないかもしれません。
でも、上術ポイントを正確に施術したら、施術後1〜2週間安静にして肘周囲の筋肉の回復を待てば、元通り使えるようになります。
上記の正常な位置に戻して、正しく動きをつけることができない場合は、
⚫︎その場では良くなっても翌日には症状がぶり返す
⚫︎症状がイマイチ軽減しない
などという反応がお客様から返ってきます。
そんな時は、お客様は医療機関に任せ、改善できるための腕を磨くことに力を入れましょう。
肘は、とても細かくて緻密な施術操作が必要な部位なので、中途半端な技術では完治は厳しく、腕の良し悪しをジャッジされる部位でもあります。
陰でたくさん練習して技術のレベルが上がり、きちんと上記の部分が治せるようになれば、テニス肘・上腕骨外側上顆炎を改善することができます。
この記事が、テニス肘の施術でお悩みの講座生の疑問の、答えになっていれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を書いたのは、パーフェクト整体創始者・片平悦子です。
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