初めての方へ

当協会は、お客様から「あと何回で良くなりますか」に明確に答えられる整体師を目指している方向けに、オンライン講座やリアル講座でノウハウを提供する活動をしています。
あなたには《なぜ？協会活動をしているか》を、先に伝え、そのあとで、あなたの話に入りたいと思います。
私（片平）が、今あなたに出会えたのは、子供のころ「父ちゃん」と呼んでいた父のおかげです。
「父ちゃん」は、福島の田舎の山間部で、集落が16件しかない農家に生まれ育ち、仲良しだけど、とっても貧乏な一家だったそうです。
長男だった「父ちゃん」は、当然、農家の後継ぎ。ですが、家族は8人、多い時で11人も同居していたので、家族を養うために「父ちゃん」は17歳で大工の道を選びました。
年中無休で、同僚の倍の時間働いて、苦労を重ねて、、、42歳で工務店を構え人を使うようになった「父ちゃん」。汗と木材の香りが混じった「父ちゃん」の香りが、私は大好きでした。
普段は無口な「父ちゃん」が、晩酌でお酒が回った時は別人のように喋り上戸になります。
「これからは、技術を身につける時代だ。技術は自分を一生助けてくれる。だけどな、、、技術で一人前になるには、人の２倍働いて、10年頑張らないとダメだ。普通に働くだけだと、雇われて給料をもらう人生になるからな」と口癖のように言っていました。
さらに２〜３杯、酒が入ると、、、「父ちゃん」は、ニヤッとしてこう切り出します。
「誰にも言うなよ。これは、父ちゃんが《紹介》で仕事ができる秘密だからな、、、」
私は、『またあの話だ...』と思いつつ「父ちゃん」の話に身を乗り出します。
「あのな、、家を建てることは、依頼主にとって一生一代の何千万円もする買い物なんだ。もし、身内が依頼主だったら、どうする？？　ああでもない、こうでもないと納得するまで、直接会って、話しを聞くだろう？いい方法はないかと知恵を絞るだろう？」
「だから、依頼主は他人だと思っちゃいかん。身内だと思って対応するんだ。新築すると家主は、必ず近所の人や親戚を集めてお披露目会をするんだ。で、、、依頼主はうれしくて、誇らしくて、ついみんなに自慢してしまうってわけ」
「わかるかい？　だ・か・ら・・「父ちゃん」は、いつも紹介で仕事ができているんだよ。でも、これは「父ちゃん」の秘密だから、誰にも言うんじゃないよ」
晩酌で、機嫌が良くなると、いつも父はこう話してくれたものです。
やがて、私が23歳になって、鍼灸・マッサージの世界に入りたいと言ったとき、「父ちゃん」は言いました。「一人前の技術者になるには、人の２倍働いて10年はかかるぞ。結婚はあきらめられるのか？」と。
私は、「はい」と言って父の言いつけを守りました。施術中はいつも『相手が身内だったら、途中で妥協したり、諦めたりしないだろう？』と言った「父ちゃん」の言葉を思い出して、25年間一生けん命、努力しました。
すると、「父ちゃん」が言った通り、紹介で新規顧客が来院する院になり、そのメソッドを伝えられるようになったのです。
ここまで、私が今《なぜ？》整体の仕事をしているかお伝えしました。