さて、さっそく話は変わりますが、自律神経の反射って面白いですね。ペットボトルをわきの下でギューッとはさむと、反対側の鼻づまりが治るって聞いたことありますか?以前テレビでやっていました。
パーフェクト整体をやっていると、患者さんの四肢を脇に抱えますよね。この秋は鼻づまりがひどく、
「こんにちは~。」が
「こっぢちわ~。」
になってしまうありさまでしたが、施術中、特に肩甲上腕関節の調整時に、すぅ~っと鼻が通ってくれて何度助かったことか。
女性の細腕だとあんまり・・、なのですが、50~60代の昔鍛えていた感じの男性の前腕部は本当によく効きます。ぜひお試しください。(^^お待たせしました。本題に入ります。
20年間ずっと腰痛に悩むお客様
20年来、常に腰痛があるという男性。60代前半。
あちこち固いですが、特に下部腰椎と右股関節がとても固い。4回目でやっと、朝痛くない日があった、という程度の改善しかせず、何かケガをしたことがないか聞いてみたところ・・
中学生の時にひどいしりもちをついて、右のお尻に注射された。以後右のお尻が固くなってしまったとのこと。
もしかしたら、これが右の股関節の異常な固さの原因かもしれません。
9回目まで一定のところを行ったり来たりの平行線(VAS 6)。毎回、関節の固さに泣きそうになります。
講座で習った筋膜リリースをしてみると
10回目:大腿部の筋膜リリースと、右臀部の注射跡とみられる硬さをいろいろ力加減を工夫してリリース。股関節の調整が結構楽になる。
11回目:表面の痛みはだいぶ取れたが、根っこの痛みは取れていないとのこと。下腿部のリリースと膝、足の調整。筋膜リリースをしておくと、膝と距腿関節の調整が楽なのを実感。
12回目:痛くない時間がたくさん出てきたとのことで、上半身も調整。実はこの方、とても理想的な前腕部をしていて、肩甲上腕の調整が楽しみだったのです!見事に僕の鼻づまりも良くなりました。めでたしめでたし。
筋膜リリースの感想
起始部と停止部のリリースは、とても関節調整の助けになるのを実感しています。が!最初はうまくできませんでした。
関節調整と同じで、正確な位置に手を当て、しっかりティシュプル。手が決まったら手先でやらず、体で持っていくというのが、とっても大事だとわかりました。
膜リリースは、関節調整の時より大きく動かすので、体を使う意識を高めるいい機会でもあると思います。
腱のところは、指先でガリガリやってしまったり、中途半端に硬いところを残すと後で痛みを出してしまうことがありました。気を付けたいです。
まずは片平先生のような早業をまねようとせず、少ない箇所でも正確にやっていこうと思っております。次回の深層外旋六筋とか、筋間中隔とか、とても楽しみです!
卒業生:H先生より
卒業生
こんにちは。筋膜リリースは出来てませんが、腱の緩め方が中途半端だった為、後から痛みが出てしまいました。以後、慎重にやり今のところ大丈夫ですがいい勉強になりました。
投稿者
そうそう、そうなんですよ。ひどいO脚のおばあちゃんとか要注意だと思います。
卒業生
片平
そうなんですね。中途半端は危険かもしれないです。みなさん、起始・停止のギリギリまで緩めることがなかなか難しいんだということがわかりました。解剖書とにらめっこしながら、そっと、でもしっかり緩めてあげてくださいね。
投稿者
正確にできるようになれば、関節調整と膜リリースは同等に強力な武器になる予感がします。解剖図を見る時間が増えました。ありがとうございます!
卒業生
片平先生こんにちは。私の場合は主に膝周辺の腱に行なっていますが、緩めた後は軽く楽になる反面、緩め方にバラツキがあった場合、3日後に緩みが足りない所に強い痛みが出てしまいました。慎重にしっかり緩めたいと思います。効果バツグンな感じがしています。
片平
ペットボトルを脇に挟むと反対側の鼻が通るんですね。今度試してみます。こんな風に投稿していただけると、また頑張ろうと思えありがたいです。感謝いたします。
A講師
またまた、臨床のご報告を頂き、本当にありがとうございます。キチンと正確に行う重要性、再確認させて頂きました。大変勉強になります。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございます。
投稿者