【整体 肩こり】肩こり改善のキモ「肩甲骨」の検査法と施術法
肩こりや首の凝りや痛みに対し、肩・首の筋肉ばかりを追いかけて「取り切れない」と悩んでいませんか?
実は、臨床で結果を出し続けるためには、表面的な筋肉の硬さではなく、肩甲骨の滑走性(肩甲胸郭関節)や鎖骨の連動性といった、より深い構造的な評価が欠かせません。肩こり解消の全対応についてはこちらのブログ【揉んでも治らない「肩こり」を肩甲胸郭関節と鎖骨から紐解く根本改善の全容】について解説しております。
今回は、その全体像を踏まえ「肩甲骨」について深掘りします。目の前のお客様の「凝りや痛みが、なぜ改善しないか?」を解き明かすピースとして、ぜひ読み進めてください。
肩こりを整体で楽にするために必要な「肩甲骨」について、下記3つをお伝えしていきます。
- 肩甲骨を正確に触れるようになりましょう!
- 関節の3つの働きと、それを利用した、パーフェクト整体の検査の仕方
- 肩甲骨の6方向の動きと、肩甲骨の異常を見つける方法
目次
自分の肩甲骨を正確に触れてみましょう!
肩こりを改善するために、肩甲骨にフォーカスしてお伝えしていきます。文面だけの表現に限界を感じ、右の肩甲骨を↓の4つの視点から、写真を撮りました。
肩甲骨【 右・後面 】

肩甲骨の後面です。まずは自分の肩甲骨で下記の部位を実際に触れてみましょう。
- 上角
- 下角
- 内側縁
- 外側縁(触り慣れていない人はちょっと難しいかもしれません)
- 肩甲棘(根本から鎖骨につながるところまできちんと追ってみてください)
- 肩峰(だいたい肩の縫い目にあたるところにあります)
ちなみに、そのまま肩峰から前面に向かって、「肩鎖関節」は分かりますでしょうか?そして、どこからどこまで「鎖骨」でしょうか?触れましたか?
前面、頭側、足側と他の視点からもご覧ください。
肩甲骨【 右・前面 】

肩甲骨【 右・頭側 】

肩甲骨【 右・足側 】

あなたが、実物大の骨模型をお持ちでしたら、ぜひそちらで確認してください。3D(立体)で見ると、2D(平面)の解剖書やイラストと、だいぶ印象が違うと思います。
奥行きや角度があるんです。当たり前だと思われるでしょうが、パーフェクト整体の本講座の受講生もそうですが、基礎のキ勉強会にいらっしゃる参加者さんも、実は、全部しっかりと触れられる人は少ないんです。
ですから、あれ?っと思われたら、骨模型、ご自身の体でじっくりと確認して触り慣れてほしいです。
ご自身で触れられないということは、お客様のお身体でも当然ですが触れることができません。
解剖の筆記試験が満点であっても、実際のお身体で触れるというのはまったく別のお話。意識して触る練習が必須です。こればかりは地味〜な訓練のみ。でも、基礎がとっても大事です。それが正確な診断につながっていきます。
パーフェクト整体は、関節がショックを吸収するかどうか、弾発検査をしながら施術する
関節の働きは、<1> 運動、<2> 保護(内臓や脳)<3> 緩衝(ショックを吸収する) です。
その中で実際に臨床で使うのは、
<1> 運動 と <3> 緩衝(ショックを吸収する)
になります。
関節は、けっこう固い厚めのクリアファイルのような、関節包とよばれる結合組織でつながっています。この関節包の中は、関節液という水で満たされています。
そして、骨同士が直接ぶつからないように、刺激を吸収・分散する働きがあります。なので、この性質を利用して肩甲上腕関節の弾発検査を行うことで、【 硬さチェック 】をします!
関節は、緩衝作用があるので、関節の内側から押し返してくる感覚がないのが正常です。
- 肩甲上腕関節が圧を吸収すればGOOD!
- 関節の中側から押し返してくるときはBAD!
関節の緩衝作用を利用して、肩甲上腕関節の硬さをチェックしてみよう!
仰臥位のお客様の肩甲上腕関節を、ベッドのほうにそーっと押していく。その際に、手の力で押さないこと。手で押すと、左右で押す力が違うとわからないので、肘を伸ばして、自分の大胸筋にキュッと力を入れて、自分の肩からグーッと押して行く感じで右と左を検査します。左右同じくらいの圧で、左右交互に押します。そうすることで、肩甲上腕関節の情報を読み取ることができると思います。ぜひやってみてください!
ちなみにパーフェクト整体では肩に限らず、この原理をもとに全身の関節について、硬さをチェックしながら施術をしています。
肩甲骨は、天宗(てんそう)のツボを中心にした6方向の動きがある
正常な肩甲骨は、いい加減に動いているわけではなく、肩甲骨の中央、鍼の「天宗※(てんそう)」のツボが動きの中心です。※写真の肩甲骨・ネジの位置
肩甲骨は、常にその中心を通過するようにして、6方向
- 挙上 ←→ 下制
- 内転 ←→ 外転
- 上方回旋 ←→ 下方回旋
と動きます。

肩甲骨の異常を見分ける方法は、伏臥位で体側から腋窩にむかって手を擦過して、
○ 正常:肩甲骨が触れない
× 異常:外側縁が触れる
と判断できます。もし、そこで異常と判断できたら、今度は仰臥位になっていただきます。(伏臥位だと軟部組織の動きに惑わされて正確に検査できないため)
さきほどの《 肩甲骨の動き:6方向 》を基準として、お客様の肩甲骨を下からしっかり持ちます。しっかり持ちながら各方向へ動かして、動かない方向を見つけたらそちら側が正しい位置です。

これで、お客様の
- 肩甲骨に異常があるか?
- どの方向が正しい位置か?
を、見分けることができると思います。ぜひやってみてください(^^)
まとめ
今回は、整体師が肩こりを改善するのに必要な肩甲骨について
- 肩甲骨に正確に触れるか
- 関節の動きには、運動、保護、 緩衝の3つがあり、緩衝を利用した肩甲上腕関節の弾発検査の仕方
- 肩甲骨の6方向の動きと、肩甲骨の異常を見つける方法
をご紹介しました。
具体的なやり方を知りたい方は、オンライン講座「骨格診断・基礎のキ」をご覧ください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師・佐藤 潤です。

【あわせて読みたい】
今回解説した内容は、肩こり解消のための「重要なパーツ」の一つ【肩甲骨】です。
もしあなたが、揉んでも治らない頑固な肩こりを根本から解決したいと願うなら、「鎖骨」と「肩甲胸郭関節」の機能を網羅した、さらに一段深い全体戦略を知っておく必要があります。
これら全ての要素がどう繋がり、どう施術に落とし込まれるのか。その全容を以下のメイン記事にまとめました。現場で「最後の砦」として信頼される施術家を目指す先生にはお役に立てると思います。
▼【技術の核心】根本改善の全容はこちら▼
【整体 肩こり】揉んでも治らない「肩こり」を肩甲胸郭関節と鎖骨から紐解く根本改善の全容
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