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整体法上達のコツ:骨模型を活用して肩鎖関節が施術出来るようになる方法

整体師になるために整体学校へ行ったり、スクールに通ったりする人が多いと思いますが、整体師になった後は、どのように技術を深めていくのでしょうか?

仕事をしていると、ほぼ必ず出会う五十肩のお客様。初心者には難易度の高い疾患だと思います。

五十肩を施術するポイントはいくつもありますが、そのうちの一つ、肩鎖関節は、わかりにくいけれど重要な関節です。

この関節をマスターするには、どうしたらいいのか。今回は、独学で学びを深めていく方法の一つを提案します。

整体師が、肩鎖関節の施術法をマスターする方法

 さて、今回は、パーフェクト整体®︎本講座で受講生さん達に毎回、必ず、おおいに質問される場所のひとつ、「肩鎖関節の手法」について書きます。

整体師のための肩鎖関節の操作法

そもそも肩鎖関節がわかりにくい

どこにグミ(関節包)が挟まってるの?

手法をかける軸の方向がわからない。

この方向で前...裏側にテンションがかかるのか理解できない。

等など、受講生さん達に質問攻めにあいます。

受講生さんは、動画で予習して来ているのに、テキスト・骨格模型を見ながら、あーだこーだ説明しても、受講生さん達の顔は曇ったまま…なかなか笑顔はもらえません。

 確かに、普段の施術で触ったり意識したこともない関節を調整しろと言われても、理解できませんよね。

 そんな私も受講生時代、理解するのにかなり時間が必要でした。

新しい整体法を練習する第1段階は、全身骨格模型に手法をかけること

 ここで!必須アイテム登場!

そんな時に大活躍してくれるのが、全身骨格模型です。整体師の練習第1段階:全身骨模型に手法をかける

 全身骨格模型を相手に手法をかけると、なんと!肩鎖関節の前...裏側テンションがかかります。

 私が骨格模型相手に手法をかけて、受講生さんに前・横・後・裏側に指をあてて、テンションを感じてもらうと、やっとスッキリした表情に変わって納得されます。

 「おっ!コレは!キテる!」こんな感じでしょうか?

 理解できた瞬間ってなんかスッキリ嬉しいですよね。

 パーフェクト整体の手法を学んでいくと、「なんで?」「どうして?」と疑問に思うことがあると思います。

 理論・理屈がわからないと頭に入りにくい時ってありますよね。 ですがとりあえずテキストに書かれた通り、コツもけいに手法をかけてみる! 

 

 

 

 

 整体の手法を勉強するときに大事な心構え「守破離」

なんか難しい言葉が出て来ましたね。これは、柔道や古武道などを学ぶときの心構えです。パーフェクト整体でもこの心構えを大事にしています。

ちなみに、自分も整体法のDVDは、大きなダンボール1つ分持っています。

でも、いくらDVDを見てもできるようにはならなくて、パーフェクト整体に救いを求めました。

そこで気づいたのは、技術は知識を得ただけでは上達しないということでした。

DVDで知識を得るのは、まさに、畳の上の水泳状態だと言われ、妙に納得した記憶があります。

知識を得るのは大事だけど正確に、考えずに、体が動いて手法をかけられるようになるには、練習が必要なんです。

毎日、整体の仕事をしているんだからDVDを見れば美味しいとこどりできると思っていた甘さを思い知らされました。

ということで、新しい整体技術を練習するときは「守破離」(シュハリ)が大事で、守ると早く上達できますよ。

整体師が、新しい技術を学ぶ時は「守破離」が大事

さて、「守破離」(シュハリ)とは?何でしょうか?

守(シュ):

学ぶ=まねぶ、とにかく真似る、技・型・教えを言われた通りにやる。

この技術で、創始者は何を目的として行っていたか?その心境がわかるまでは、言われた通りに徹底的に真似る。

破(ハ):

徹底的に真似ることができたら、他で学んだことや他のやり方と組み合わせ、心技を自分なりに発展させる。

離(リ):

1つの流派「パーフェクト整体®」から離れ、独自の新しいものを生み出す。

本講座でパーフェクト整体を真剣に学び始めると、「なんで?」「どうして?」と疑問に思うことがあると思います。

理論・理屈がわからないと頭に入りにくい時ってありますよね。私もよくわかります。

ですが… 学び始めた今は、とりあえずやってみる!理論・理屈がわからなくても…とりあえずやってみてください。

やってみないことには前に進めないからです。

まずは「守破離」の「守」からスタートしよう!

学ぶ=まねぶ、とにかく真似る言われた通りにやる。

この技術で創始者は何をしていたのか?心境がわかるまでは言われた通りに徹底的に真似る。

今までの自分な理の整体経験から「なんで?」「どうして?」この方がいいんじゃないか…など、いろいろ考えてしまいますが。

それで治らなかったから、講座を受講しているわけです。

だから、とにかく真似る、創始者の心境がわかるまで言われた通りに徹底的に真似ることが、技術上達の一番の近道になります。

とりあえず今はアレコレ考えて思考停止する前に、頭の中をリセットして新しい技術を素直に取り入れて行ってください。

まとめ

今回は、技術を学んで整体師になった後、学びを深めていくのに「守破離」の考え方が大事だという話をしました。

パーフェクト整体に限らず、どの手技でも同じだと思います。

また、パーフェクト整体のように骨格を操作する整体法では、全身骨格模型を使って、模型を相手に手法の練習をすることはかなりオススメです。

「肋椎関節」の操作法もなんで?って思うところですが、模型を相手にテンションをかけてみるとコツンっと圧が来ますので、理解出来ずに思考停止している方は練習してみてください。

 

この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師の小林俊彦です。
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