心ある整体師なら「もっとをお客様を良くしたい」 「今の施術で本当に結果を出せているのか…」そう悩むことも多いでしょう。
2012年からパーフェクト整体をお伝えしてきて、お客様の症状を根本から改善できるようになるには、実は明確なステップがあると確信できるようになりました。
今回はその成長の明確なステップについて伝えます。

整体師が技術を学ぶ時のマインド
どんなに素晴らしい手技を学んでも、「むずかしい..」「〇〇がわからない」と、他責でいると上達することはありません。
「なんとしてもお客様を助けたい」という気持ちがあることが、整体の技術が上達するための大前提です。
施術家・成長の4つの段階
整体の技術レベルをアップさせるには、段階的なプロセスがあります。今、あなたがどの段階にいるかを知ることで、次に取り組むべき課題が明確になります。
第1段階:体の理解を深める【知る】段階
人の体の仕組み、つまり解剖学や生理学といった基礎知識を深く学ぶ段階です。この広範で深い理解があって初めて、患者さんへの的確な質問(問診)や正確な触診が可能になります。
土台となる知識がなければ、その上にいくら技術を積んでも脆いものです。
第2段階:手技の「型」を覚える【技術習得】の段階
これは、多くの先生が最も時間とお金を投じる段階かもしれません。DVDやセミナーで手技の「型」を繰り返し練習し、習得を目指します。
「型さえマスターすれば、治療が楽になる!」と思いがちですが、残念ながら、型を覚えただけでは、お客様の症状を本当に良くすることは難しいのが現実です。
できれば、実際に治せる師匠について
- ティッシュプルの仕方
- 施術部位の固定法
- 力加減
- 調整角度
などを学ぶことで、術者の手指で根本原因がわかるようになります。
第3段階:相手に合わせられるようになる【わかる】段階
整体の「型」を覚えたら、覚えた「型」を聞かすための【極意】を、身につける必要があります。目の前のお客様の個々の状態に合わせて調整し、行えるようになるには、この施術の基礎力である【極意】を身につける段階です。
パーフェクト整体の極意は
- 親指だけでなく薬指を使う
- 脇を占めて施術する
- 大三広
- 丹田圧
- 股関節での操作
など、マニュアル通りではない、体幹での操作を、指導者にチェックしてもらって練習していきます。
これができると、一人ひとりの体の状態に合わせた「カスタム施術」ができるようになり、「効く」ものになり始めます。
第4段階:治せるようになる【できる】段階
この段階では、表面的な症状だけでなく、その奥に潜んでいる本当の「悪さ」にも気づくことができるようになります。
ほんのわずかな違和感も見逃さず、根本原因にアプローチできる施術が可能になります。「治せるようになる」とは、お客様が抱える症状を、本当に取り除くことができるレベルを指します。
「治せる」レベルに達すると、何が変わるのか?
一つの手技を「治せる」段階まで深く極めることで、施術家として大きな変化が訪れます。
施術回数の減少、患者さんの負担軽減
本当の悪さを見つけ出し、的確にアプローチできるため、良くなるまでの施術回数が劇的に減ります。これは患者さんの金銭的・時間的負担を大きく軽減します。
ストレスの激減
「治せない」という施術家としてのストレスが格段に減り、精神的にも安定します。
自然なリピート増
お客様が、改善を実感するため、結果としてリピート率も向上します。
新規集客が楽に!
改善したお客様からの信頼が深まると、クチコミや紹介が自然に増えていきます。 紹介やリピートは、一朝一夕には増えません。
しかし、手技のレベルアップ、特に「治せる」段階に到達することで、これらは着実に、そして安定的に増えていきます。そして一度上がった実力は、そう簡単に減ることはありません。
まとめ:技術習得は「急がば回れ!」
整体の技術を学ぶ時『一つの手技の習得に長い時間をかけるなんて、遠回りなのでは?」と、迷いを感じる先生もいるかもしれません。
- 思ったような施術結果が出せない
- 体力的にきつい
- 感覚をつかむのが難しい
といった理由で、つい他の手技に「浮気」したくなる気持ちはよく分かります。
しかし、私がこれまでに多くの優れた施術結果を出している先生方に話を聞いてみると、皆が同じように悩みつつも、一つの手技を深く極めることで、素晴らしい結果を手にされています。
この「遠回りに見える道」こそが、実は本当にお客様を救い、施術家として成功するための最も確実で近道な方法なのだと思います。
そしてパーフェクト整体は極めるに値する技術です。