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【整体足関節捻挫】足関節捻挫の急性期と慢性期の調整の仕方(パーフェクト整体の関節と筋膜の施術法)

今回は、急性期と慢性期の足関節の施術法についてお伝えしようと思います。施術のポイントですが、急性期と慢性期では調整の仕方が変わります。

急性期:負傷して1週間

慢性期:大体負傷してから半年 ~1年以上経過した状態。(医学的に、慢性期の定義は曖昧です)

急性期の足関節捻挫

急性期は、ハレ(腫脹『シュチョウ』)、熱っぽい感じ(熱感『ネッカン』)があることがあり、その時の処置方法です。医療系国家資格をお持ちの先生は、ご存知とは思いますので、医療系国家資格をお持ちでない先生に向けて、お伝えします。

腫脹、熱感がある場合はRICE(ライス)という処置が必要になります。これは、救急処置法の頭文字を取ったものです。

・Rest(安静)

・Icing(冷却)

・Compression(圧迫)

・Elevation(挙上)

の4つの処置です。各々の詳しい処置方法は、文面が多くなるためネットで検索してくださいね。このRICEをいつ行うの?それは、足関節の調整をした後になります。その方が結果的に、改善が早くなり、歳をとった時に他の部位に不具合が出にくくなるからです。

足関節を施術する上で、重要になってくる関節は、

・上下脛腓関節

・距腿関節

・距踵関節

です。更に重症になりますと、

・距舟関節

・踵立方関節

・舟内側楔状関節

・舟中間楔状関節

・舟外側楔状関節、

・楔状骨間の関節

・楔状立方関節

要は足根骨を、一つ一つ調整しなければいけません。

ホネホネ感がある関節を、1ミリ単位で施術するパーフェクト整体

さて、悪い状態の関節ってどんな感じでしょう?全身の関節共通なのですが、皮膚表面から触って、ゴツゴツした感じやモリッと出てる感じで、腫れている状態とは違います。

腫れている状態は、水風船のようにぷよぷよしてます。関節が、ゴツゴツやモリッとした感じの事をパーフェクト整体では、ホネホネ感と表現しています。正常な関節ですと、ホネホネ感がなく、スルッとしています。このスルッとした状態を目指し、調整していきます。

では、調整のやり方は?関節の調整は、全身一緒で、動きの硬い方(動きにくい方)を見つけ、反対側の動きやすい方に誘導し2~3秒待って動きにくい方へ誘導する。これだけです。

ただし!超重要な注意点があります!急性期の場合は、関節が緩いため、反応が分かりにくい事があります。そして何より、関節の動かす範囲です。その距離、なんと!ミリ単位です。自分の感覚では1ミリ以内です。そして、手先ではなく、体幹で調整することが大事です。

慢性期の足関節捻挫

急性期と慢性期では施術のやり方がどう違うのか?慢性期は、急性期で行った関節調整の前に、結合組織の調整が必要になります。なぜかと言うと、慢性期には、結合組織が、癒着して固くなっているので、関節を動かそうと思っても動かないからです。結合組織について、長井講師が説明しておられるので丸々拝借いたします。

結合組織とは

関節の一番深いところで繋ぐのが、「関節包」この関節包、とても強力で、クリアファイルくらいの厚みがあります。その上から次に繋ぐものが「靭帯」実はこの靭帯、後述する、「腱」「筋膜」と同じもの。

・骨と骨を繋げば「靭帯」

・骨と筋肉を繋ぐものが「腱」

・筋繊維を束ねて筋肉の形に包むものが「筋膜」

筋膜とは、筋肉の繊維を覆っている、スパイダーマンスーツのようなアミアミ状態の繊維です。よくわかりませんよね?もっと具体的に、わかりやすく説明すると、鶏肉の皮付きの肉の塊から、皮を剥ぐときに、肉と皮の間に、半透明で伸びる繊維がありますよね?あれが、筋膜です。その繊維が人間にもあり、筋肉だけではなく、全身を覆っています。

靭帯、関節包、筋膜は、担当部署が違うから名前が変わるだけで、実は全部、同じものです。

以上が長井講師からの引用部分です。

筋肉自体は硬くならない。硬くなるのは、筋肉ではなく筋膜である

慢性期とは、一般的に怪我をして、そのまま放っておいて凝り固まった時期の事を指すのではないでしょうか?では、何が凝り固まるのでしょう?関節が歪んだままで、周りについている結合組織(関節包、靭帯)が、捻じれた状態で癒着している状態になります。

皮膚表面から触ると、ゴリゴリというかゴツゴツした感じの事を言います。こういう状態のことをパーフェクト整体®︎では「ホネホネ感」と表現しています。更に、慢性期は筋肉も固くなります。

筋肉が硬くなる一つの要因は、関節の位置が正しい位置にないからです。関節の位置が正しくないということは、骨がズレますよね?骨についている筋肉は、過剰に引っ張られていたり、逆に過剰にゆるんでいる状態になります。正常な人間の筋肉は、筋肉同士バランスをとり、引っ張り合っています。関節が歪むことで、筋肉の緊張バランスが崩れ筋肉が緊張し硬くなります。

ここで、重要ポイント!「筋肉自体は硬くならない」実際に硬くなるのは、筋肉ではなく筋膜です。

その筋膜が、筋肉と筋肉の間で、よれて、捻じれて、硬くなるんです。なので、緩めるのはこの筋膜になります。もちろん、関節包や靭帯も同じ繊維なので、繊維を緩めることが慢性期の捻挫では必要になります。

パーフェクト整体の筋膜の緩め方は、捻じって、のばして、揺らす

短い繊維である靭帯と関節包は、捻じって伸ばすだけで、大丈夫です。

まとめ

今回は、

①急性期と慢性期の足関節の状態の違い

②足関節の施術で重要な関節

③パーフェクト整体の関節調整のやり方

④パーフェクト整体の筋膜の緩め方

についてお伝えしました。

おぉ!いいこと聞いた!と、いきなりご自身の感覚でやってはいけません。文面だけでは伝わらないからです。基礎のキ・勉強会に参加された全員の先生が、

・こんなに優しくていいんですか?

・こんなに繊細なんですか!

という感想を言われました。

やってみたい方は、ぜひ、パーフェクト整体の勉強会にご参加ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師・吉田 大道です。

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〒338-0002  埼玉県さいたま市中央区下落合2丁目5−3 辻村マンション301

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一般社団法人日本パーフェクト整体普及協会(略称:JPSA)

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