整体のお客様が「朝起きた時に足の痛みがある」と言ったらどのように対処されますか?
朝起きた時、足の痛みで歩けない!実は、本当に多い症状です。
目次
朝起きて歩けない時に痛む場所
足の痛みといってもいろいろありますが、特に最近、新規で来院される方の多くは、「朝起きた時に足の痛みがあり、直ぐに歩けない!」という方です。
痛む場所を伺うと
- 足の裏(全体的に)
- かかと
- 土踏まず
- 踝(くるぶし)
など、個人差があります。
足の痛みの原因:3つ
足の痛みの原因は、あくまでも私の経験からですが、、、
- 距踵関節または距腿関節のズレ
- 5本の中足骨の動きが硬い
- 足根骨の骨と骨との間の隙間がアンバランス
と、大きく3つに分けられます。
距踵関節または距腿関節のズレ
1の距踵関節または距腿関節のズレの場合は、関節がそれなりに動いていますが、スムーズにまんべんなく動いてはいませんので確認して見て下さい。
重症になると、特に距踵関節の外側がビクともしない方、多いです。(-_-;)
距踵関節or距腿関節のズレとは?下記2つのずれを指します。
- 距踵関節は、距骨と踵骨の間の関節
- 距腿関節は、脛骨と距骨の間の関節
特にここでは臨床でよくみられる、距踵関節のズレについて説明します。
私は、【パーフェクト整体】を学ぶ前は、距踵関節など知りませんでした。踵(かかと)は知っていましたが、距骨の間の関節など気にしたこともありませんでした。(-_-;)
でも、【パーフェクト整体】を学んでとても大事だとわかり、意識してお客様の足をチェックすると、、、💦 毎日の施術現場で距踵関節の重要性を実感しております。
かかと(踵骨)の形からの考察
かかとの骨模型などを見てみると、かかとの形は、地面に着くところが平らで無いことに気付きます。
なんと!? 構造上、内側に捻じれやすくなっています。そして、その内側に捻じれることが、距踵関節のズレにつながるんです。(あくまでも私見です)
また、かかとに付着している筋肉から考えると?・・・足底の筋肉の起始は、かかと(踵骨)から出ているものがとても多いです。
ですから、「朝起きて足の裏が痛い?」という時は???そうなんです。距踵関節が関係していることが、お分かりいただけると思います。
距踵関節のズレを治す対策は?
シンプルに考えれば?可能であれば、距踵関節のズレを、直接(手技で)正常な位置に戻すのがベスト。でも、手技で正常な位置に戻せない時は? ⇒ かかとの内側を意識し行動する。たったそれだけです。
かかとの内側を意識するとは?立つ、歩く時に、かかとの内側を意識して少し力を入れた状態で、立ったり、歩いたりすること。
さらに、座る時もかかとの内側を意識すると、足の痛みだけでなく、カラダのバランスが取れ、姿勢が良くなります。
かかとの内側は、座り方や座る姿勢にも影響を与えますので観察してみてください。
5本の中足骨の動きが硬い
5本の中足骨が動きが硬い場合は
- 第一楔状骨を押さえて、第一中足骨が動いているか?
- 第二楔状骨を押さえて、第二中足骨が動いているか?
- 第三楔状骨を押さえて、第三中足骨が動いているか?
- 立方骨を押さえて、第四、第五中足骨が動いているか?
を、確認して見て下さい。
重症になると楔状骨、立方骨-中足骨が1本の硬い棒のようになり、境目が無くなり、全然動かなくなります。
足根骨の骨と骨との間の隙間がアンバランス
足根骨の骨と骨との間の隙間がアンバランスといっても、特に
- 舟状骨と第一楔状骨
- 立方骨と第3楔状骨
ここの間の隙間が、アンバランスの人が多いです。
ここでのアンバランスとは?骨と骨との間の隙間が等間隔でないことを言っています。
舟状骨と第一楔状骨
例えば、舟状骨と第一楔状骨の間の隙間が、一定でない。
そのことが原因で、朝起きた時に足に痛みがあり、歩けない人がいました。
その時の施術ポイントは、舟状骨を押さえて、第一楔状骨が上下に動くかどうか?是非、確認して頂きたいです。
舟状骨は、がっちり押さえないと、舟状骨と第一楔状骨が同時に動いて、さも動いているような錯覚になります。
舟状骨と第一楔状骨の間は、平面関節ですので、上下↑↓(天井と地面の方向)に動かすことが可能です。
酷くない方は、「朝の第一歩は痛いですが、歩いているうちに痛みが無くなります」と口をそろえて言います。
立方骨と第三楔状骨
同様に、立方骨と第三楔状骨も同じように動かしてみて下さい。
上手くスムーズに、上下↑↓(天井と地面の方向)に動いていればOKです。
まとめ
朝起きて足が痛いお客様に、何をしていいかわからない時、トライしてみる価値あり!と思うことを述べました。
「足根骨など動かしてみたことがない?」という方も多いと思いますがこの機会に触ってみてほしいです。
骨と骨との間や関節がスムーズに動くことで、歩行が楽になり、あなたの大切なお客様が、朝の足の痛みから解放されえるかもしれません。
朝の足の痛みから患者さんを解放できれば、あなたの治療できる範囲が確実にグンと広がり、あなたの治療院の『強み』が、一つ増えたことになります。それは、お客様の笑顔に出会える機会も一つ増えたことになります。
【パーフェクト整体】の強みは、足先から頭蓋骨まで関節や骨の調整が可能ということです。
▶︎ パーフェクト整体に興味がある方へ
パーフェクト整体は、【ミリ単位・頭〜足まで・カスタム施術】で、全身のあらゆる症状の改善に対応できるので、目の前の患者さんを助けたい施術家の武器になる手法です。
気になる方は無料のメルマガに登録すると、7日間のメルマガ講座と9本のプレゼント動画で、パーフェクト整体の概要がわかります。
↓
メルマガ登録はこちらをクリック
この記事は、過去の認定講師の記事を転記したものです。文責:片平悦子
——————————————-
〒338-0002埼玉県さいたま市中央区下落合2丁目5−3 辻村マンション301
一般社団法人日本パーフェクト整体普及協会(略称:JPSA)
TEL:04-8679-6762
公式サイト:https://perfectseitai.org
営業時間:10:00 ~ 17:00
——————————————-
こんな記事もお役に立てると思います!