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【整体 足がつる】「ふくらはぎがつる」時の施術ポイントと見落としがちな隠れた原因

「足がつって困っています…」と整体院を訪れるお客様に、あなたはどのように対応していますか?

整体 足のつり ふくらはぎがつる

ふくらはぎのつりは、運動の有無にかかわらず、多くの方が経験する不快な症状です。

単にふくらはぎがパンパンになるだけでなく、昼夜問わずつったり、中には肉離れ寸前のような状態になっている方もいらっしゃいます。そうなる前に、いち早くお客様を楽にしてあげたいですよね。

この記事では、ふくらはぎのつりの施術ポイントと、意外と見落とされがちな「他の原因」について解説します。

ふくらはぎがパツンパツン!それはSOSサインかも

ふくらはぎは「第二の心臓」と言われるほど大切な部位です。しかし、運動習慣のあるなしに関わらず、ふくらはぎが常にパンパンになっている方が多く見受けられます。これは、単なる筋肉疲労ではなく、体のどこかに負担がかかっているサインかもしれません。

ふくらはぎのつりに関係してくる主要な施術ポイント

ふくらはぎのつりの施術では、まず以下の部位に注目して整えていきましょう。

  1. 膝関節・足関節・上下脛腓関節 ふくらはぎの腓腹筋が通過する、膝関節から足首にかけての連動性を整えることが重要です。

    具体的には、大腿脛骨関節 → 上脛腓関節 → 筋間中隔 → 下腿骨間膜 → 下脛腓関節 → 距腿関節 → 距踵関節の順に位置を整え、スムーズな動きを取り戻すように施術していきます。

    特に、下腿骨間膜にはインナーマッスル(後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋)が起始しているため、ここをしっかり緩めることがポイントです。

  2. 下部腰椎 意外に思われるかもしれませんが、下部腰椎(特にL4、L5)に問題がある場合も、ふくらはぎのつりを引き起こしやすくなります。

    経験上、この部分にアプローチすることで、ふくらはぎのつりが劇的に改善するケースも少なくありません。

    下部腰椎に問題がある場合、脛骨腓骨間の前面、特に脛骨寄りの部分を緩める施術が効果的な場合があります。

  3. 骨盤 アキレス腱の近く、つまりふくらはぎの下の方がつる場合は、体の重心バランスと深く関係しているため、仙尾関節や仙腸関節といった骨盤周辺の調整も重要になってきます。

見落としがちな足がつる「その他の原因」

上記の施術ポイントをしっかり押さえても、なかなかふくらはぎのつりが取れない場合は、以下のような複合的な原因が隠れている可能性があります。

これらも見逃さずにチェックし、アプローチすることで、より根本的な改善に繋がります。

  1. ミネラル不足

    マグネシウム・カルシウム・カリウム・ナトリウムなどのミネラルが不足:運動や発汗によって大量に失われ、特に熱中症の初期症状としても足のつりが発生することがあります。

    • 対策:バランスの取れた食事、必要に応じてサプリメントの摂取、スポーツドリンクなどでの水分・電解質補給。
  2. 水分不足

    体内の水分が不足すると、血液が濃くなり、電解質のバランスが崩れやすくなります。筋肉への酸素や栄養の供給も滞り、つりやすくなります。

    対策:こまめな水分補給。特に運動時や暑い時期、入浴前後などは意識的に水分を摂る。

  3. 冷え

    足元の冷えは血行不良を引き起こし、筋肉が硬直しやすくなります。特に就寝中に足がつりやすい方は、寝具や服装を見直す必要があるかもしれません。

    対策:湯船に浸かる、レッグウォーマーや靴下で保温する、足元を温める。

  4. 薬の副作用 一部の薬剤(降圧剤、利尿剤、喘息治療薬など)が、足のつりの副作用を引き起こすことがあります。お客様が服用している薬を確認し、必要であれば医師との連携も視野に入れる必要があります。

    対策:服用中の薬を確認し、疑わしい場合は医師に相談するようアドバイス。

  5. 疾患が原因の場合

    • 糖尿病: 神経障害や血行不良により、つりやすくなることがあります。
    • 腎臓病: 電解質バランスの異常を引き起こす可能性があります。
    • 甲状腺機能低下症: 筋肉の代謝に影響を与え、つりの原因になることがあります。
    • 脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア: 腰部からの神経圧迫により、足のしびれと共につりが発生することがあります。
    • 血管系の問題(閉塞性動脈硬化症など): 血流不足により筋肉への酸素供給が滞り、痛みやしびれ、つりを引き起こすことがあります。
      対策:重篤な疾患が疑われる場合は、医療機関への受診を促す。

まとめ:お客様と向き合い、真の原因を見つけ出す

「答えはいつも、患者さんが持っています」。まずは、腰から下の膜や関節にトラブルがないかしっかり診断・施術しましょう。

施術をしても症状がぶり返す場合は、見逃している部位があるか、あるいは上記のような隠れた原因があるかもしれません。

きれいに整えたのに症状が戻ってしまう場合は、患者様への身体の使い方や生活習慣に関する具体的な指導も重要です。

今回ご紹介した内容を参考に、多角的な視点から施術とアドバイスを行い、患者様が本当に楽になるようサポートしてください。

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この記事は、元、認定講師の記事に加筆したものです。文責:片平悦子

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