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オンライン講座今回は講座生A先生の臨床報告です。
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【整体足の痛み】左踵骨・立方骨・第５中足骨の痛み、レントゲンを見て驚きました・・
目次
症状：３年前に左踵を粉砕骨折して、手術して繋げたけど痛い！
紹介する患者さんは、62歳女性：３年前に左踵を粉砕骨折して、手術して繋げたそうです。それ以来、左踵骨・立方骨・第５中足骨が痛むとのこと。膝や腰も痛むけど、一番は足。
良くて10分、悪くて5分おきに立ち止まりながら歩いてたようです。なぜ立ち止まるかと言うと、踵から徐々に膝にかけて痺れてきて、それが右にも移行するようです。
左足は、痛むのに完全に外体重。内に少し体重移動をして立ってもらうと、外果から腓骨に沿って強い痛みがでます。腓骨に痛みがでるから、左だけ自然と外体重で立つようになってます。
調べてみても、外果と踵骨の境がほとんどありません。そして一体化してるように全てが硬い。
自分の頭の中は完全に？？？となり、形がイメージできませんでした。なので、「もしまた、レントゲンを撮るようなことがありましたら、コピーをもらってきてもらえませんか？」と伝えておきました。
約６ヶ月、施術させてもらい、できることはやってきました。
施術経過
この患者さんは、全身色々と問題あるので、全身施術をしています。足の痛みについてはほとんど変わってませんけど、膝と腰の痛みが実感できるくらい変わってきたと言い、悪くて20～30分、良いときで１時間は歩けるようになったとのことです。
ただし、手に荷物を持ってるときはあまり調子よくないようです。足は何が原因なのかと考えてました。
いくら施術しても緩む気配はないし、痛みの変化もありません。
レントゲンを見てびっくり
すると先日、レントゲンのコピーを持ってきてくれました。
レントゲンを見てびっくりしました。
僕の問診不足もありましたけど、３年経ってるので、もうボルトは取ってるのかと思ってました。しっかりボルトとプレートが写っているではありませんか！でも一番見たい外側からの写真はありませんでした。
プレートと外果の隙間がなさ過ぎるように感じたのですけど、レントゲンで見るとそうでもないような気もしますが、外果から踵までが一つにしか感じないのです。プレートの上にまた骨があるのではないかと思うほど段差ゼロです。
中途半端な説明になってますけど、これに関してはどうしようもない部類に入ってしまうのでしょうか？
舟状骨や立方骨はまだなにかできると思うのですけど、全く反応してこない状態です。もっと精度を上げなくてはとは思ってますが、ボルトとプレートが入ってる状態ですと、ある程度までしか痛みは取れないですか？
なにか情報が不足してるようでしたら、また書きます。こんな感じの人がいますってことでした。よろしくお願いします。
B講師より
症例報告をして頂き、ありがとうございます。
当院の場合は、腓骨にボルトが入ったままという患者さんが来院されていますが、ボルトが入っている以外のところを治療しています。A先生が書かれているように主訴でないところの変化が出ます。しかし、腓骨の冷たい感じや痺れの変化は出ません。
今回のA先生の患者さんに対しては、A先生の技術の精度を上げることよりも、現時点で変化が出ていないところがあれば、致し方ないという感じがします。秋本先生の技術レベルを知っている私の意見です。
変化が出るところは、改善の余地があります。半面、そうでないところは、現時点でボルトが入っている状況では致し方ないということです。
アドバイスにならずにすみませんが、感想を書かせて頂きました。
レントゲンを見るとボルトの数、半端ないですね。粉砕骨折納得です。貴重なレントゲンの写真までシェアして頂き、本当にありがとうございます。
投稿者勉強になるアドバイスありがとうございます。
踵骨は別として、そのまわりはまだなにかできると思いますし、３年も経ってるので動きがつくまでに時間はかかると思ってます。まわりがどれだけいい状態になれるかをポイントにして続けていきます！ありがとうございます。
片平よりボルトが入っているのは踵骨だけのようですね。もしかしてこの患者さんは、左足の外踝が右足に比べて下がっていませんか？もし下がっているなら上方へ動かして操作をすると変化がありそうです。足底板を使用するのも一方法かと思います。
投稿者片平先生、下がってるも下がってまして、踵骨の方に向かってくっついてるくらいな状態です。少しでも動くようになるのかなと思いながらも、把持するところから苦戦してます。
足底板とは中敷きのことでよろしかったですか？持ってるようなのですけど、なかなか合うのがないようで、これも困ってるところです。
もう少しまわりに集中してやってみます！ありがとうございます。
A認定講師より
写真を見ましたが、内固定が腓腹神経に触れているために起きているかもしれません。私が病院勤務時代にも踵骨骨折のオペ後で同様の症状を訴える人がいましたが、これだけの数のボルトが埋まると神経の走行を回避出来ているか疑問です。
年齢的にも内固定を抜去する選択はなさそうですので、固定が当たっているのが原因だとすると難しいかもしれません。
事前にこのような説明をしてあげて、片平先生やB先生のアドバイスをもとに施術していけば、改善の余地はまだまだありそうですが、もし先生がやっても変わらなかったらどこかで踏ん切りをつけてあげることが、患者さんにとっては救いになるかもしれません。
「もしかしたら」という思いであちこちの治療院を流れ回っていくのは本当に気の毒ですよね。
投稿者僕は医者ではないし、手術についての知識が皆無なのですけど、踵骨粉砕骨折のオペだと靭帯を外して戻すみたいなこともするのですか？
書き忘れてしまいましたけど、そのような説明も事後報告としてあったそうです。踵腓靭帯とかなにか関係あるのかと考えたりしながらやってます。
A認定講師より
踵骨のオペの際に、侵襲を抑えるために傷口を出来るだけ小さく切開するときに、踵腓靭帯を剥がしてから固定することがあるそうです。
そのような場合は靭帯も通常の状態とは違った、貼りついたような硬さになるのでマッサージなどをしてから腓骨操作した方がいいかもしれません。
投稿者ありがとうございます。謎がまた一つ解けたとともに、方向性が見えてきました。続けていきながら、それでも変わらないとこにきたら、踏ん切りをつけることも視野に入れていきます。アドバイスありがとうございました！
まとめ
パーフェクト整体の講座生さんたちは、こうして様々な疑問・質問をグループ内でやり取りをすることができます。これって、自分が持っていない他の先生方の知識や経験を共有してもらえるので本当にありがたいですよね。皆様の頑張りや努力が素晴らしいなと思っております。
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この記事を書いたのは、パーフェクト整体創始者・片平悦子です。
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