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整体で困った時に読むブログ

【整体四十肩】四十肩と結滞動作の施術後、お客さんからの「まだちょっとつらいんですけど‥」に応えられる方法

今回は、セラピストさん向けに、四十肩と結滞動作の、ちょっと良い話についてお伝えします。

シチュエーションとしては、施術後にお客さんから「ここがまだ、もうちょっと・・・」とか言われちゃって、「時間来てるんよ、次のお客さんいるんよ!」と内心、焦っているあなた。気持ちよく仕事の区切りがつけられるのとそうでないのとでは、日々のストレスが段違い!ちょこちょこっと、シメの一手みたいな感じでできて、それなりに効果があって、お客さんに納得してもらって帰っていただければ、どちらもハッピー!ということで(笑)

四十肩になりかけのとき、回復期のときにできること

四十肩は、ひどい人だと症状が一年続くこともザラ。とはいえ、治らない四十肩はなく、いずれ自然に治癒していきます。しかし、夜うずくように痛い、夜間痛も伴ったりと、本人にとっては地獄のような苦しみです。四十肩の場合はまず、今どのような時期かを見極める必要があります。四十肩になりかけなのか、もう急性期真っ只中なのか、底を打って回復期に向かっているのか。

まず、急性期の場合は、もうバリバリに炎症起こしてる状態だろうから、やることはこれ一択!何もしない、「治る邪魔をしない」。手法で治そうなんておこがましい話です。良かれと思ってマッサージやらなにやらすると多分、悪化させます。なんなら骨折した時のように、三角巾で吊るしていた方が早く炎症が収まるでしょう。(だって肩には腕そのものが負荷でしょうから)

問題は四十肩になりかけのとき、回復期に向かっているとき。このときに適切なことを行えば、トータルとしてより早く四十肩から回復できるというわけです。

目的は上腕骨頭を肩甲骨の受け皿に対して、圧縮、開く、回旋をして痛みの軽減があるかをみます。

・圧縮する場合

仰向けの患者さんの手首をしっかり固定します。そして患者さんに肩を下げてもらいその固定された腕に対して圧縮をかけます。

・開く場合

横向きの患者さんの上腕を肘の近くで持って、肩をビールの栓抜きみたいに開きます。

・回旋の場合

これも患者さんは横向き、肩の軸をズラさないように内回し、外回しを行います。

どの動作も都度、具合を聞きながらやって下さいね。軽減する位置が見つかったら90秒ほど維持してみてください。逆に痛いと言われたら絶対にやらないこと!とはいえ、これは本当に初期か、回復期の最後らへんで効果があるものです。急性期への移行期、急性期からの脱却期、このキワキワなところが一番重要で、そこでいかに治る状態に近づけるか。そうそう、治すとは。さっきも言った「治る邪魔をしない」ことと、「治る環境を作ること」だと僕は常々思っています。

結滞動作がしにくいときにできること

結滞動作とは、帯を結ぶ動作。つまり腕を後手に回して、前腕を回内(内回し)し、肘を曲げる動作で、女性の場合だと下着をつける動作がこれにあたります。

引用:https://ribabili-illustration.com/2018/11/23/156/

まず、後ろに手を回せない方の肩は、概ね上腕の骨頭が、この動作中に前に出てくるはずです。(回せる方と比べてみてね)そこで、反対の手の四指で骨頭を外方かつ後方にテンションを掛け、動作中に骨頭が出てこないように制限を掛けてください。そして腕を内に回し、おもむろに背中に回すと最初よりも全然行きやすくなっていればOK!

で、次は、前腕の回内促進として手のひらを上にして、内半分(屈筋群)を手羽先の肉を骨からはがすようにしごいてあげて、

さらにさらに、肘の屈曲促進のために、二の腕(上腕三頭筋)を肘に向かって寄せなから何回か曲げ伸ばし、この三つを三回ぐらいやってあげて前より可動が広がったらそれでよし!

言っておきますが、腕を後ろに回すと激痛の肩が、これで良くなるはずがありませんからね(苦笑)ようは着目点。もし、がっつり改善したいなら当協会の本講座へどうぞ!

患者さんの体が、自ら修復していくのを助けるのが、パーフェクト整体

手法で治そうなんておこがましい、と言いましたが、そもそも人の手が治すなんて、そこからしておこがましい!

「治る環境を作ること」「治る邪魔をしないこと」

で、患者さんの体が自ら修復していくんです。具体的に治る環境とは、私たちの役割では、体の構造的な領域、つまり「あるべき位置、状態に戻す」ということ、そして、いつまでも良くならない人は、自力じゃ戻れない状況にあるんです。その解決策としてあるのがパーフェクト整体。

頭蓋骨調整 顎関節症 めまい

もちろん、戻せる状態にないところまで行ってしまったものは手に負えません。(それは医療の役割です)

まとめ

今回は、

①四十肩の炎症が強くないときにできること

②結滞動作がしにくいときにできること

③患者さんの体が自ら修復していくために「治る環境を作ること」「治る邪魔をしないこと」

についてお伝えしました。

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お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師・長井克夫です。

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