【整体 股関節痛】歩いていて急にピキッと痛くなる股関節痛の時にチェックする3筋とは
整体で歩くとピキっと痛くなる股関節痛のお客様がいらしたとき、これがポイントだったという話をします。
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手術ほどじゃないけど、痛い股関節
高齢のお客様で、歩いていると股関節がガクっとなってしまいますが、、でもしばらくすると、普通に歩けるようになるというお客様がいるそうです。
どうしてこうなるのかどこを診たらいいのかわからないとのこと。アドバイスをお願いします。
私もね股関節痛のお客様は相当数診てるけど、変形性股関節症と名前がつく状態は、関節包がぐちゃっと固まって、滑膜が癒着して・・そういう人は、もうそれなりの症状で手術を勧められます。
だけど、医療機関で診てもらっても、そんなに悪い感じはないのに辛い場合には、筋肉の支持力が落ちていることがあります。
だから、どの筋肉が弱っているかを見つけることができればいいんです。
弱った筋肉はどれか?
ならば、、、
どうやって弱っている筋肉を見つけるのでしょうか?
実際には、股関節周りの筋肉の緊張状態を一つ一つ見ていくことになります。
仰臥位で、膝を立てて内転させると、深層外旋六筋の停止部が伸びるので、そっと触ってタコ糸状に硬く触れる繊維が緊張している筋膜だと判断します。
(そもそも論として、深層外旋六筋がどこから(起始)どこについて(停止)いてということを理解し、深層外旋六筋を触り分けられる練習はしておいてください)
臨床で見つけた意外な3筋
股関節が、歩いていて突然ピキッと痛む時、臨床的に原因として多かった3つの筋肉を紹介します。
外閉鎖筋
意外と多いのは、外閉鎖筋です。
(イラスト引用:https://www.anatomy.tokyo/origin-and-insertion-of-obturator_externus/)
外閉鎖筋は、閉鎖孔から大転子に向かってついている結構深い筋肉(ほとんど内閉鎖筋に隠れている)です。
この外閉鎖筋が硬いと、歩いていて急にガクッとなって、動けなくなる方がおられます。
大腿筋膜張筋
外閉鎖筋の緊張が取れてくると、次に緊張が気になるのが、大腿筋膜張筋です。
(イラスト引用:https://croissant-online.jp/health/163174/)
大腿筋膜張筋は骨盤の外側の筋肉で、片足立ちしたときに体重を支えている筋肉です。この大腿筋膜張筋がうまく使えてないとそれも股関節がピキッと痛くなる原因になることがあります。
小臀筋
そして、意外と見逃されているのが、小臀筋です。
(イラスト引用:https://mori18.com/blog/archives/8325)
小臀筋は、解剖書だと腸骨の真ん中あたりからついて、内側から外側に走っていき、大転子についているように書いてあります。
3Dの体を2Dの解剖書に書くと、内側から外側についているように書くしかないですが、実際は、小臀筋は後ろから前についています。
どこにつくかっていうと大腿骨の大転子の上です。大転子の上で、中臀筋の奥を、後ろから前に向かって停止繊維が束になって走っています。
この停止部分が引っかかってくることがあります。
(これは、もしかしたら、、腸骨の前傾に関係するのではないか?とただいま研究中です)
ということで、普段股関節が痛い場合、色々な筋肉をチェックしていると思いますが、歩いてピキッと痛くなる場合の股関節周囲の筋肉は、今話した、外閉鎖筋・大腿筋膜張筋・小臀筋の3つを確認してみてください。
3筋のリリース法
筋肉の緊張が確認できた時、筋肉をギーギーと押したり揉んだりしてはいけません。
私は今、結論として持っているのは、筋肉は肉離れとか怪我で直接ダメージを受けない限りは悪くない。だから、筋肉は触ってはいけない、筋繊維は触っちゃいけないということです。
そうではなくて、筋肉を包んでいる膜(筋肉を包むストッキングをイメージしてください)の起始から停止と、隣同士の筋膜が癒着しているかどうかを確認して、もし癒着があれば、その部分をリリースしてあげることが大事です。
それができると、筋肉を包んでいる膜の変な引きつりや、短くなって固まっている起始・停止が言ったりしてくれば、中の筋肉繊維はダメージがなければ、筋肉は自由に動けるようになります。
実際、そのように施術して、お客様は良くなっておられるので、すごく大事なのは膜リリースをいかに上手にできるかに尽きます。
まとめ
歩いていて、突然股関節がピキッと痛くなって動けない時に、よく確認してほしい3つの筋肉について話しました。
外閉鎖筋・大腿筋膜張筋・小臀筋、この3つの筋肉の位置・走行・起始停止を、きれいに整えられるようにしてください。
場所がよくわからない時は、
- 解剖書を見たり
- 骨模型にペンで位置を描いたり
- 自分の股関節周りを触ってみたり
して、どの筋肉がどう走っていて、引きつる感じはこんな状態だというのを、ご自分の手指で感じられるように練習してください。
きちんと知りたいけど、わからないときはパーフェクト整体を学ぶと解剖から丁寧にお伝えしていますよ。(^^/
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この記事は、パーフェクト整体創始者・片平悦子が書きました。
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