股関節が痛い、股関節まわりにトラブルがあると一言で言ってもいろいろあります。
私の院は女性専門なので、股関節のトラブルを扱う事が多いのですが、中でも多いのが、
- 前側、骨頭付近の痛み
- 鼠径部のあたりの痛み
を扱うことは多いです。
目次
股関節のまわりがパツンパツン
- 腸骨の内側から大転子のまわりまでが、かなり広い範囲で張っている方
- 大腿を内側にも外側にも倒せない状態になっている方
もおられます。そんな股関節のまわりが、パツンパツンになっている方の調整について考察します。
関係してくる部位:軽症の場合
骨盤と腰椎2番あたりから5番にかけて、丁寧に整えてから、股関節の調整をすれば、楽になっていただけます。
関係してくる部位:パツン、パツンの場合
パツン、パツンの場合は、事情が違ってきます。
骨盤や腰椎、股関節はもちろんですが、膝関節や脛腓関節、足関節まで絡んでくることがあります。
股関節の骨頭あたりが痛む場合
大腿骨の内側顆のあたり、
- 膝の内側がゆるんでいるか?
- 内転筋群がゆるんでいるか?
チェックする必要があります。
大腿骨の内側顆、外側顆を持って、くるくる骨頭を動かして、動きがあるでしょうか。
立った時や歩いて痛む場合
立った時や歩いて痛む場合は、足は必ずチェックしてくださいね。
膝関節・足関節・脛腓関節が関与していることがあるので慎重に診ていきましょう。
股関節が長期にわたって悪い状態の場合
股関節の状態が悪くなって長期になると、細腰のあたりに、しこりのような腰の張りが出てきます。
これは股関節が整うと取れてきます。
腰が反り気味になっていないかもチェックしてみたほうがいいです。
骨盤は整っているのに股関節が痛い場合
こんな時は、骨盤の上下、前後のズレはないのか、確認してみてください。
対側のバランスが悪いケースもあります。
対側の膝が悪いといったケースの場合は、そちらが先に良くならないと整わない事もあります。
股関節痛が何をしても取れにくい場合
私の経験上、股関節にとらわれすぎないという事です。
同側の膝の調整だけで、股関節の痛みが取れたり、可動域が正常化したりする事があります。
近視眼的になりすぎず、全体を見て、良く触診して
- 見逃しているところはないか
- 優先順位は合っているか
確認してみてください。
まとめ
股関節痛と言っても原因はいろいろです。「股関節痛にはこれ!」と方程式に当てはめるような施術ではなく、全身のバランスをよく観察して、原発部位を特定して施術していきましょう。
「痛みが取れたからよくなったよね」という考え方をするのではなく、【健康な状態になったから痛みが消えた】を目指したいものです。
私(片平)が考える健康な状態とは、あらゆる組織が、正しい位置で、正常に動く状態だと思っています。
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この記事は、過去の認定講師の記事を転記し、まとめを片平が加筆しました。
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