【整体 技術】パーフェクト整体®︎発祥の意外な経緯
パーフェクト整体がどうやってできたのか教えてください
はい、パーフェクト整体は私の25年の臨床経験から作り上げたものなので、昨日できたものみたいに、新鮮にフレッシュに語ることはできないんですが、
私の過去の記憶をたぐり寄せて、そもそも始めた理由からお伝えします。
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目次
なぜ?パーフェクト整体ができたのか?
そもそもは、私が高校で新体操部に入って、中学校からやってきた人と早く肩を並べたくて一生懸命練習したことに由来します。
新体操部に入ったはいいけど、体の使い方や新体操の基本もできていないのに、形ばかり真似していました。例えば、180度に開脚できるようになりたくて、硬い鉄棒に捕まって無理やり脚を開いたり、やみくもにジャンプを繰り返したりということをしていたんです。
基礎知識がない上に、新体操をするための体作りもできていないのに無茶した結果、今でいう骨盤がずれた状態になりました。その間たった1年!(今なら骨盤がずれたとわかるけど、当時はなぜ痛いのかが全くわかりませんでした)
高校の時からひどい腰痛発祥
症状としてでたのは、ひどい坐骨神経痛です。
高校の50分の授業が辛くて、5分と同じ姿勢でいられないわけです。腰を動かしたり足を動かしたり、体を揺らしてみたりと色々腰に負担がかからない位置を探しながら、なんとか50分耐えて授業をやる過ごしていました。
寒くなると、窓ガラスから入ってきた風が当たっただけで、もう痛くて、痛くて、、ズズーンっと痛みが走ってどうしていいかわからない・・女子校なのに冬場は私だけ、ズボンをはく許可をもらって、ズボンをはいて登校していました。
朝起きると、『今日は、体調いい!腰が痛くないぞ』なんて思うけど、自転車に乗って山道を駅まで30分ぐらい走ると、駅に着いた頃にはもう腰が痛くて動けないわけです。
電車に乗って福島駅まで行って、そこから友達 3人で登校してたんだけど、私はいつも二人の友達に両脇から肩を支えてもらって、カバンは自分で持てないから友達に持ってもらう・・そんなふうにして登校していました。
今考えると私は、本当に無神経だったと思います。2人のお友達はどんなに嫌だったか、今は本当に申し訳なかったと反省しつつ思い出すたびに感謝しています。
痛み止めで痛みが消えても治ったわけではない
何が言いたいかというと、高校2年生から私は腰痛持ちの患者だったということです。最初は、お医者さんに行きました。
お医者さんに行ったら痛み止めの薬を飲んだり、注射したりするでしょ?痛み止めだから当然痛くなくなる。
『やった!痛くない!治った!』なんて思って、練習を再開するわけです。
でも、何も治ってないですよね?痛み止めで痛みを感じなくしているだけだもの、そんな体で練習したら余計体が壊れるに決まってるじゃないですか。
腰痛は、どんどん悪化していって、いよいよ動けなくなり、親が心配し出し、注射や投薬ばかりではダメだと言って、当時あった「物理療法」の院を探し当てて行きました。
痛み改善のために医療関係以外を探し始める
物理療法?
物理療法とは、今のPTさん(理学療法士)たちがやるような仕事だと思うんだけど、私の腰痛には全く効きませんでした。その後、ついに両親は、接骨院はどうかといい出し、あちこちの接骨院にも行ったけど、それでも良くならなかったわけです。
そんな時、柔道整復師の有資格者で、将来開業しようと思っている人と、父が仲良くなり、「上手らしいぞ!」ということで、そこに通い始めました。
しばらく通ったら、痛みはゼロにはならなかったけど半減したので、それから7年ぐらい通い続けました。
だから、若いのに私は【患者歴がすごく長かった】んです。
私が施術業界に入るきっかけ
通院している間に柔道整復師の資格を持っている彼氏ができました。彼は、まだ開業してなかったけど、彼の役に立ちたい、そのために鍼灸学校に行きたい!と思い始めました。
鍼打ったら自分の腰も、もっと良くなるかもしれないし、彼氏の役に立てて一石二鳥。
一念発起して、1年浪人して鍼灸学校に入学したのですが、その頃には、もう彼とは破局していて・・・涙・涙の毎日。冷静に考えると、彼は私を施術の世界に導く役目だったのかもしれません。
大工だった父親が、入学する時に言いました。
「技術は最低でも10年かかるんだ」
「お前、それで頑張れるのか?結婚は諦められるのか?」
と・・・。でも、失恋した後だから「はい」なんて言って入学したわけです。
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インターンで再認識した【痛みが消えた=治ったではない】
その後、鍼灸学校の2年の時から鍼灸院にインターンに行き始めたら、楽になったお客様がしばらく様子を見るために通院しなくなると、1ヶ月で振り出しに戻って再来院される方が多く・・それ見て
「え?鍼灸で良くなると思ったけど改善しきれないんだ」
「鍼灸学校に入ったのに改善できない?」
『このままじゃマズイんじゃないの!』と焦りました。
自分が患者として【痛みが取れた=治ったではない】と体験し、今度は鍼灸師の卵として【痛みが取れた=治ったではない】という状況を見せつけられたわけです。
大金かけて、親の反対を押し切って、奨学金をもらって、ヒーヒー言って勉強してるのに、治療技術が身につけられなかったらどうしたらいいのかと、心底 焦りました。
オステオパシーとの出会い
あちこち探しまくって【オステオパシー】という手法に出会います。
当時、日本ではオステオパシーはまだメジャーではなく、アメリカ発祥なので翻訳本を見て、先生が教えてくれるセミナーが主流でした。
セミナーに参加していた私の1番の悩みは、【解剖用語がわからない】ことでした。
例えば「椎骨動脈」。これは、第6頚椎の横突起の穴から、鎖骨下動脈から枝分かれした動脈が、椎骨動脈と名前を変えて頭に上がるのですが、そう聞いたらあなたもなんとなくわかるでしょ?
でも「椎骨動脈が・・」としか書いてなかったら、どこにどのようにあるか、ありありとイメージできますか?
当時は、辞書を引くと椎骨動脈が、どこにあるどのような動脈なのかはわかりましたが、自分の体、もしくはお客様の体のどこにあるの?ということになると、体表から見てどこにあるか察しがつかない・・
一事が万事そんな状態です。
翻訳本の解釈に時間を使っていたら、50歳になってもわからないと思いました。
解剖との出会い
鍼灸学校には、近くの東北大学の講師・学生さんが、解剖・生理・病理を教えに来ていました。
どんなご縁かは忘れましたが、東北大の医学部解剖教室の講師から、「研究で行っている解剖を見にきていい」とお声がけいただき、友達と3人で夜、見学に行きました。
私はオステオパシーの翻訳本がわかりたいから、必死で食い入るように見てました。でも友達2人は「気持ち悪い!」と言って、結局私1人だけがずっと見学に行っていたんです。
鍼灸学校を卒業する頃になって「解剖をちゃんと勉強したら?」と、講師の勧めがあり、1年間解剖を勉強。2年目は、当時、解剖学が日本一と言われていた金沢大学に行って、医学部の学生さんと一緒に解剖をして地元に帰ってきました。
解剖学が施術に役立つの?
ただ、その頃はすごく悩んでいました。
解剖の勉強が本当に整体に役立つのだろうか?と・・・ですが、後年、自分が整体を教えるようになって、初めて【解剖実習したことこそ私の武器だ】と気づいた次第です。
解剖実習しながら、家賃捻出のためにホテルでマッサージのバイトをしていたおかげで、開業するとすぐに繁盛院になりました。
けれども、同時に難しい人が来院するようになりました。紹介だと重症の人、あちこち行ってもダメだっていう人が来て施術の精度が同じままでは、重症なお客様が改善できなくなっていきました。
転期
まさに、今のあなたと同じような、【治しきれない】という悩みにぶつかったわけです。
そこで、オステオパシーをさらに一生懸命勉強したのですが、やってもやっても改善しなくて、オステオパシーの師匠にお客様を紹介しました。
ところが、そのお客様が「やっぱり私(片平)の方がいい」と、戻ってきたではありませんか! こうなると私がなんとかするしかなく、逃げ道がない状況に追い込まれました。
なぜ、お客様が戻ってきたのか考えてみると、私自身は、オステオパシーで習ったことをやっているんだけど、実は無意識のうちに解剖に照らして「これは何をしているんだろう?」と考えながら施術していたことに気づきました。
『関節のどこが、どうズレているの?』
『何のために、この手技を行うの?』
と、漫然と施術するのではなく、常に目的意識を持って施術していたので、私の施術はお客様が痛いところ・やってほしいところに、ピタピタっと手指が当たっていたようなのです。
そこで、オステオパシーは一旦脇に置いて、私は自分が行った解剖実習に基づいて関節を観察し、膜を観察し施術するようになっていきました。
そうこうするうちに、だんだん腰痛・肩こりだけじゃなくて、ぎっくり腰・五十肩・膝痛・捻挫も改善できるっていきました。
これがそもそものパーフェクト整体の発祥なんです。
別に何か新しい技を作ろうと思って始めたわけではなく、オステオパシーを解剖学的視点で突き詰めた結果、オリジナルの世界に入っていき、今皆さんにお伝えしているパーフェクト整体®︎になりました。
いやあ実に面白い歴史を知った気分です
教え始めた頃は、こんな話もしていたけど、最近の人には発祥の話をしたことなかったので、いい機会かなと思ってパーフェクト整体発祥について、話をしてみました。
パーフェクト整体に興味がある方へ
パーフェクト整体は、【ミリ単位・頭〜足まで・カスタム施術】で、全身のあらゆる症状の改善に対応できるので、目の前の患者さんを助けたい施術家の武器になる手法です。
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この記事を書いたのは、パーフェクト整体創始者・片平悦子です。
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