【整体 検査】お客様の主訴の側と術者が検査した患側が逆の場合どうするの?
臨床での質問にお答えします!
目次
検査時の疑問
質問が届いてます。
施術をかける前の検査で、お客様が痛いって言う方向と、施術家がこっちが悪いなって感じる方向が逆になった場合は、どうすればよろしいでしょうか?
お客様が訴える側と、施術者が実際に触ってみたら悪いと感じる側が逆ということは、よくあることです。
この際、施術家が、検査の方法を知らないと、お客様が痛いと言うところを触るしかなくて、対処療法しかできないということになります。
お客さまの満足度を上げるという意味では、お客様が訴える痛い部位は、触らなくてはいけません。ですが、それだけで終わったら対症療法。
根本から治したいなら、初回は全身の膜や関節の状態を全部触って検査する必要があります。
初回は全身チェックが必要
全身の関節を チェックして、1番硬いところがどこかを見極めなくちゃいけないわけです。全身チェックしてみると、臨床で意外と訴えと逆側に悪さが多いのが、股関節や膝です。
例えば「右の膝が痛いんです」と訴えるので、触ったら確かに悪そうだ。でも左側の膝に触ったら痛くはないけど、触診的にはカチカチ!なんてこともあるわけです。
これは何を意味するのでしょうか?
関節は、悪い状態で歴史が古くなればなるほど、カチカチになるんです。
わかりやすい例で言えば、突き指した直後の指は、まだちょっと動いてたけど、時間が経つと固まって動かなくなるでしょ?
同じように関節は悪くなって古くなると(時間が経つと)ガチッと硬くなって動かなくなるんです。
訴えてなくても、関節が硬い側が古い悪さ
だから、痛みを訴えている側は、まだ歴史が浅く、動けている側です。訴えてはいないけど、動かない側は、歴史が古い・・・
では、施術においてどちらが大事かというと、動けなくなってカチカチの側です。それをかばって動ける方が無理した結果、痛みになって、本人が「痛い痛い」と訴えるわけです。
説明責任
施術家が、痛くないのにカチカチの関節を見つけたら、お客さまにしっかり伝えなくてはいけません。
今、私が言ったように「痛いのは右側だけど、左の膝も昔、悪くしてませんか?」と聞いてみないといけないです。
お客様は質問されると答えを探すので、一生懸命考えてくれます。そして、「確かにあの時、痛めた、でも、その時は若かったからいつの間にか良くなったんです」などと教えてくださいます。
「あ〜、それ、施術家側から言わせて貰えば、良くなったんじゃなくて、悪いまま固まっただけなんですよ」
なんて会話をすれば、お客さまは古傷を自覚できました。お客様は、「それが原因か、だけど今、痛くて苦しいのは右だ」と認識します。
そこで、施術者は「まずは痛い右を施術しますけど、右が良くなったら、左側に負担が来ますよね。痛みが出ないように療法施術はしていきますけど、治療ってマラソンで走った道を戻るようなものだから、左側に痛みがでたら教えてくださいね」と事前に説明しておく必要があります。
先に言ったら説明、後から言ったら言い訳
こんなふうに痛い側は後で庇った結果悪くなった側、元々悪いのは痛くない側と言う因果関係を伝えておかないといけないです。
そうでないと、お客様は素人さんなので、「あそこに行ったら痛くなかったところまで悪くされて痛くなった」と感じます。
体は全体で1つ
身体は全体で1つです。どこか関節や膜をいじったら、その刺激が伝わったり、軸が変わって体の負担のバランスが変わってきます。だから、必ず両側の検査をしなくてはいけません。
でも、最初は
- お客様の満足度を上げるために訴えている悪い方を診る
- そのうち反対側が痛くなるかもしれないとまず伝えておく
で、実際通院の途中で痛くなったら、(その前から普通は施術に入りますけど)本当に悪かった側、原因となった側をせっせと施術していく必要があります。
お客様の主訴と施術家の診たてが逆だと感じた時は、
- お客様の過去の病歴をよく聞く
- 怪我の履歴とか事故の履歴も聞き出す
ことがすごく大事になります。
説明のために大事なのは【検査】
ちなみに、検査はなんとなくやってはいけないです。
例えば、体験会で教えている腰仙関節の検査では、なんとなく検査した場合と、正確に体幹操作で検査した場合では、検査結果はほぼ逆に出ます。
なので、検査するときのポイントを言っておきます。
骨の状態を検査したり、関節包の動き具合をチェックしたりする時に、すごく大事なのは3つ。
1つ目:【接触ポイント】
触診のための、接触ポイントに正確に触れられるかがポイントになります。なんとなく触れたら、なんとなくの状態しか分かりません。だから、目的意識を持って正確に触れてください。
例えば、膝関節の動きをチェックしたいなら、大腿骨に対して脛骨の状態を見たいわけなので、大腿骨を固定し、脛骨にきちんと手が行く。その状態で体で位置や動きの検査をするという形になります。
1つ目は、コンタクトを正確にするということです
2つ目:術者の【姿勢を決める】
自分がでれっとした状態で検査するのと、体感を使って検査するのでは、全然検査結果が違ってきます。
だから、2つ目は術者の姿勢を整えてください。
3つ目:【体幹で操作】をする
術者が、コンタクトポイントに正確に手をあて、姿勢を整えたら、体幹操作で、自分の軸の中心から操作して検査する。
こんなふうに操作をすると、変な指の力もかからないし、正確な検査をすることができます。なので、1、2、3を意識して検査し、
- 本当に悪いのはどっちか?
- お客様が訴えている方が本当に悪い方なのか?
- それとも訴えていない方か悪い方なのか?
これを術者が見極められると、施術の質がぐんと上がって、お客様をより良い状態にしてあげることができます。
説明で気をつけること
説明では、気をつけてほしいことが1つあります。それは、「お客様、こっちの方が悪いですよ」と露骨に言わないことです。

ダメなんですかそれ?
はい、わかってはいても、断定しないで質問してほしいんです。
「私の手にはこっちの方が硬いように感じるんだけど、ちょっと今押してみますよ。どんな感じですか?」
「こっちの方が硬いから、病歴が古そうですね。昔、何かやってませんか?」
とか質問の形で、お客さまの病歴を引き出していくようにすると、お客さま自身が自分で気づいてくれます。
お客様は、自分で気づいたのですから、先生に言われなくても、『何とかしたい』と思うわけです。でも、もし、先生に強引に言われて、納得もしていないとしたら、ただむかつくだけです。

嫌ですね、確かに…
「今、痛くもないのに、何言ってるんだよ」って感じますよね。なので、お客様自ら気づいていただくために、何を言うかに気をつけていただきたいと思います。
そうすると「あの先生に、古傷まで見つけてもらった」すごくいい先生だよ」と評価されます。
しかも、古傷だから回復するには、ある程度時間がかかります。なのでその間も、納得した状態でお客様に来ていただくことができるので、そんなことに気をつけていただけたらと思います。
まとめ
今回は、先生が感じる感触とお客様が感じる痛みの場所が、左右違っていた場合に、どういう風にするのか?正確な検査はどうしたらいいのか?
そして、原因をお伝えするときの、注意ポイントについて話をしてきました。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事は、片平悦子が書きました。
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