【整体 起立性調節障害】「 朝、しんどくて起き上がれない」小5男子・症例
整体院にお越しの小5男子、起立性調節障害らしく、「 朝がしんどくて起きられない!」といいます。あなたの院でも起立性調節障害のお客様がおられるかもしれないのでシェアします。
起立性調節障害の男子
はじまりは、『先生、初めてなんですけど、そちらの整体院では、子供も診てもらえるのでしょうか?』というお電話からでした。
パーフェクト整体を学ぶ前の、マッサージ中心の施術方法しか知らない当時の僕なら、お子さんをグイグとマッサージしていいのか?ということ分からず、不安なのでお断りしていたことでしょう。
でも、今現在は、パーフェクト整体の技術のおかげで「はい。大丈夫ですよ!」と、即答できます。
起立性調節障害のしんどさの原因は?
お話を詳しくお聞きすると、先月ぐらいから小学5年生の息子さんが、朝、身体がしんどくて起き上がることができず、学校へ行けないことが続いているとのこと。
病院で診てもらっても、身体や脳に異常はなく「身体の巡りが悪いから漢方で様子をみましょう」と診断を受けたそう。漢方薬を飲んでみたものの、あまり変化が見られず整体でなんとかならないか?という、ご依頼でした。
今のあなたならこんなご依頼があった場合、どんなことを考えますか?
- 小学生のお子さん!
- 朝、しんどくて起きれない!
このフレーズだけでも、1つのある症状が思い浮かびます。それは、【起立性調節障害】という症状です。
【起立性調節障害】とは、朝なかなか起き上がれず、立ちくらみやめまい、倦怠感などを感じる疾患。特に思春期のお子さんや中高生に多い症状の1つです。
初回来院時:座っているだけでもしんどそう、、、
さて、小学5年生のこのお子さん、ものすご〜くしんどそうに来院されました。
問診するために、椅子に座ってもらってびっくり!
椅子に座ると、身体を真っ直ぐに起こすことが辛いようで、無意識に座面に両手を着いて、身体を支えて座ってしまう。
そして、じっと座っていることも辛いようでずっとモジモジ動いている。
(( こりゃ大変だ! ))
さらに触診してみると、骨盤の後傾が強く、仙腸関節もガチガチで動きが悪い。
仙骨〜下部腰椎が一対になって動いている感じ。
背骨のアライメントは崩れて、この年齢でこんなに猫背になるのか?というぐらい猫背。
そして極めつけは、頭部がパンパンにむくんで膨れあがった状態で、とんでもなく重たい!
こんな状態じゃあ、身体がしんどくて当然です。
さて、あなたならこの段階でどんな仮説をたて、施術プランを組み立てますか?
起立性調節障害:仮説と施術
① 姿勢を真っ直ぐに保てない・・・
- 仙腸関節の動きの悪さ
- ひょっとしたら過去に、尾骨の骨折の疑い
② じっと座っていられない、モジモジ動いてしまう・・・
- 腰椎5番の動きが悪い
③ 頭部がパンパンで重たい・・・
- 頭蓋骨のバランスが崩れて、脳脊髄液の流れが悪い
この3点に注意しながら、全身のバランスを整えていく方向で施術プランを考えました。
とりあえず初回は、
- 全身のむくみ・緊張を取ること
- 少しでも骨盤・脊柱を立てられるように、動きをつけることに専念。
特に、仙腸関節の動きが悪すぎるので、ここを少しでも動きを取り戻すように施術しました。
施術とともに説明も重要
2回目に来院されると『 先生、身体のしんどさは少しマシなようなんですが・・・今度は頭が痛いのと、
下を向くと目がこぼれ落ちそうになる💦と言ってるのですが、大丈夫なんでしょうか⁉』と、お母さんから心配な声が・・・。
パーフェクト整体を習っていなかった昔の僕ならこの時点で、「 何か施術を失敗したのかも⁉ 」と、冷や汗が噴き出まくっていたことでしょうね(笑)
しかし、現在は、パーフェクト整体の技術のおかげで、全く焦ることがありません。
- 初診時に1回の施術で全てが改善できるわけではないこと
- 症状を改善していく段階で色々な変化が起こる(好転反応)こと
は、ちゃんと患者さんにはお伝えしています。
なので、その旨を伝えたうえで、前回は骨盤・脊柱のバランスを整えることを中心に施術しているので、頭部の悪さが際立っていること。
前回よりも身体のしんどさが変化していること。
そして今回からは、悪さが際立っている頭部も含めて全体のバランスを調整する方針を伝えて、ご納得いただきました。
その後、4回目に来院された段階で『 先生!前回の翌日から学校に行けるようになったんです!』と、嬉しいご報告!
ただし、まだまだ身体が疲れやすくしんどくなることもあるので、もう少し症状が安定してくるまで、続けて施術を受けてもらうように提案。
6回目以降から、メンテナンスへ移行できるようになりました。
今回の方のように、起立性調節障害だと思われる患者さんには、通常の筋膜リリース・骨盤や脊柱の骨格調整だけでは、対応が難しい場合があります。
なぜなら、頭部の上がり過ぎた脳圧を頭蓋骨の調整を行って減圧し、脳脊髄液のバランスの調整が必要だからです。
まとめ
起立性調節障害で、朝しんどくて起きられない、小学校5年生男子の症例についてお伝えしました。
パーフェクト整体には、レベルアップを続けていくと頭蓋骨の調整まで学べるアドバンスコースも存在しています。なので、頭蓋骨の調整までできるようになりたい!という気概のある方!
ぜひ、パーフェクト整体を学びに来てください!
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この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師:野々村です。
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