足底筋膜炎の症例報告を、講座生さんからいただいたのでシェアします。
足裏の画鋲を刺したような痛み
その前に私(片平)の経験談を一つさせてください。
私は、登山大好き人間でした。登山する時は苦しいですが、山頂から見る雲海は感動ものです。
そんな私が、30代半ば、トレッキングシューズを履いたとたん、右足裏に画鋲を刺したようなピキッと痛みが走り動けなくなったことがあります。
あわてて、オステオパシーの師匠に連絡して施術を受けにいきました。私が「靴が合わなかったみたいです」と言うと、師匠は、「あなたの足が悪いだけで、靴のせいではありません」「もっと運動をしなさい」とキッパリ。(><;
そのとき、師匠は、足根骨を丁寧に診てくださり、動きのない関節の可動域をつけてくれました。
帰宅してトレッキングシューズを履いてみると、全く痛みはなくなっていました。足が悪いと叱られてシュンとしましたが、叱った先生の方が正しかった訳です。
それ以来、関節の動きの制限を取ることが、私の治療の課題となりました。
長い時間をかけた試行錯誤の結果、ようやく細かい関節も治せるようになりました。それが今「パーフェクト整体」としてお教えしている整体技術です。
ということで、講座生さんから届いたメールが参考になることもあると思うので、以下に紹介させて頂きます。
足底筋膜炎とショパール関節炎へのアプローチと考察
2月にフルマラソンがあるため、それに向けて練習をしている最中、右足裏に激痛が走る。過去にもあったが、少し安静にすると痛みのピークが過ぎるため、今回もそうだと思いしばらく休息を取る。
しかし今回は、いくら休んでも痛みが取れず、ネットで症状を検索して、足底筋膜炎と推測。
整形外科へ受診
そこでドクターから、ショパール関節炎と診断。加えて足底筋膜炎も併発。「これはもう治らないよ」と言われ、注射と痛み止めを処方される。
痛みはいっこうに引かないため、当院に来院。
当院の考察
右足底部、特に3.4中足骨付け根あたりに、500円大のシコリがあり、押さえるとかなり痛む。シコリ部分は熱くなり、炎症も続いている状態。
その部分が炎症を起こすには理由があるはずであり、そもそも、片側の足底に負荷がかかるのはなぜだろう?
- 脚の長さ?
- 力のかかりかた?
- 歩く、走るクセ?
- なぜ痛くなったか?
を考える。
施術1回目
座位にて骨盤の確認。患側の右仙腸関節が硬く、高さは右腸骨が下がっている。その差2~2.5センチ。やや猫背。
- 座位で骨盤と腰椎、胸椎10番までを確認と矯正
- 仰臥位に移り股関節の確認
- 患側の大転子にホネホネした硬さが複数あり
- 股関節、膝、脛腓関節、膝蓋骨、足首までを確認しつつ矯正
そこまでで、一旦シコリを触ると、500円大のシコリは半減。芯のような硬さが際立つ。この時点で、お客様の痛みレベルは下がっている。
全体的に足底方向への動きが硬い。つまり、足底がクッションのようなシナリをしていない。
- 中でも、動きが硬い楔状骨、立方骨と各中足骨との動きを調整
- そして、盲点にも思えた中足骨と基節骨との関連も悪いので注意深く調整する
再度チェックすると、シコリはほぼ米粒大に。この時点で今度は反対側の股関節を見ると、こちらも動きが悪い。つまりは、両方の下肢の関節が硬く、とびきり右の硬さが目立った状態。
矯正としては合格ラインと判断し、仕上げにシコリへ鍼を打ち、初回終了。痛みは10→3へ。
施術2回目
10→3→2→5→3と一週間に変化する。内容は前回同様に行なう。
施術3回目(今日)
10→2の状態を一週間キープしており、日常での痛みはほぼ感じない。2月のマラソンにむけて、12月からトレーニングしたいとのこと。
- まずは無理せず歩くことから開始すること
- 仙腸関節をセルフで緩めるために、モゾモゾ体操をすること
- 足への自宅灸の指導をする
骨盤の下方への歪みが改善することと、足底への負担減は関連が深いので、毎日モゾモゾ体操してもらうよう指導。
施術のまとめ
痛み、症状は問診や触診で確認でき、どこの関節、筋肉の硬さが出ているか判断できます。ですが、
- なぜ痛みがでたのか?
- そもそもそこの骨の役割とは?
など考えることで、今までより深く考える機会となりました。
片平より
足根骨や手根骨をしっかり診て、治療できる先生は多くはないと思います。
なかなか治らない捻挫は、距腿関節・距踵関節以外にも、足の関節1つ1つをきっちり診ていく必要があります。野球やサッカー、バレーボール、バスケ… 高校生で捻挫をしている方は結構古傷になってしまって固まっていることが多いです。
怪我や捻挫をした時に、腫れは引いたものの関節の、運動制限が解除されていないと、捻挫がクセになったり、踏ん張りが利かなくなったりします。足の痛みの方がいらしたら、詳しく診てあげて下さい。
▶︎ 捻挫の施術に興味がある方へ
湿布やテーピングでよくなれない捻挫は距骨や踵骨がずれています。
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【捻挫・改善法】施術手順書
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事は、講座生の報告を記録したものです。文責:片平悦子
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