整体の技術を学ぶ時、意識すると差が出るポイントを3つ考察します。
五感
新しい手技を学ぶ際に、講師が行う手さばきや身体の使い方を、じっくりと観察したり、実際に手法を受けてその圧や感触を覚えたりします。
そして、施術の現場でも同じように、患者さんを診て実際に触れて、症状を推察します。もちろん、息づかいを聞いたり、聴覚も使うかもしれません。臭覚なども使うかもしれません。
もう五感を総動員して、学んだり施術を行ったりします。
デカすぎる視覚、小さい触覚
人が物事を認識する際に、五感を使って認識するわけですが、その感覚が均等に、その情報を認識するわけではありません。
有名な話で(その割合も諸説ありますが)『視覚86% 聴覚8% 触覚3% 嗅覚2% 味覚1%』と言われていたりします。
なんと「視覚」だけで8割も占めてしまいます。
我々施術家がアテにしている触覚なんて3%です。よく患部を触った際に感覚を研ぎ澄ますために、「目を閉じる」事をしていますが、ある意味大きすぎる「視覚」を抑えているのかも知れません
先入『観』がやっかいな視覚
物事を認識する際に大きなウエイトを占める【視覚】、さらにその視覚には視野や視点なども含まれます。
自分が見て、認識している事柄を、隣の人が同じように見ているかはわかりません。人間は、その人が過去に経験した(見てきた)視野や視点の経験の蓄積をテンプレート化して、その上に重ねて、物事をみているそうです。
(トリックアートの原理もコレのようです)
これが「先入観」と言われたり、「フィルター」をかけていると言われたりしているものです。最近は、この先入観や偏った視野、フィルターを外して素直に物事を見て行こうといったセミナーや、『俯瞰』などもう一つの視野、視点を持つ事を推奨している方などもいます。
我々施術の現場においても、施術者が重要だと思う箇所を我々は、じっくりと見ていたりします。逆に、普段見ていないところに変化があった場合、そこに気づかない事もあったりします
自分の視野・視点は正しい方向を向いているか?
整体手技の講習の場合
- 講師の「指先」ばかりをみている受講生
- 「からだの使い方」も含めている受講生
- 受け手の方の表情ばかりをみている受講生
- 撮り逃さないようにビデオの2次元モニターを必死に見ている受講生
- 講師の「目線」を見ている受講生
いろんな方がいます。
目的が「手技の習得」と言った場合、その手技の特性上、「どこを見るべきか?」を意識していないと。。視覚がもつ「先入観」や「フィルター」にやられてしまう可能性があります。
もちろん、講師もこのことを認識して「ここを見て!」と伝えてあげる必要もありますよね。
視覚で8割強の情報を認識しているとしたら、見てなきゃならないポイントを外していると「うまくできない・・」「使えない・・・」ってことになりかねませんから。
我々の施術現場においては、もっともっと膨大な情報を来院者さんから得なければならない場合もあるので、視野が狭かったり、間違った先入観を持っていたら、施術結果にも大きな差がでてしまいます。
「頑張っているのに、なかなか結果がでない。。。」そんな方は、一度、考えてみてください。「先入観」「フィルター」がかかっている事受けあいです(笑
『触覚』はもっと複雑微妙な感じなので、まずは視覚からチェックしていきましょう〜!!
まとめ
整体の技術を学ぶ時、意識すると差が出るポイント3つについて伝えました。話としては理解できるけど、『そもそもどこをどうやって診断しているんだい?』と思われた方もおられるかもしれません。
そんな方には【触診力・基礎のキ】オンライン講座がオススメです。
- どこを指標にして
- どのように触って
- 良し悪しをを判断していくのか
がわかりますので、今の施術をしながら少しずつ触診のスキルを上げることができます!
詳しくは下記をタップしてご確認くださいね。↓
この記事は、旧認定講師が書いてくれました。文責:片平悦子
——————————————-
〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合2丁目5−3 辻村マンション301
一般社団法人日本パーフェクト整体普及協会(略称:JPSA)
TEL:04-8679-6762
公式サイト:https://perfectseitai.org
営業時間:10:00 ~ 17:00
——————————————-
こんな記事もお役に立てると思います!
