【整体セルフケア】整体の施術効果を最大化!セルフケアと治療の関係性
「整体の施術後はイイんだけど、しばらくするとまた症状が戻ってくるんだよね。」そんなことを言う患者さんはいませんか?そんな患者さんの訴えにお悩み中の先生は多いかもしれません。
今回は「なぜ症状が戻ってしまうのか?」についてお伝えします!
パーフェクト整体の“強み”は、ミリレベルで全身の関節の隙間を調整することで、関節が本来持つ動きを取り戻すことが出来る!だけではないんです!あまり知られていませんが、本講座では手法以外にも患者さんへの
・ADL指導(Activities of Daily Living 日常生活動作)
・セルフケア指導
に、とても力を入れています。その理由として、一方的な受け身の施術では「本当の問題 」は解決出来ないからです。
目次
本当の問題を解決するために
私たち治療家の仕事は、痛みや不具合を取りのぞくことです。身体がもつ本来の機能を取りもどすところまでが「私たちのゴール」です。そして、その身体の状態を維持するのは「患者さんの仕事」です。
だから、症状が戻ってしまうのは、“半分は”患者さん自身の責任です。でも半分は、それを維持する方法をしっかりと指導できない「治療家の責任」です!
実際、ちゃんと指導すると、患者さんは本当に良くなっていきます!そして何より術者がとても楽になります!
わんこそばとバイキングを施術にたとえるなら、わんこそばのようにずっとお客に付き添って、おかわりを与え続ける労力か、バイキングのようにお客に勝手にとりに行ってもらい、足りないところだけ補充する労力で済ませるか?くらい差が出ます。
そもそも治療家は、責任感の強い人が多いので、そんな患者さんの責任の領域まで、自分で負ってしまいがちです。僕自身も、それで眠れなくなって体調を崩すほど、いっぱい悩んできました。
だから僕は、しっかりと「ここまでが自分の責任」と言いきれる自信が持ちたくて、パーフェクト整体を学びました。
そうなるとより一層、施術後の良い状態を維持する方法を教えることも、「治療家の大事な仕事」だと思うようになってきて、必ず姿勢指導とセルフケアを行っています。
セルフケアを患者さんがやってくれない理由
でも、ここで一つ問題が出てきます。そう、「教えてもやってくれないんです・・・」こういった声に共感される先生も、多いのではないでしょうか。これって、患者さんが悪いように聞こえるけど、実は治療家の「説明が不十分」なんです。
治療家の説明が不十分
「患者さんがちゃんとやってくれないんですよ」という先生に、よくよく指導方法を聞くと、施術の流れでそのまま「やり方だけ」を伝えているんですね。
- なぜ、やるべきなのか?
- やるとどんな変化が得られるのか?
をしっかりと伝えるだけで、患者さんの取り組み方が全然違ってきます!ぜひ、意識して伝えてください。
治療とセルフケアの違い
治療とセルフケアを
- 刺激量
- 変化速度
- リスク
- お金
- 専門性
- 取り組む目的
で見てみると
【刺激】
治療:高い
セルフケア:低い
【変化速度】
治療:早い
セルフケア:ゆっくり緩やか
【リスク】
治療:ある
セルフケア:少ない
【お金】
治療:かかる
セルフケア:無料
【専門性】
治療:専門家が行う
セルフケア:患者さん自身が取り組む
【取り組む目的】
治療:今ある問題を解決
セルフケア:根治的
といった感じで説明するのですが、こうしてみると「治療」と「セルフケア」は、互いの足りないところを補える関係にあり、人生を健康な状態で送るためには
- 治療だけではダメ
- セルフケアだけでもダメ
両方が必要だということが、理解してもらえるでしょう!治療家にしてみたら、当たり前のことかもしれませんが、コレ、一般の方はあまりわかっていません。
例えば、施術を連日で受けられれば、身体は回復が早いですが、当然お金がかかってきます。でも、セルフケアをすることで、その人にとって最適なバランスで、自分の身体を治していくことが出来るのです!しかも、続けることで、身体が壊れにくくなり、健康維持増進に役立つ!
こうした説明をすることで、セルフケアにちゃんと取り組んでくれる患者さんが増えてきます!
でも、『それをやったら患者さんが来なくなって、売り上げが下がってしまう…』と思う先生もいるかもしれませんが、実際にはそんなことありません。
セルフケアができたら、通院してもらえなくなる?
『セルフケアで患者さんが、勝手に良くなるともう通院してくれなくなるかも』というのは間違った思い込みです。セルフケアはむしろ
- リピートに繋がるし
- 紹介ツールにもなります!
実際に私の院にきている患者さんが、お友達とランチに行った時のお話です。私の院では食事前に「あること」をしてもらうように
指導しているのですが、その患者さんがランチでお店に入ってイスに座る時に、うちで指導したその「あること」をしたら、その場にいたお友達が気になったのでしょうね。
「それなぁに?」と尋ねられて「ああ、これね。今いっている整体院の先生が、食事前に必ずこれをするようにって教えてくれたの。これをするとしっかり噛めて消化にも良いんだって!」と答えたところから、そのランチタイムは、なんと!私の院の話で盛り上がったそうです。
後日、そのお友達が「自分もその整体院に行きたい」となってご紹介を頂くことになりました。
ランチに限らず、家庭内でもセルフケアをしていると、家族が興味をもって来院されたり、こういった口コミが起こりやすくなります!
患者さんの中には、「治療院は必要以上にリピートさせようとしている」と考えている方がいます。しかし、セルフケア指導に力を入れるということは、極論、「これであなたが通院の必要がなくなることを願っています」と言ってるのと同じです。
無駄に通院させるどころか、無駄な通院をしなくていいようにしてくれる。それくらい、自分の健康のために考えてくれる先生の言葉はどうでしょうか?
「この先生は他とは違う」と思われ、初回から信頼を勝ち取りやすくなります!
また、セルフケアをしていくと、患者さんの健康意識が高くなるうえに、身体の不調に対して敏感になるので、ちょっとおかしいと感じたら、すぐに相談に来てくれます。
注意:セルフケアを取り入れるタイミング
よく、初回の問診時に姿勢や生活習慣などを根掘り葉掘り聞いたり、初回の術後にセルフケアを勧めてしまう先生がおられます。
でも、セルフケアした方がいい!と言っても【タイミングが大事】です。お金を払って治療に来るということは、自分では治せないからなんとかしてもらいたいと思っているのに、初回からセルフケア等をあれこれ言ってしまうと『悪いのは私ってこと?!』とムッとする方も少なくありません。
最適なセルフケアや姿勢指導のタイミングは、患者さんが施術で体の変化を感じ『ああ楽になった』と思った時。そこで初めて患者さんは『この院を選んでよかった!』と確信できた状態になるわけです。
ですから、体の状態が70%〜80%改善したタイミングで、そのいい状態を保つための提案としてセルフケアや姿勢についてお伝えしましょう。そうすると、お客様も『このいい状態を保ちたい』と思っているタイミングなので、やってみようと思ってくださいます。
まとめ
この記事では、整体院の施術効果を最大限に引き出すための「セルフケア指導」の重要性について解説しました。セルフケア指導は、患者さんの満足度向上だけでなく、リピート率アップや紹介にもつながる重要な要素です。ぜひ、あなたの整体院でもセルフケア指導を取り入れてみてください。
片平が数冊本を出版した理由も、姿勢やセルフケアに関して伝えたかったからです。『若い時から意識していればこうはならなかっただろうに…』と、痛切に思うことが増えてきたことがきっかけで、本にしています。
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この記事を書いたのは、旧認定講師TKさんです。ほんの少しのリライトと注意以降の部分は、パーフェクト整体創始者・片平悦子が担当しました。
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