【整体 肩こり】肩こりで、肩甲骨カチカチのお客様の改善症例

整体院には肩こりの患者さんが、たくさん来院されます。その中でも　頭痛やめまい　まである肩こりさんは
もう、肩こりという主訴でなく、頭痛　めまいなどの不定愁訴の方が多いです。今回は肩こりについて思うところを書いていきます。

電車の中で、意識をなくして倒れました

先日、半年ぶりにいらっしゃった方は、お仕事が忙しすぎて、メンテに行こう、行こうと思いながら、のびのびになっていたところ、仕事帰りの電車の中で意識をなくして倒れ、気づいたら救急車やったそうです。

1泊入院して、CTなどの検査をしても特に異常がなかったので、帰ってきましたが、倒れた時に打ったのか、首・肩がとても痛いと来院されました。

座っている姿をみると、

• 骨盤が後傾
• 背中が丸くなり
• 左右の肩甲骨の位置が大きく違い
• あごが上がってしまっている状態でした
• 呼吸も浅く
• 目もうつろで、とにかくしんどそうです

じっと座っているのも辛そうなので、仰臥位での施術をはじめました。

左右の歪みだけでなく、前後の歪みも

• 腕は上げにくい
• 首は回らない
• 頭がフラフラする
• とにかくしんどい

この状態は、【モゾモゾ体操】でいうところの、脳脊髄液の循環が著しくどこかで引っかかっていると考え、その基礎となる骨盤の調整から始めました。

通常、【モゾモゾ体操】を使っての硬膜調整で、

脳脊髄液の循環を整えるだけでも、かなり楽になっていただけます。ですが、実際この方は、硬膜調整だけでは仙腸関節がビクともしない様子。

骨盤の下に入れた私の手は、もう我慢できないくらい痛くて、とても硬い仙骨になってました。丁寧に腸骨をあわせ、仙腸関節に「息吐いていいよ～」と話かけながら、ゆるめていきます。

そう、パーフェクト整体の骨格矯正は、ガツンと合わせるのではなく、硬いポイントがゆるむように促して待っている手技です。

そうやって待っていると、少しづつ仙骨にあててる私の手の痛みが、やわらいできました。ご本人も厳しい表情からリラックスした表情になっています。

そのまま、腰仙関節～腰椎、胸椎とひとつづつの椎骨の向きを整えながらゆるめます。仰臥位での施術では、左右の傾きだけでなく、椎骨そのものの前後の傾きなども整え、椎骨自体が、とてもリラックスできるようになります。

肋骨も1本づつ、そして肩甲骨はがし

骨盤～脊柱の緊張が和らいできましたが、それに伴って胸郭も弾力でないといけません。胸郭を作っている肋骨を片側12本全て1本づつゆるめて、胸郭全体の形が整い弾力のある胸郭にすることで、肺がふくらみやすくします。

肺呼吸が楽になると、酸素がたくさん供給されるので、血液の循環もスムーズになり、疲労の回復も促されます。
ここでやっかいなのが、肩甲骨と重なっている肋骨のところです。

肋骨の２番～7番の上には、肩甲骨がのっているので、この下の肋骨の緊張を取るのは、なかなか苦労するところです。
それが、パーフェクト整体でいうところの【肩甲骨はがし！】胸郭の上の肩甲骨の位置を整えながら、下にある肋骨の緊張をとっていき、肋骨と肩甲骨がへばりついているところを、文字通りはがしていくようにゆるめていきます。

それは、たとえば、お茶碗に残って固まった、ご飯粒がささっと洗っただけでは、なかなかとれないので、少しお水に浸しておいて、ふやかしてとっていくように整った肋骨に肩甲骨を合わせて、すこ～し隙間ができたら、お水（体液）がしみこむのをまって、ふやかせてゆるめていく・・・そんなイメージです。

パーフェクト整体の手技は、ほとんど待ちの手技で、無理に動かして合わせる攻めの手技ではありません。うちらの関西人には、一番苦手とするところですが、患者さんの治ろうとする力を信用して待つのが大事です。

これは、治してやろうとするのではなく治るのを待つイメージで、施術家として必要な姿勢だと思っています。

最後にもう一度骨盤をチェックして、股関節～足を調整、頭蓋骨の調整をしてこの日の施術は終了しました。

このお客様は、帰りは目もスッキリ！背筋もシャキッと伸びて、「楽になった～」とおっしゃいましたが、疲れがかなりあるので「とにかく、しっかり睡眠とってください」とお伝えして、1週間くらい後にもう一度来てもらうように促しました。

まとめ：他にはない、肩甲胸郭関節の手技

このパーフェクト整体オリジナルの肩甲胸郭関節の手技をすると、あちこちの整体院を渡り歩いてきたお客様に
「こんなん初めて！」とよく言われます。

肩甲骨周りをほぐしてもらえても、その下の肩甲骨の内側までアプローチする手技は、たぶん他では、あまりないと思います。

そんな秘伝とも言える“肩甲骨はがし”を覚えたら最強ですね。肩こり・五十肩だけでなく、首こり・猫背・頭痛・息苦しい・脇の痛み・お腹の調子まで何だかいい感じになっている手技です。

▶︎それってどんなふうにするの？と思った方は、こちらの【肩甲骨裏面・緩め方】施術手順書に詳しいですよ。

▶︎また、脳脊髄液の生成循環を先生がモゾモゾ体操を使いながら行う方法は、こちらの【脳脊髄液・基礎のキ】オンライン講座で、詳しく学ことができます。

気になる方は、詳細を確認されることをお勧めします！

この記事は、旧認定講師の記事に、片平が最後だけ追記しました。

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