【整体 売上】技術力を上げることで売上を上げたい!
整体院の運営は、【技術】を上げながら、【売上】を上げることが大事です。
その考え方についてお伝えします。
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目次
技術力も売上も両方アップさせるために
先生!整体師は技術力が大事だと思います。
でも同時に、売上もすごく大事だと思うんです。この両方をアップさせるのに、大事なことって何なんでしょうか?
技術は商品です。売上はその商品を売った結果。それはご理解いただけると思います。
つまり、商品が悪かったらお話にならないってことです。
整体で、改善できなかったら意味がないとかそういうことですか?
はい、ターゲット顧客が求めていることが提供できているかどうかです。
リラクゼーションが目的の顧客なら、リラックスしてお姫様気分が味わえたらOKです。
あなたの院のターゲット顧客が、症状を改善したいと思っているなら、症状が改善できる技術が商品です。
あなたのターゲット顧客が求めている商品を、あなたが持っていて提供していれば、売上は上がるということです。だから、売上を上げるのは理屈としては簡単です。
もし、売上が上がっていないなら、あなたのターゲット顧客が求める商品を、提供できていないということです。
お客様は、ホームページを見て「いいと思って買ったのになんだよ💢」となったら2度と購入はしません。
化粧品に例えてみましょう。
シミを隠すのにすごく良いコンシーラーがあると言われて買ってみたところ、「何よ〜時間経つとシミがクッキリ浮いてくるじゃないのよ!」などという目にあったら二度と買わないじゃないですか。
だから、商品に対する答えはお客さんが持っているので、先生が売上上がらないとしたら、それがお客さんの答えです。つまり、あなたの商品は気に食わないですと言われているわけです。
なので、対策をどうするか?考える必要があります。その際、多くの施術者の最大の問題は、考えが甘いということです。
甘い!?
はい、みなさん考えが甘いんです。
先出(さきだし)の法則
買い物をする時だって「先出しの法則」で、スーパーでカゴにほしい物を入れ、レジでお金払わなかったら持って帰れないでしょ?必ず何かを手に入れる時は、「先出しの法則」があるんです。
何か物を手に入れて食べるには、先にお金を出すっていう???
そうそうそう、食品だとわかりやすいです。
技術を習う時も、お金を先に出さないといけない、、、使い物になるかどうかわからないのに先出ししないといけません。
もし、色々食材を買ってきたけど、料理に失敗したら、旦那に叱られて、捨てる羽目になるかもしれないですよね。
整体だって同じです。先出しの法則でお金を払って学んだら、Aさんは上手くできるのに、なぜ?私はできないんだ!と怒ってみたところで、先ほどの料理が下手だったのと一緒で、習ったことを上手に処理しきれないあなたが悪いんです。
だからこそ、整体の技術を学ぶときは、上手になるまで頑張らないといけないんです。たったそれだけのことを知っているのと知らないのとでは天と地ほどの差がつくんですね。
技術習得するときの「先出しの法則」とは
技術を習う時は「先出しの法則」で、お金を先に出しているけど、技術を覚える時もまた「先出しの法則」が必要です。
つまり、、、どういうことですか?
すごく具体的に言うと「タダ働きをしなさい」ということです。タダ働きの期間を短縮したいから、お金を払って技術を習うわけですが、その技術を覚えるには、やはり練習期間(タダ働きの期間)が必要なんです。
私が、なぜ、田舎でも都会でも海外でも・・どこで開業しても成功しているか?それには理由があります。どこでも、開業前に無料でやっている人の数が段違いに多いからです。
具体的に何人ぐらい?
数え切れないくらいやってます。
私ね、、2016年に、ひょんなことでハワイにぶっ飛んでしまい、ハワイで3年間仕事してるんですよ。
その時はお金があったから行ったわけではありません。なんとかお金を捻出したはいいけど、知ってる人もいなくて、英語が喋れるわけでもないんです。
でも、縁あった方を無料で施術しているうちに、いい先生だと認識され、いよいよ開業したら口コミが爆発したんです。
いろんな講座生さんを見ているけど、習ったことをすぐにお金に変えようとする人は、残念ながら上手くいかないです。
技術の「先出しの法則」を使うなら、そしてもし、知らないところで新しく始めるなら
「私はね、こんなに良いものを持ってるのよ!」
「ほらね、効くでしょう?」
「どうぞ試してみて!」
と、先に商品を出して見せないといけないんです。食品売り場で、試飲とか試食させている、あの感覚です。試飲とか試食で、お金もらってないでしょ。
同じように、新しい技術を習ってこれから練習する時に、なぜお金をもらおうとするのか?私には理解できません。
私事ですが、昔、開業して3年で母が急逝してめっちゃ田舎の実家に戻りました。
しばらくして、近くで開業したのですが、その頃は、膝が治せなかったんです。その当時は、学んだオステオパシーの手技で一生懸命やっていたんですが、治せなくて膝痛のお客様(50代女性)に
「悪いけど、夕食後にお風呂に入ってから来てくれない?」
「無制限で施術させてくんないかな?」
と頼んで、きてもらっていました。もちろん、お金はもらってないです。だって、当時の技術では改善できないのですから。でも研究したかったんです。
- 何が欠けてるのか?
- 私が何を見逃しているのか?
- 何をすれば改善できるようになるのか?
答えはないんですよ。自分で探すしかないなので、「時間無制限でやらせてください」とお願いしました。
毎回、きてくださったら、2時間とか3時間.. 膝を触ってました。お客様も、辛かったでしょうね。だけど、お客様もきっと良くなりた買ったんだと思います。
私も、なんとか改善の糸口を見つけたいから、無料で2時間も3時間もやる、必死だったんです。そうしたらある時、ピーンと閃いたわけです。
そのひらめき通りに施術したら、徐々に膝痛が改善できるようになりました。一事が万事で、全身そうやって改善でるようになっていき、それが積み上がって、今お教えしているパーフェクト整体になっています。
技術の伸び方は飛行機のランディング
【先出し】が大事で、技術でも先出しできる人が、今後技術も売上も伸びる人です。
どういう風に伸びるかと言うと、飛行機がしばらくランディングして、ある地点からグーっと上がっていく、、あんなふうに伸びていくんです。
無料で施術している時、もしくはモニターで 安くやって、でも手抜きしないですごく頑張ってる時は、ランディングの時間です。
今まで、リラクゼーション施術をしていた方が、パーフェクト整体を学んだら、このランディングの時間が長いわけです。
今まで、がっつり治療目的の施術をしてきた方は、ランディングの時間が短くて済みます。
早い遅いはあっても、どこかでは必ず技術の先出しをしていた人は飛翔します。それは、今までたくさんの受講生さんを見てきていて感じることです。
適当な練習は適当な技術を生む、正確な練習が大事
それから先出しをする時に気をつけるべきことがあります。それは、正確に練習しないとダメだってこと。技術の練習は、適当だと適当な技術しか身につきません。
だから、正確に練習して、確実に改善を目指すためにパーフェクト整体では、卒業後も色々なフォローセミナー等を行っています。どうせ学ぶなら、きちんと正しく覚えて施術することが結局はお客様に喜ばれる近道です。
無料で施術することのメリット
開業前は無料でお客様の施術をすると言いましたが、それはすごいメリットがあります。どんなメリットかというと【今まで改善できなかった症状が改善できたという自信】を得られるということ。
先ほどの例で言えば、次に膝が痛い人が来院してももう怖くないです。自信を持って施術できますし、どんな経過を辿って良くなるかも知っています。それって強いと思いませんか?
改善できるようになるまでは、長いこと苦労するだけど、1回改善できたら強いです。
- どのくらいの変化がでたら急に楽になるとか
- 何ができたら急に体が変化するとか
手の感覚としてわかってくるわけで、それが技術者の財産であり武器になってきます。
無料で施術する期間は、確かに苦しいし長いトンネルのように感じても、これで治せるという感覚が身につけば、お客様を助けられる施術者になることができます。もう、膝痛のお客様は怖くないです。
価値相応の料金設定
技術がしっかりしてきたら、次は料金設定ができます。他院で改善できないことが改善できるのですから、価値に見合った料金にできます。その価値をあなたがいくらに設定するかは自由です。
しかも、その値段でもお客様は、改善できるまで来院してくれます。だって、他院でやってくれないんだから当然です。その結果、売上は自然に上がっていくでしょう。
技術を先出しして、お客様に誠実に向き合って、正確な治療法を練習することで、どこかの時点で売上がグ〜ンと上がっていきます。これが、技術と売上を両立させていくための秘訣です。
技術と売上をどちらも上げていく秘訣
厳しいことを言うようですが、改善を目指す整体院にしたいなら[甘ちゃん]ではダメです。
過日、益子焼の展示会に行ってきました。いろんな焼き物が出店されていて、益子焼は、土質のため結構分厚い焼き物ですが、益子焼と一口に言っても、みんな個性があって1店舗ごとに違いがあって、ワクワクしながら見てきました。
考えてみてください。最初から益子焼職人として独立してる人なんて、いないはずです。どなたも、最初はロクロ回しとか土こねとか、基本的なことを師匠について、しっかり学んでいきます。
基礎ができたら、ようやくオリジナルの世界に入っていけるわけですが、その間、何年かかるかは個人差があるでしょう。このように、基礎を学ぶときは、着実な努力をひたすら続けなくちゃいけないんです。
私が言っていることは、変なことでも時代遅れでもありません。世の中の、「整体は誰でも・簡単・すぐできる」なんて文言に踊らされてはいけないんです。
「誰でも・簡単・すぐできる」を信じてもいいですが、お客様が信頼してついてこなければ、結局は閉院の憂き目に遭うだけです。
技術を学ぶ人にとって当たり前のことが、今あまり言われてないので、私はそれがすごく悔しいと思って話してみました。
誰でも・簡単・すぐできるなんて、、、
- どこ見てるんですか?
- 自分のことしか見てないんじゃないの?
- 自分が楽して金儲けすることばかり考えてるんですか?
と思ってしまいます。
商売は甘くはありません。お客様は、きちんと改善してくれるんだったらお金を払って通いたいんです。それに応えるだけの価値ある技術をあなたは持っているんですか?といつもお客様から、突きつけられてるんです。
だから、整体で改善を目指すということは、そういう世界なんだということを知って、技術は覚悟して自分の血となり身になるまで練習する必要があるということです。
まとめ
整体の技術力をアップしつつ、売上もアップするということは、技術は施術家の商品なのですから、商品(技術)の価値を上げる努力はずっと続けなくてはいけないことなのです。
それができたら、猫が歩くと尻尾がついてくるようなもので売上も自然に上がっていきます。
本気で取り組んだ方は、全員成功していますので、甘い気持ちは捨てて、地味にお客様のために技術研鑽の努力を続けましょう。
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この記事は、講座生の報告を記録したものです。文責:片平悦子
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