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【整体 テニス肘】上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の原因と施術ポイント

パーフェクト整体の講座生さんから、「テニス肘を上手く直すことができないのは?何が問題なのか?」と、質問がありましたので、片平の見解を書いてみます。

テニス肘の原因

【テニス肘】の正式名称は【上腕骨外側上顆炎】です。文字通り、上腕骨外側上顆に炎症が起きる症状名です。
症状名ということは、使いすぎと言われて安静にすることが当たり前のように推奨されます。
ですが、近日中に試合がある場合、安静にしているわけにはいきません。炎症を起こす理由が使い過ぎではないこともあるのです。肘以外の原因としては
  • 肩甲胸郭関節
  • 肩甲上腕関節
  • 手首
をかばって、肘に負担がきていることが考えられます。

テニス肘の施術ポイント

テニス肘=上腕骨外側上顆炎 ですので、上腕骨外側上顆につく筋肉の筋膜の起始が緊張したり癒着していたらリリースしましょう。上腕骨外側上顆につく筋肉は以下です。
テニス肘 整体
引用:https://drtokuyama.com/2021/06/10/%E5%A4%96%E5%81%B4%E4%B8%8A%E9%A1%86%E7%82%8E/

短橈側手根伸筋

▶︎上腕骨外側上顆より起始し、第3中手骨底に停止し、手首を反らす筋肉

長橈側手根伸筋

▶︎上腕骨外側顆上稜より起始し、第2中手骨底に停止し、手首を反らす筋肉

総指伸筋

▶︎上腕骨の外側上顆と前腕筋膜を起始とし、25指の中節骨および末節骨底を停止し、指を伸ばしたり、手関節を背屈させる筋肉

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の時は、この3つの筋肉が上腕骨外側上顆の起始で癒着してしまい、炎症を起こしていることが多いので、しっかり起始の状態を診ていきましょう。

テニス肘:肘以外の施術ポイント

整体の施術では、つい、痛みを訴える肘関節だけ診てしまいがちですが、実は、肘より近位 or 遠位の状態とのバランスも確認しましょう!特に以下の状態をチェックして異常があれば調整してください。
  1. 肩甲胸郭関節
  2. 肩甲上腕関節
  3. 手根骨とCM関節

3番目の手根骨と手根中手関節(CMJ)がなぜポイントかというと、長・短橈側手根伸筋の停止が第2・第3中手骨だからです。

まとめ

テニス肘 だから肘だけという発想ではなく、肩甲胸郭関節 → 肩甲上腕関節 → 肘関節 → 手根骨とCM関節まで、漏れなくチェックして異常を調整しましょう。

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この記事は、講座生の質問に片平悦子が答えました。

片平悦子

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〒338-0002  埼玉県さいたま市中央区下落合2丁目5−3 辻村マンション301

一般社団法人日本パーフェクト整体普及協会(略称:JPSA)

TEL:04-8679-6762

公式サイト:https://perfectseitai.org

営業時間:10:00 ~ 17:00

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