【整体 技術】同じ技術を使って効かなくなってくるのはなぜか?
整体の技術を学んで、最初は効いてもだんだん効かなくなることってありませんか?
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同じ技術なのに、なぜ効かなくなるの?
先生、今日も質問が届いています。セミナー等で学んだ技術をお客様に使ってみたら最初はすごく効いたのに、回数を重ねるうちにお客様の反応が弱くなってきてしまいました。
他のお客様でも同じです。これは、私の技術力の問題なんでしょうか?他に気を付けることは ありますか?
はい、技術力の問題です。
それはそうなんですけど…ポイントというかその技術力に関しての
では、その原因と解決法、マインドセットについて話してみます。
「まだ痛いです.. 」の原因
パーフェクト整体をお教えして、講座生さんは最初どなたも「すごい効きます!」と報告してくれます。でも、、だんだん効かなくなってくるんです。

パーフェクト整体でも、そうなんですか?
そうです。ただ、これは、当たり前の現象なんです。
最初は効いたのに、少しづつ効かなくなってくるその意味は、お客様が抱えている患部の手前までしか刺激が届いていないということ。お客様は素人さんなので「まだ痛いです」としか訴えることができないでいるのです。
もっと具体的にいうと、最初はお客様が訴えている患部を触っているから、変化が出て楽になった。でも、、、例えば皮膚から3センチ奥に患部があるのに、皮膚から2センチのところまでしか刺激していなかったら、お客様は「まだ、ここが・・」というのが当然です。
他院のルーティン施術では患部に刺激が入っていなかったのが、パーフェクト整体で施術したら、患部の近くまで刺激が届いた。そしたら、お客様の感覚としては、『この院の施術は効きそうだ..』と感じるから「先生楽です!」と言ってくださいます。
そんなふうに期待が膨らんでいるお客様が「まだ痛みがあるんです… 」と言う時は、施術してほしい手前のところで刺激が止まっていて、患部にドンピシャでヒットしていないんです。
「まだ痛いです」を解決するには
ということは何が必要でしょうか?
そう、技術の精度を上げることが必要なんです。だから、自分が習ったやり方をやることに集中して、施術で肝心なお客様の
- どの部位に
- この施術でこんな刺激を届けよう
- この角度でこの深さまで刺激して〇〇をリリースしよう
という視点が、スコンと抜け落ちていると、なかなか期待通りの結果がでません。
これは、どんな技術だって同じだと思います。
例えば、サッカーでシュートの蹴り方を習いました。確かに上手に蹴れるようになりました。でも、自分がゴールがあそこにあると思ってけらなかったらどうなります?

人によっては邪魔されたりして、打てないですよね。
確かにボールの蹴り方は上手ですけど、ゴールを意識しなかったら、当然ボールがゴールに入らないです。
施術のゴールは何か?
だから、同じ技術でも【どこを目指してその技術を使うのか】が、すごく大事なんです。これができると、同じやり方を使っても施術の質が上がってきます。
私が見ている限りでは、「まだ痛みがあるんですよ」と言われる場合は、
- 目的の場所に施術の刺激が届いていない(手前で刺激が止まる)
- 改善できる刺激(方向・圧)になっていない
ことがほとんどです。
習ったやり方を使うのですから、刺激が患部をかすってはいるんです。だから、お客様は施術直後は効いたような気がする。
でも、少し動いたり家に帰った頃にはまた痛みが復活している。そうすると、「先生まだちょっとこの奥に痛みが残ってるんだけど・・」と言われてしまいます。
- 確かに習ったやり方でやっている
- お客様も効いたと言ってくれた
- でもまだ、奥の方が痛いと言われる
- なぜだ?何がいけないんだ???
こんな時は、本当に辛いです。
なのでそういう時には、施術の【目的意識】と、自分の技術の【精度を上げる】ことに、もう一度向き合うことが大事です。
いくつもの壁を乗り越えて技術の精度は上がる
これはあなたが悪いわけではありません。技術が向上するときにはどなたも通る道です。水泳で考えてみましょう。誰だってプールに入ったら、カナヅチでない限りは、なんとなく泳げるようになります。
地方の大会に出ようと思ったら、先生が色々アドバイスしてくれます。
「息継ぎそれじゃダメだ!そこでロスしてるから、もっと首を上げるんだ!」とか「首の角度を変えろ」などと指導してもらって練習します。
才能を見込まれ、スイミングクラブに入って県大会に出るとなったら、やっぱりライバルはいっぱいいて、今のままじゃ勝てないから、さらに記録を上げるために、「お前ビートの打ち方が悪い」とか「手をかく角度が悪い」とかいろいろ指導を受けます。
その指導を1つずつ直して、直して、、初めて、地区じゃなくて上位の大会に行っても優勝できるぐらいになる・・・その間、コーチのアドバイスを受け、指導料も払い、練習もたくさんし、苦しい練習を経て上達していきます。
こんなふうに、技術が向上する時はみんな同じ経過をたどります。だから、あなたが持っている技術が「やり方を知ったからよし!」じゃなくて
- その技術を使う目的
- 相手をどんなふうに改善したいのか?
- そのための刺激の角度・方向・深さはどうか
などを意識しながら、施術練習を積み上げていくと、あなたの技術の精度が上がって、お客様の「まだ痛いです」が、ありがたい言葉に聞こえてきます。
「まだ痛いです」から「先生、もうすっかり痛みもないし、動きます」と言われたら、自分がイメージしたところに正確に狙った刺激を届けることができた=技術の質が上がったということです。
ということで、技術は道具です。大工さんが家を建てる時の、のこぎりとか金槌みたいなものです。どんな木を切るかでどのノコギリを使ってどの角度で切っていくかは違ってきます。
太い木を切るんだったら、先にノミでカンカン打ってからノコギリを使うでしょうし、細い木を切るなら軽い力でノコギリを使う必要があります。
同じ整体手法でも、お客様によって使い方は工夫する必要があるのは、わかっていただけたかと思います。
まとめ
お客様が「まだ痛いです」という時は、大工道具に該当する整体の技術を、的確に使いこなせていないということなので、凹むのではなく、さらなる工夫を重ねるといいです。
特に大事なのがゴールのイメージです。どこにどのくらいの刺激をどのようにして伝えるかがイメージできると、結果がついてくるようになります。この内容をヒントに施術を工夫されると、
- 最初は効いたのに効かなくなっちゃった!
- 「まだこの奥が痛いです」と言われる
ことはなくなってくると思います。
ちなみに私は、「まだ痛いです」というお客様がおられる場合に、何を思って施術しているかというと、『私が気づけていない何かがある』ことを教えてくださっているのだから、気づいていないことは何だろう?と考えて解剖書をみたり、体の声を聞いて施術しています。
すると、どこかのタイミングで、『あ!これが原因だったのか』とわかります。そしてまた一つ気づきが増え、助けることができる症状が増えます。そのようにして積み上げてできた手法がパーフェクト整体です。
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この記事を書いたのはパーフェクト整体創始者・片平悦子です。
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