【整体 五十肩の問診】患者さんが信頼する「五十肩でも全身施術」に納得する会話術
病院や他院に何ヶ月も通ったけれど五十肩が良くならず、整体院に不信感や疑念を抱きつつ、それでももしかしたら、、来院される患者さんたち。なぜ肩の痛みなのに「全身施術」が必要なのか?患者さんが深く納得し、心を開いて二人三脚で快方を目指せるようになるための具体的な問診・会話術を解説します。
病院や他の治療院で結果が出ず、心も体も疲れ果て、深い不信感や疑念を抱えた五十肩の患者さん。
そんな方に必要なのは、患者さんの信頼を得ることです。様々な技術を勉強しても、患者さんとの間に「信頼の架け橋」が架かっていなければ、その技術を発揮する機会さえ失ってしまいます。
この記事では、他院に不信感を持つ五十肩の患者さんがスッと心を開き、なぜ肩の痛みなのに「全身施術」が必要なのかを深く納得して、自ら通ってくださるための問診・会話術を解説します。
五十肩の原因特定から導く全体的な臨床戦略(総論)をまず知りたい方は、こちらの親ページをあわせてご覧ください。 → 【整体 五十肩】「治しきれない」を卒業する!原因特定から導く臨床戦略(総論)
目次
1. 整体院に不信感を持つお客様が、心を開き改善へ向かうまでのプロセス
他院で良くならなかった患者さんが来院されたとき、絶対にやってはいけないのは、いきなり「うちの技術なら治せますよ」と自院の正当性をアピールすることです。
患者さんからすれば、「前の先生も同じことを言っていた」と、さらに警戒心を強めるだけになってしまいます。
まずは徹底的に「痛みの歴史と絶望」に寄り添う
患者さんが抱えている不信感の正体は、先生に対する敵意ではなく、「また裏切られたらどうしよう」という恐怖と防衛反応です。
まずは患者さんがこれまで受けてきた治療や、良くならずに傷ついた歴史をすべて吐き出してもらいましょう。
「1年も病院に通ってリハビリしたのに変わらなかったんですね。それは本当に辛かったですね……」
このように、まずは相手のこれまでの苦しみをプロとして、そして一人の人間として100%受け止めることが大切です。「この先生は、私の絶望を分かってくれようとしている」と感じたとき、患者さんは初めて頑なな心の鍵を少し開けてくれます。
2. なぜ肩なのに全身?「全身施術」が必要な理由を納得していただく会話術
心が通じ合ったら、次なるハードルは「なぜ?肩の痛みなのに、足首や骨盤、背中まで触るのか」という疑問を解消することです。
特に五十肩の患者さんは、「痛いのは肩なのだから、肩を集中的に揉んでほしい」という固定観念を強く持っています。ここを、解剖学的なロジックで納得していただくための会話術が、重要になります。
家の土台(骨盤)に例える会話のテンプレート
専門用語を使わず、患者さんの頭の中にパッとイメージが浮かぶ「例え話」を使うのが効果的です。

「〇〇さん、例えば、家の柱が1本だけギシギシと音を立てて歪んでいたとします。そのとき、柱だけを無理やり真っ直ぐに直そうとしたらどうなると思いますか?」
「うーん、またすぐに歪んでしまうか、折れちゃうかもしれないですね」

「そうなんです。実はその柱が歪んでいる本当の原因は、家を支えている『土台(基礎)』が傾いているからかもしれないですよね。 実は、人間の体も全く同じなんです。〇〇さんの痛んでいる肩は、この『ギシギシ言っている柱』の段階です。でも、その肩を引っ張って歪ませている根本原因は、土台である骨盤が傾いていたり、背骨がガチガチに固まっていたり、あるいは毎日使っている手首や足首がねじれているからなんです。 だから、当院では肩だけを揉むようなその場しのぎのことはせず、家全体の土台からミリ単位で整える『全身施術』をしていくんですよ」
「なるほど……!だから、今まで肩ばかり電気を当てたり揉んだりしても治らなかったんですね!」
例ではありますが、このように説明されると、患者さんは現状維持のその場しのぎの施術ではなく、なぜ全身を整える必要があるのかを心から納得します。
さらには、施術中に「ほら、ここがこうねじれているんですけど、左右差がわかりますか」などと語りかけることで、患者さんは、
『なるほどこれが本当の原因だったんだな』
『今まで、誰もそんなふうに言ってくれなかったな』
『信用してみようかな』
と思い始めます。そして、施術内容に納得できたら「先生にお任せします」と前向きに通院を決めてくださいます。
3. 【症例】1年病院に通っても良くならない肩の激痛が解消したプロセス
当協会の「パーフェクト整体」を学ぶ先生の院でも、この問診のプロセスを経て劇的な変化を遂げた症例があります。
【症例1】病院のリハビリで限界を感じていた50代女性
その女性は、病院で五十肩と診断され、1年間 真面目に週2回のリハビリと注射を続けていました。しかし、夜間痛で目が覚め、腕は水平までしか上がらない状態が続き、「もう私の肩は一生治らないのではないか」と諦めかけて来院されました。
最初の問診で、これまでの辛かった経過をじっくりとお聞きし、前述の「土台と柱の例え話」をお伝えしたところ、「私の体を丸ごと見てくれる先生に初めて出会えました」と涙ぐまれました。
【症例2】夜間痛がひどい40代女性
こちらの女性は、「病院で安静にしていれば1年位で良くなりますと言われましたが…1年経って更に悪化し、結帯動作ができなくなり夜間痛が酷くなったそうです。
最近は上向き寝だと、腕・肘がベッドに着けられない位、巻き肩になってきて、肩・腕の痛みだけでなく、肘・脇腹まで痛くなって来た」と、かなり辛そうに訴えてこられました。
詳しい問診で、腋窩神経の圧迫がありそうだと判断できました。

ですが、彼女も、局所を施術する前に、土台の大事さを伝え、全身の施術をしたところ、1回目の施術で、下記写真のように、水平より手が上がるようになりました。

2回目の施術で、夜間痛は消えたそうです。
このように、当協会の3大メソッドを用いて全身を紐解いていくと、原因は肩だけでなく、骨盤の後傾や、それに伴う胸椎のロック、胸郭の動きの悪さ、さらには肩鎖関節のロックなどが原因ということが読み解けます。
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第1メソッド:透視検査法(肩に触れる前に、骨盤と背骨のどこが歪みの起点かミリ単位で特定)
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第2メソッド:3種の深層膜リリース法(全身を巡る引きつれた膜組織を優しく解放)
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第3メソッド:骨格リポジショニング法(土台を整えた上で、最後に上腕骨頭を正しい受け口へ誘導)
施術を重ねるごとに、まずは夜眠れるようになり、眠れることで回復が早まり、次に少しずつロックしていた関節の角度が広がり、最終的には「1年間あんなに苦しんだ激痛が嘘のようになくなりました」と、お二人とも満面の笑みで卒業されていきました。
技術迷子を卒業し、患者さんと二人三脚で歩むために
「リピートを促す技術がない」「次回予約を勧めるのが後ろめたい」 そう悩んでしまうのは、先生が目の前の患者さんに対して、どこまでも誠実でありたいと思っている証拠です。
患者さんが求めているのは、一発で痛みを消し去る魔法使いのようなゴッドハンドではありません。
自分の絶望に寄り添って話を聴いてくれ、解剖学的な根拠に基づいて「なぜこの痛みが起きているのか、どうすれば変わるのか」を正しく示し、暗闇の中で行く先を照らしてくれるプロの伴走者です。
「なぜ全身を診るのか」という明確な見立てを言葉にして伝え、納得していただくこと。それ自体が、すでに素晴らしい施術の第一歩です。
先生が自信を持ってその一歩を踏み出せば、不信感を抱えていた患者さんは、未来の希望を取り戻して先生の強い味方(ファン)になってくれます。
確かなロジックと丁寧な問診の力を武器に、目の前の患者さんと深く繋がり、二人三脚で快方への階段を登っていきましょう。
FAQ
Q1. 全身施術の必要性を説明しても、「どうしても今日、肩を強く揉んでほしい」と言われたらどうすればいいですか?
A1. 先生はプロ。でも患者さんは素人さんです。そこで、有効になるのは、「今すぐ楽になりたい」というお気持ちをまずは「痛くて今すぐなんとかしたいですよね」と共感して受け止めることです。
その上で、骨盤から施術する意味をきちんと説明し、そのように施術しつつも、お客様の満足度を上げる意味で、訴える患部も、炎症が起きない程度に膜リリースしてください。
癒着が起きている部分の膜は、軽く触れただけでもとても痛く感じるので、患者さんは強く揉んでもらっていると感じます。
Q2. 他の治療院の悪口を言う患者さんに対して、どのように同調するのが正解ですか?
A2. 医療的な効果や他院の施術内容をこちらが断定して批判することは避けてください。
大切なのは、他院の「やり方」を責めるのではなく、その施術を受けて「良くならなくて悲しかった、不安だった」という患者さん自身の『感情』に100%同調することです。
「そんなに頑張って通われたのに、変わらなくて悔しかったですね」と受け止めるだけで、他院の批判をせずとも信頼関係を強固に築くことができます。
▶︎ パーフェクト整体に興味がある方へ
パーフェクト整体は、【ミリ単位・頭〜足まで・カスタム施術】で、全身のあらゆる症状の改善に対応できるので、目の前の患者さんを助けたい施術家の武器になる手法です。
「その場しのぎのリラクゼーションではなく、解剖学に基づいた根本施術を極めたい」 「もう次回のリピートを促すことに後ろめたさを感じたくない」
そう願う先生は、まずは無料のメルマガに登録してみませんか? 7日間のメルマガ講座と9本のプレゼント動画で、パーフェクト整体の概要や、臨床のヒントがしっかりと分かります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事は、片平悦子が書きました。
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