【整体五十肩】五十肩の原因は1つではない!正確な診断と施術が大事!
五十肩の施術について質問がありました。
お客様の五十肩の症状は、屈曲110°、外転100°、結帯動作ができない、水平内転時に痛みがでています。(肩関節の前面やや内側で、上腕二頭筋長頭腱なのか、小結節なのかがハッキリしません。それと後面の腕の付け根)そして、すごい猫背です。このような五十肩は、どうすればいいのでしょうか?
とのことです。私がお会いしたことがない方からの質問なので、文章を拝見し、私ならこう考えるということを書いてみます。
五十肩の原因は1つではない
五十肩の場合、どこか1箇所だけ施術したら良くなるなんてことはほとんどありません。
下記の6つの関節
⚫︎ 背骨の椎間関節
⚫︎ 肋椎関節
⚫︎ 肩甲胸郭関節
⚫︎ 肩鎖関節
⚫︎ 胸鎖関節
⚫︎ 肩甲上腕関節
を診断し、6つの関節が正しい位置で正しく動いているか確認しましょう。
五十肩の施術は・・
最終的に腕が耳まで上がるかどうかは、上記6つの関節が正しい位置で動くように施術したらOKですが、特に[肩甲上腕関節]を上手に正しい位置で正しく動くようにできるかがポイントになります。
こう書くのは簡単ですが、これらの関節の1つ1つを、正しい位置で、正しく動くようにできる手法をご質問の方が持っておられるのかどうかが施術がうまくできるかどうかの分かれ目です。
その手法をお持ちであれば、ぜひ丁寧に施術してあげて下さい。
もし、打つ手無し状態なら、、先に「ねこ背」を改善するのもありです。
「ねこ背」を先に少しでも改善できると、肩甲胸郭関節が楽になります。なので、「ねこ背」を先になんとかしたい場合は、拙著『ねこ背伸ばし』で、詳しく紹介しています。
このストレッチは【手の組み方が決め手】です。間違うと、効果が薄くなるので、間違わないでくださいね。
この「ねこ背伸ばし」をするときは、この患者さんは五十肩だから、腕は上に上がらなくてもいいです。
大事なのは動画で説明している手の組み方をしていただくこと。
特に「ねこ背」がひどいなら
①仰向けに寝て
②胸を天井に突き上げ、両肩甲骨の間に皺が寄るようにしてそのままゆっくり脱力する。こうすると、少し背骨が伸び、外転していた肩甲骨が正常方向へ近づきます
③②の状態から動画で説明しているストレッチをできる範囲でしてもらって下さい
毎日、朝・晩+背中が丸まったと思った時に行うと、だんだん猫背が伸びてきます。
注意すべきは、五十肩なので腕を上まで上げようとしないこと。
上に上げようとするより、組んだ腕をなるべく前方+遠くに突き出してから、できる範囲で腕を少しだけあげ、その位置で3秒キープしましょう。
効果としては、特に第1〜第4・5胸椎あたりが伸びます。
先生が指導して、この「ねこ背伸ばし」をしていただくと、首〜背中にかけて伸びるのが確認できるはずなので、ぜひお客様にやってもらうといいです。
まとめ
頑張ったけど、お客様の症状がひどくて手に負えないと思われたら、当協会で学んだ先生を紹介することも可能なのでお声がけください。
調整がつけば、治療してもらえると思います。
※『ねこ背伸ばし』で、間違いやすいポイントを動画で施術しています!
確認して下さいね。↓↓↓(ちょっとボウボウ頭で撮影していてカッコ悪いです><;)
この記事を書いたのは、パーフェクト整体創始者・片平悦子です。
拙著:『きれいな姿勢に生まれ変わるねこ背伸ばし』はAmazonでも購入できます。
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