股関節痛でペンギン歩きの70歳女性、パーフェクト整体の施術法(症例つき)
今回は、「股関節」の症例について書いて行こうと思います。ご存じのように股関節は歩行する際には、必ずと言って動く関節なので重要な関節です。
基本的な解剖学の知識は、小林先生のブログを参照していただければと思います。
・股関節の正常な状態とは?<1>股関節の構造
https://perfectseitai.org/
・股関節の正常な状態とは?<2>股関節の機能
https://perfectseitai.org/
整体難民になっていた股関節痛でペンギン歩きの70歳女性
セレモニーの仕事で配送をしていたが、現在は仕事をしておらず主婦業
<初検時>
主症状:歩行時痛があり、杖がないと歩けない。歩行時は、ペンギンが歩くようなヨチヨチした感じ。買い物時はカートに寄りかかって歩いている。5分から10分で休みたくなる。
可動域:仰臥位にて、股関節屈曲40度 外転30度 内旋10度 外旋10度
<本人談>
整形外科に行っても薬と湿布だけだし、挙句の果てには手術を勧められるので嫌。
当院に来られる前に通院していた他の整体では、痛いことをされて嫌になり、良い整体院がないか探し歩いていた。良くなったら仕事をしたい。
<頑張り屋さんタイプの女性>
この方は、とにかく頑張り屋さんというか無理をしてしまうタイプで、少し症状が良くなったら、無理して動き回ってしまう。そして、また症状がひどくなって来院される、を繰り返しています。
パーフェクト整体の骨格リポジショニング法での緻密な施術で自立歩行が可能に
パーフェクト整体の施術の内容は、筋膜リリース、関節調整(パーフェクト整体では骨格リポジショニング法と表現してます)を行います。
骨格リポジショニング法では、股関節は球関節なので関節包を1周緩めます。球関節以外の関節でも1周した方が良いのですが。特に球関節については、1周緩めないとどこかで引っ掛かりが出てきて、 そこを拠点にだんだんと周りが固まってくる、そんな感じに思えます。
この方の場合、内側面の関節包と内転筋群が硬く施術も大変でしたが、施術すると4回で変化が表れ始め、10回で杖が取れ、自立歩行可能になりました。
本人談ですが、「もっと早くにここ知っていたらもっと早く治ったかもしれなかったのに・・・」と言っていただけました。とはいえ、まだまだ卒業とは言えないので、普段の生活での注意事項等を指導しています。
股関節内側の施術は特に、きちんと説明をし、細心の注意を払って!
股関節内側の施術、男性の施術家さんは女性の患者さんを施術する際にはかなり気を付けなければいけません。事前に、内側面の施術をしなければならない旨の説明、更に陰部に近いので的確に骨だけを捉える事が重要になってきます。
パーフェクト整体を学ぶ前はこんなに細かく施術できていませんでしたし、自信もなかったです。このブログをお読みの施術家の皆様。自信をもって施術できていますか?もし不安があるようでしたら一緒に学びませんか?
まとめ
今回は、
①股関節痛でペンギン歩きになっていた、70歳女性の症例
②パーフェクト整体の骨格リポジショニング法は、球関節は特に、1周しっかり緩める必要がある
③股関節内側の施術には注意を払う
についてお伝えしました。
パーフェクト整体を学ぶ前の私は、こんなに細かく施術できていませんでしたし、自信もなかったです。このブログをお読みの施術家の皆様。自信をもって施術できていますか?もし不安があるようでしたら一緒に学びませんか?
この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師・森鎌丈雄です。
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