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整体で困った時に読むブログ

【整体腰痛】<パーフェクト整体>骨盤の施術を座位で行う理由(腰仙関節、第5腰椎を正しく触れていますか?)

今回は、

・なぜ関節が硬くなるのか
・仙腸関節の調整を座位で行うわけ
・間違えやすい腰仙関節、第5腰椎の場所

についてお伝えします。

なぜ、関節は硬くなるんだろう?(筋紡錘まで刺激していませんか?

パーフェクト整体で、関節の状態を診ていく時は、「動き」よりも「硬い」か「柔らかい」かが、カギになります。

だからこそ、画像検査や血液検査だけの医療機関では、「原因不明の腰痛」なんて言われたりします。(お医者さんは、関節や結合組織のテンションを診る意識がある方は少ないですから)

では、関節はなぜ?硬くなるんだろう?と疑問に思うことはありませんか?

例えば、目の前に、グラグラっと今にも倒れそうな、不安定な置き物があったら、あなたはどうしますか?おそらく、倒れそうな置き物は、とっさに手で支えようとするはずです。そうなんです!不安や恐怖の前には「固める、固まる」なんです。これが自然です。

これを、硬くなった関節当てはめてみましょうか?

「不安定な関節は、このまま使っていたら、壊れるという恐怖に怯え、固まっている」

その不安と恐怖の声が「痛み」という体のサインです。不安定な構造を、結合組織を盛って固めて、守りながら、必死で助けが来るのを待っている。その声にしっかり応えて調整し、安定(安心)すれば固まっていたものは、「緩む」んです!

緩ませるだけなら、誰だって簡単にできます。実際問題として、結合組織に触れば、勝手に筋肉のセンサーである腱紡錘に、緩むスイッチが入りますから。ただし、それには「正確に触ることができる」という条件が付きますが。

筋肉に備わる筋紡錘を刺激すると、筋肉は緊張してしまう

引用:https://kyoritsu-m.co.jp/useful_post/2023/11/13/2808/

〈腱紡錘(けんぼうすい)〉は、結合組織(膜)に備わるセンサー刺激を受けると「緩め!」という命令が出ます。

〈筋紡錘(きんぼうすい)〉は、筋肉に備わるセンサー。刺激を受けると「縮め!」という命令が出ます。

腱紡錘を刺激して、緩んでいる間に、ズレた関節を、、、パーフェクト整体の指標である、「解剖学的に正しい位置」に誘導して、関節が安定する状況を作ってあげないといけません。

パーフェクト整体では、患者さんの体を実際に触り、関節や結合組織(膜)を捉え、正しい位置に誘導をかけることで、本当に緩んだ!」感覚を手で感じながら操作します。

仙腸関節の調整を座位で行うわけ

仙腸関節の施術ですが、、パーフェクト整体を学ぶ前の私は、仰向けで施術していたけど、なかなか効果が出せなくて・・・パーフェクト整体では、座位施術を推奨していて『なぜだろう?』と思いました。

パーフェクト整体座位治療 腰痛 ぎっくり腰 坐骨神経痛

その理由が、骨盤の固定が効いて、バランスの取れる姿勢 =『座位』「揃える」ということは、「揃える基準が揃ってなきゃね」ということですもんね。そんな当たり前のことを見落としているから、結果が出てなかった!ということに気づきました。

また、座位は「人が活動する姿勢」でもあるわけですから、(もう一つは立位)その姿勢で調整できるということは後々、かなり利点があります。

だから、パーフェクト整体では、まず立位で検査して、骨盤が対照になる状況を作りそのまま座ってもらってポジションを「仮止め」します。あくまで、仮止めではありますが、まずは骨盤が左右対称の位置を、こしらえてから調整します。

そこから仙腸関節を「硬い」か「柔らかい」かで細かく見て、行ったり来たりしながら、見た目は地味〜な作業を繰り返して緩めていきます。しかし、その行き着く先は、、「あれま!なんと!」骨盤揃うって、こんな世界なのね!

間違えやすい腰仙関節、第5腰椎の場所

腰仙関節も第5腰椎も、意外と場所を間違えている人が多いです!仙腸関節のあとに尾骨も調整して、座位での骨盤調整は終わり。そして今度は、骨盤との関節「腰仙関節」です。

腰仙関節はどれでしょう?と尋ねると、多くの方は間違いますが、正しくは、L5の下関節突起と仙骨の上関節突起との関節が腰仙関節です。(間違ってたあなたは今すぐチェック!)

そして、模型でよく見てください!この1ミリもあるかないかの、隙間を正しい位置に調整するのが、腰仙関節に限らず、関節の調整というものです。

もし、関節調整と称して派手に動かしているとしたら、一体何を調整してるんでしょう。そして、腰仙関節がどうこう言う前にもう一つ大きな壁が、「L5を見つけられない」。何を隠そう、私も以前は、よく間違えていました。

腰痛の人は、L4とL5の間が狭く間違えやすい

よくある間違いが、L4をL5と間違えてしまうこと。腸骨陵を結んだ直線上にL4があるとか、PSISの間のちょっと下にS2があるとか、そんなのは、「健康で正しい姿勢で座れている人」の話。

腰痛のお客さんは、もっと下がっているのが普通です。解剖書にある腰の図を、頭に叩き込んだだけでは、まず、、見つけられません。

腰仙関節は、体のバランスを取る重要な関節で、施術をしていく過程でも色々動くため、都度、チェックを入れたほうがいい関節です。焦らずに触診して特定してください。

まとめ

今回は、

・不安定な関節は壊れるという恐怖に怯えて固まっていて、安心すれば緩む。その安心する=本当の安定がパーフェクト整体の指標である、「解剖学的に正しい位置」ということ

・仙腸関節を調整する際は、まず立位で検査し、骨盤が対称になる状況を作り、座ってもらってポジションを「仮止め」する。そこから仙腸関節を「硬い」か「柔らかい」か細かく見て緩めていくということ

・L5の下関節突起と仙骨の上関節突起との関節が腰仙関節、そしてこの1ミリもあるかないかの隙間を正しい位置に調整する、これが関節の調整というものということ

をお伝えしました。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事は、認定講師候補のNK先生です。

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