東京のI先生からの実践報告です。
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講座を受講して今年の3月で丸4年になりますが、遅ればせながら、あの頃、片平先生の言っていたことが、ようやく理解できてきた感触があります。
最近、肩甲胸郭関節の手技の精度が格段に上がりました
きっかけになったのは先生方の実践報告やブログ、そして筋膜リリース講座参加です。
正しく学ぶことの大切さ
僕は元々、指圧のような手技をメインに治療していました。パーフェクト整体を学んだ後でも、まずは指圧で筋肉をゆるめてから、関節の操作をしていました。
筋肉にはそれなりに自信を持っていたのですが、講座で筋膜リリースを習って、遙かその上をすいすいと飛び回るような片平先生の知識・技術に叩きのめされました(笑)。
それ以降、改めて上肢帯まわりの筋肉を洗い出し、それらの筋肉の筋膜全てをゆるめることを徹底しました。それだけでも、肩こりの治療効果が格段に上がりました。
正しく施術すること
いま思うと、僕がいままで行っていた肩甲胸郭関節の手技は、「肩甲下筋・前鋸筋のストレッチ」 でした。
肩甲胸郭関節は、通常の関節とは異なり関節包などがあるわけではありません。ですから、この2筋の緊張がゆるむことで、多少の改善はあり、僕はそれに満足していた部分がありました。
講座では、肩甲胸郭関節の手技は「肋骨を固定して肩甲骨を動かす」と習いました。しかし、僕は、肩甲骨だけを動かして「肩甲下筋・前鋸筋のストレッチ」をしていたのです。
これだと肋骨も一緒に動いて、本来の目的である肩甲胸郭関節の癒着が取れません。(癒着と言っていいのかどうかはわかりまえんが、僕のいまの認識では「癒着を剥がす」という感覚です)
それが、筋膜リリースのおかげで、上肢帯まわりの筋緊張を取ることができるようになりました。そのおかげで、「肩甲骨の動き」の見方が変わりました。
筋肉が硬いから動かない
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肩甲胸郭関節の癒着があるから動かない・・・というように。
ここでちょっとワタクシゴトですが、、、
妻は疲れてくると、左肩甲骨下角の内側あたりが、モヤモヤしたり痺れてくる症状がありました。
いろいろ治療しましたが、やった後は楽になるけどしばらくすると、また同じような症状がでてくる。それの繰り返しでした。
挙げ句の果てには、「そのモヤモヤするところを、グリグリしてもらうのが一番効く」と言われる始末。これをどうにかしたいとずっと思っていました。
妻の施術で掴んだ感覚
そんな妻の施術の臨床報告をしながら、掴んだ感覚をお伝えしていきます。
⚫︎肩甲胸郭関節の動きの悪い部分、癒着している点を肩甲骨を動かして「感じ」ながら場所を特定する。
⚫︎肋骨を固定して肩甲骨を動かしながら手法をかける。
*ストレッチをしていたときは、癒着部分から2~3ミリ超えたところで手法をかけていました。いまは、感覚としては0.1ミリくらいです。
⚫︎そこが「カキーン」とくる場所。それを繰り返していき「砂粒ひとつ」まで癒着を取り除きました。途中で、「あ、呼吸がしやすくなった!」と妻に
言われました。
⚫︎でも、先に施術した健側の肩甲胸郭のようには動かない。『この違和感はどこに・・・?』と思いながら動きを感じていると、肩鎖関節でした。
⚫︎肩鎖関節をみてみると、これまた硬い。これもカキーンとくるところで手法をかけます。以前は1ミリくらい超えていたと思います。いまの感覚では0.05ミリくらい。肩鎖関節がスッとゆるみました。
⚫︎そして、最後に肩甲胸郭関節の動きを見てみました。すると、健側と同じようにスルスル動きます。肩甲骨をつかみ、胸郭から離す方向にひっぱると、つきたてのお餅のようにビヨーンと伸びてくれました。それ以降、背中のモヤモヤは出ていません。
妻は、「肩が軽いってこういうことか」 と言っています。
慢性の肩こりは治らないと思っていた
僕は、慢性の肩こりって治らないものだと思ってました。施術すれば楽にはなるけど、しばらくするとまた肩こりは出てくるものだ、と。
もちろん生活習慣により、また肩がこってくることはあるでしょう。しかし、今までとは明らかに違う、子供のように滑らかな肩甲胸郭関節の動きに改善させることができるようになりました。
今後の可能性
そうは言っても、重症の人やお年寄りは、思い通りに改善するにはまだ至っておりません。
しかし、これの精度も、もっともっと上げていき、再現性を高めていくことで、「どこへいっても治らなかった肩こりを改善させるスペシャルコース」
を、作れそうな気がしてなりません。
治せるようになったと思える。これはものすごく大きいです。いつもご指導ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。