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協会公式ブログ

今までの施術からパーフェクト整体に移行するための3ステップと、リピートに繋げるために大切なこと

第51期パーフェクト整体本講座に参加された方から、メルマガの感想をいただきました。

この方は、現在マッサージ店にお勤めしながら、本格的な開業に向けてご自宅でも施術をされております。いただいたメールでは、マッサージ店での強もみ施術への悩みと自分なりの対策が書かれていました。

以下メールの抜粋です。(本人の了解を得ております)

 「私は、マッサージ店の強もみ施術対策で、苦労しています。強もみ施術の対策ですが、マッサージ店のお客様の立場になって考えると、疲れて空腹で、濃い味の料理が食べたい時に、「それは体に悪い」からと薄味の料理をお出ししても満足されないのは当然です。

先ずはお望みの濃い味のお料理をお出ししてお腹が落ち着いてうとうとされた辺りから薄味にしていけば、どうかと考えています。ポイントは、どのようにすれば短い時間で濃い味から薄味にして満足いただけるか、と言うことかと思いますので、アレコレ試行錯誤してみます。」

(※全くそのとおりですよね。ちなみに、パーフェクト整体は薄味ではありません。例え話でこうなっていますが念のため。)

このブログをご覧になっている方の中にも、同じような悩みを抱えている方もいるかと思います。

今までやっていた施術をパーフェクト整体にうまく移行するには

今はもうそんなことはありませんが、私も今まで自分のやっていた手技からパーフェクト整体へ移行の時期は、強もみのお客様に悩んだことがあります。

賛否両論あるのは十分承知していますが、25年以上この業界にいる私なりの経験を交えた考察を書いてみますと、強もみの患者さんも満足させつつ、自分の技術もレベルアップさせ、お店にも貢献できる「三方良しで次回に繋げる」ことを目指します。

強もみ希望のお客様が、あなたの勤務するマッサージ店にご来店された場合、

「自分の技術を上達させるため今、習いたてのこの手技を試してみたい・・・。お客様の要望の【強もみ】は一旦わきにおいて、新しい手技を全面に押し出してみよう。」それはおすすめしません。

技術って、一朝一夕に完成するわけではなく、何かを習得するにはそれなりの時間がかかります。早る気持ちはわかりますが、順番が大切。 そのため、視点を広く、時間軸を長く取って今いる自分の場所を冷静に見つめて着実に一歩進めてゆきます。

では、三方良しで次回に繋げるためには、どうすればいいでしょうか?

 お客様満足度を上げながらパーフェクト整体の施術に移行していくための3ステップ

①まずは、お客様の満足度を上げる

 「そんなことしてたら、いつまで経ってもパーフェクト整体が上達しないよ!」わかりますその気持ち。でも、強もみの方って、全部強くもんでほしいのではなくある特定の場所だけ、強い刺激が欲しい場合がほとんどです。お話しながら主訴を見極め、まずは、患者さんにやや強もみで気持ちよく満足感を得てもらいましょう。

 「先生は、私のつらいところをわかってくれた。今日、思い切ってここに来てよかった!」と喜んでいただけると、施術者としても嬉しいですよね。

②お互い、和んできた頃合いに、パーフェクト整体の施術を入れていく

 「あなたの背中は今こうなっていて、きっと癒着した筋膜がこの痛みを引き起こしています。このような背中のために、筋膜をリリースするテクニックがあるんです。お客様の場合、筋膜をリリースすることでこんな効果があるんですよ!試しに施術してみましょうか?」

 「じゃあ試しにやってもらおうかな!」

パーフェクト整体は、起始から停止まで筋膜を正確に触って、緊張状態や癒着を診断してリリースしていきます。 効果を出せていれば、患者さんはただの強もみとの違いをはっきり感じます。

やってみて、うまく行けばそのまま、次の技、次の技と繰り出してゆきますし、だめなら一旦相手の土俵に戻ります。

③リピートに繋げる

お勤めしている場合、その店舗の仕組の中で患者さんに合わせて施術するのが基本となります。なにより失客するのは自分も痛いことですが、店舗側はもっと痛いはず。あなたの給与、固定費に加え、集客にもたくさんのコストが掛かっていますから。

今回だめなら、次回があります。そのため失客しないところが今日の勝敗ライン。 なのでここは一つ、次回につなげる施策を打っていきましょう。あなたの成長を続けるためにも「三方良し」を意識して、大きな視点に立って施術してみてください。きっと、着実にレベルアップしてゆきます。

施術の意義を言葉でも伝えることでリピートに繋がる

では、「どのようにすれば短い時間で濃い味から薄味にして満足いただけるか?」そして、そこから更に進んで、今回満足していただけるだけでなく、どうしたら、次回も来てもらえるか?というと、

「相手のことを思って、ちゃんと言葉で伝えること。」

整体師さんは、真面目で優しい先生が多いので、言葉にするのが苦手な方が多いです。施術の説明だけでなく、リピートに繋げられない方も、このあたりが漏れている可能性があります。実は、私もその一人で人前で全然喋れなかったんです。・・「ほんまかいな?」(兵庫代表 森鎌認定講師の声が・・・)

でも伝えないと、あなたのお客様への素敵な思いって相手に全然伝わらないんです。濃い味の料理を出した、よし!ここから味変するぞ! こんなときは、ちゃんと味変する理由を、最初は下手でもいいから、ちゃんと「伝えます。」

「それでね、強もみってあんまりやりすぎると、毛細血管や筋肉がわずかな傷を受けて炎症を起こします。なので以前より柔軟性に乏しい、硬い筋肉になってしまうんです。」

「えーっ、そうなの?知らなかった!」

「けれど、パーフェクト整体の深層筋膜リリースって筋肉を押さないから筋肉に優しくてそのうえ深部までリリースできるから、効果が高いんです!」

 「へーっ、そうなの?」

 「もし興味がありましたら、少しやってみましょうか?お客様の場合は、ここがこんな風になってますから、ここをこんな感じでリリースすると、どうですか?」

「あ!なんかいいね。じゃあ、また次もあなたにたのもうかな。」

(店長も、ニコニコ)

こんなふうにうまくいくかはわかりませんが、何も伝えずに、いきなり味変するより現状となぜ味変するか理由を伝えたほうが、顧客満足度は高くなります。

パーフェクト整体本講座では、こうした各講師の生の現場で培われたリピートトークなども交えながら講座が進んでゆきます。

技術セミナーにでていても、リピートが取れない方は、技術を追いかける前に、この視点が欠けているかもしれません。

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整体の仕事は、技術があればなんでもいいというのではなくて、実はお客様は、先生のコミュニケーション能力、雰囲気など、全体の人間性をみて、また来ようか、もう来るのをやめようか決めています。

 いくら技術が良くても、なんかいやな感じがしたらもう二度と来てくれません。大事なところですね。 また、会いたいなあと思ってもらえる人には共通点があり、その一つが相手の立場に立って考えることができるということです。

まとめ

今回は今までやっていた施術からパーフェクト整体に移行するための3ステップ

①お客様の満足度を上げる

②和んできた頃にパーフェクト整体の施術を入れていく

③リピートに繋げる

と、リピートに繋げるためには言葉でもちゃんと伝えることの大切さをお伝えしました。整体の仕事は、技術があればなんでもいいというのではなくて、実はお客様は、先生のコミュニケーション能力、雰囲気など、全体の人間性をみて、また来ようか、もう来るのをやめようか決めています。

 いくら技術が良くても、なんかいやな感じがしたらもう二度と来てくれません。 また、会いたいと思ってもらえる人には共通点があり、その一つが相手の立場に立って考えることができるということです。

技術セミナーにでていても、リピートが取れない方は、技術を追いかける前に、この視点が欠けているかもしれません。整体師には当たり前のことでも、お客様は、意外と体について何も知らないことが多いです。基本的なところから伝えていくと、徐々にあなたへの信頼感が生まれてきます。技術と経営、両方知りたい人はぜひ勉強会に参加してみてください。

この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師の上杉勉です。

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