【整体腰痛】パーフェクト整体の骨盤の診断ポイント(関節を正しく捉えて、関節の硬さを感じることが大切)
今回は、骨盤を形成する3つの関節の状態のチェック法と、関節の硬さについてお伝えします。
目次
骨盤を形成する3つの関節の状態を立位でチェックしてみよう!
骨盤のカ・タ・チと言いましても、骨の大きさ、やら肉付き、やらを見るわけではありません(笑)
骨盤は、いくつかのパーツで出来上がっているわけですから、それぞれの「組み合わせ」の結果、どんな状態なのかを、見るわけです。私たちの業界ではよく「骨盤の歪み」な~んて言いますが、骨盤を形成する三つの関節の状態を見るだけです。
骨盤を検査する時は基本「立位」で行ってください。なぜなら、他の体位では、骨盤のどこかが座りになって偽りの指標を作ってしまうからです。
〈仙腸関節 〉
仙骨を二つの寛骨が挟んでいるわけなので、左右の対称がありますよね?後ろ手に腰に手を当ててみると、なにやらでっぱりが左右対称にあるのがわかるかと思います。その出っ張りの高さが揃っているかどうかを見ます。
これは誰かに後ろからチェックしてもらわないと、厳密には確認ができないんですけどね(苦笑)自分で簡単にチェックができる方法としては、腰に手をあてて、前にある出っ張り(ASIS:上前腸骨棘でググってね)の高さ、そして、その前後の違いで見る方法があります。
〈仙尾関節〉
ご自分のシッポ、、、座って触ってみてちゃんと椅子から浮いていますか?もう隙間がないくらいべちゃーと座っていたら、骨盤が完全に後傾しています。(椅子の高さを合わせてないと無効ですよ)また、そんな状態の方は尾骨が奥に突っ込んで丸まっていることが多いです。
〈恥骨結合〉
おなかの上から恥骨に辿っていって、左右の高さに違いがあったらズレています。ただ、これはお産をする女性に痛みの訴えがある時くらいで、男性は激しい外圧がかからない限り普通はズレません。
関節の硬さをチェックしてみよう!(ちゃんと衝撃を逃せているか)
関節の状態として、一番わかりやすい指標は、
良い状態の関節=どこが関節だかよくわからない状態
悪い状態の関節=ハッキリここだと主張している状態
です。見た目で状態が、わかるくらいなら調整の方向性に迷いはないのですが、見た目ではわからない時にどうするか、そんな時こそ「硬さ」のチェックです。
・仙骨に対してカンナの歯のようにガツンと出っ張ったPSIS(上後腸骨棘)(そして左右PSIS間はかなり狭い)
・反対にPSISより後方にボコっと出っ張った仙骨(そして左右PSIS間はかなり広い)
このどちらも、通常はパーフェクト整体で、腰痛といえば2、3回で良くなるのに、なかなか改善しないパターンがこれです。
関節が硬いとは、関節本来の「重要な役割の一つ」を失っているということ。その役割とは、体にかかる「衝撃を逃す」という、とても重要なこと。だから、関節が硬いということは役割を果たせていない「悪い状態」だということです。
パーフェクト整体は、関節を正しく捉えて1ミリ単位以下で調整する
では、具体的に骨盤の固さをどうチェックするか?それは、至極カンタン。座位で後ろから関節を「押してみる」それだけです。しかし、これがまた至極、出来てない。何ができてないかというと「ちゃんと骨を捉えていない」ということ。
関節をちゃんと捉えることが想像以上に難しく、ただ闇雲に動かすのではなく、ミリ単位以下であくまで正しい位置に調整する。となると、手前味噌かもしれませんが、これこそがパーフェクト整体の絶対的アドバンテージなのです!
パーフェクト整体の「ホネホネ感」を感じる所は、ズレた関節を体が守ろうとして結合組織を盛っている所
関節の「硬さ」の補足として、体を動かしてもらう以前に、もう一つわかりやすい指標があリます。それは、結合組織の「肥大化」とでも言いましょうか。私たちは、これを「ホネホネ感」と言っていて、状態の悪い関節には必ずといって現れる体の防衛反応です。
痛みがあると、体は「このまま使っていたら危険だ」と判断して、結合組織を盛って守ろうとするんですね。骨盤では、寛骨のPSIS周りが盛りっ盛りのことが多いです。そのモリモリ感は、調整してあげると消えていきます。
某タレントが「筋肉はウソつかない」とか言ってますが、結合組織はもっとウソをつきません。
仙腸関節の動きを、実際に感じてみたい整体師さん!パーフェクト整体を学びに来てください!
骨盤は動かない、とか言ってる人、今すぐ勉強会なり実践会なりに来てください。手取り足取り教えてあげますから。もちろん、ガッコンガッコン動く関節ではありません。こんなにはっきりと、仙腸関節が動いてるのに。わからないなんて、触ったことがないか、やり方を知らないとしか思えない、、(涙)
そして、治療的に重要なことは、 関節の動きの指標は、「動く」か「動かない」かよりも、「硬い」か「柔らかい」かということです。
肩のようなはっきり動く球関節ですら、ちゃんと骨を捉えて、関節包内でのテンションの均衡をチェックします。関節包とは、関節を最直近で包む超強力な膜です。関節は、関節腔という一定の隙間があって、可動領域に対して、どこにも引っかからない状態で動けるから、正常の証として「痛みなく」動かすことができます。
関節を捉えて、そのミリ以下の関節包内での領域で、一定かどうかをチェックする。「動く、動かす」って、こういうレベルの話なんです。ROM検査とかモーションパルペーションとかそんな大甘レベルじゃない。
僕たちパーフェクト整体を使う者は、いつもそんな作業を関節と結合組織におこなって診ているんですね。でなきゃ、永遠に治せっこない。その上での動きなのです。
まとめ
今回は、
・骨盤を形成する3つの関節の状態
・骨盤の硬さをチェックする時は、ちゃんと骨を捉えて、座位で後ろから関節を押してみる
・治療の際の関節の動きの指標は「動く」か「動かない」かではなく「硬い」か「柔らかい」か
・関節を捉えて、関節包内で1ミリ以下の領域で一定かどうかをチェックする
ということをお伝えしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師・長井 克夫です。
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