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【五十肩】前から腕が上がらない原因は?解剖学から導く施術ポイントとお客様への説明

「売上は安定しているけれど、五十肩の患者さんをスッキリ治しきれない……」 「リピートしてくれるのは嬉しいけれど、実は内心、次回施術で変化を出せるか自信がない」

そんな風に、真面目に技術と向き合っている先生ほど、現場で「あと一歩」の壁にぶつかり、心苦しさを感じているのではないでしょうか。

五十肩で特に多いのが、「腕を前から上げようとすると、途中で詰まって上がらない」という症状です。

今回は、五十肩で腕が前から上がらない原因を解剖学的に紐解き、プロとしてどこにアプローチすべきか、そのポイントを詳しくお伝えします。

※ 五十肩の原因・症状・治し方など全体的に知りたい方は、 →【整体 五十肩】「治しきれない」を卒業する!原因特定から導く臨床戦略(総論) の記事で詳しく解説しています。

なぜ腕が前から上がらないのか?原因は「鎖骨のロック」にある

患者さんが腕を前から上げようとして「いたたた……」となる時、肩の関節そのもの(肩甲上腕関節)だけに注目していませんか?

実は、腕をスムーズに前方へ挙上するためには、肩鎖関節の動きが欠かせません。

五十肩 肩鎖関節

鎖骨の外端(鎖骨の肩峰端)は、腕を上げていくプロセスで、前から後ろに向かってスライドするように動きます。この物理的なスライドがロックされて動かなくなっている状態こそが、前から上がらない大きな原因の一つです。

現場で見抜く「代償動作」のサイン

患者さんは「少しでも高く上げたい」という思いから、無意識に体を反らせたり、肋骨を浮かせたり、肩甲骨を過剰に動かしてカバーしようとします。

プロの視点としては、その「頑張り」に惑わされず、純粋に関節がどこで止まっているかを見極めることが大切です。

  • 立位でのチェック:代償動作が入っていないか確認する。

  • 仰向けでのチェック:仰向けに寝ると肩甲骨にロックがかかるため、純粋な肩鎖関節の状態がはっきり分かります。

もし寝た状態で全く上がらないのであれば、それは明らかに骨格的なロックが原因であると判断できます。

狙うべきは「筋肉」ではなく「関節と靭帯」

「苦しそうだから」と、つい肩周りの筋肉を一生懸命揉んでしまいたくなる気持ちはよく分かります。しかし、原因が関節の物理的なロックにある場合、筋肉をゴリゴリ揉んでも根本的な解決には繋がりません。

パーフェクト整体では、以下の3つのポイントを重視してアプローチします。

1. 肩鎖関節と胸鎖関節の連動

鎖骨は「肩鎖関節」だけでなく、「胸鎖関節」で胸骨とも繋がっています。横向きで寝る癖がある方などは、肩からの圧が、胸鎖関節で胸骨に鎖骨の胸骨端が乗り上げるように、ロックしていることがあります。

左右を比べてみて、関節の境目が分からないくらい滑らかな状態を目指して調整する必要があります。

2. 肩甲胸郭関節の動き

肩甲骨が「挙上・下制」「内転・外転」「上方回旋・下方回旋」とスムーズに動ける環境を整えることも、腕を上げるためには不可欠です。

肩甲骨 動き

3. 「ハブ空港」である烏口突起周辺

鎖骨の外側3分の1の下あたりにある烏口突起は、まさにハブ空港のような要所です。 ここには、小胸筋、上腕二頭筋短頭、烏口腕筋などが付着し、さらに重要な靭帯がいくつも伸びています。

  • 烏口鎖骨靭帯
  • 烏口肩峰靭帯
  • 烏口上腕靭帯

重症化しているケースほど、これらの靭帯や筋膜の停止部がカチカチに固まっています。ここを緩めることで、腕が前から上がる道筋を作っていきます。

特にしびれを伴うような重症例の場合は、別の視点も必要になります。 →鎖骨・肩甲骨のロックを解除!痺れを伴う重症五十肩の施術ポイント

焦りは禁物。患者さんへの「説明」も技術のうち

患者さんは「一発で治してほしい」と期待して来院されるかもしれません。しかし、長年蓄積されたロックは、魔法のように一度で消えるわけではありません。

無理なストレッチ(アイロン体操など)は、突き指をしている指を無理やり曲げるようなもので、かえって痛みを悪化させるリスクがあります。

「今は無理に動かす時期ではなく、まずはロックを解除していく段階ですよ」と、先にゴール設定を共有してあげてください。 「説明は、後からすると言い訳になり、先にするから信頼になる」のです。

治せないのは、あなたの勉強不足ではありません

「あんなに勉強したのに、まだ治しきれない自分が情けない」 そう自分を責めてしまう施術家の先生もいらっしゃるでしょう。でも、それはあなたがダメなのではありません。

これまでの指圧やマッサージ、一般的なストレッチだけでは届かない「深層の膜」や「骨格の微細なズレ」に原因があるだけなのです。

パーフェクト整体では、

  • 第1メソッド:透視検査法(どこが、どうズレているかを正確に見抜く)
  • 第2メソッド:3種の深層膜リリース法(筋膜・靭帯・関節包を緩める)
  • 第3メソッド:骨格リポジショニング法(骨を正しい位置に戻し、動きをつける)

この3つのステップで、解剖学に基づいた確かな変化を目指します。

「もっと自信を持って、患者さんの『治りたい』という期待に応えたい」 そう願うあなたの手は、必ずもっと磨かれていきます。


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FAQ(よくある質問)

Q. 五十肩で無理にストレッチを勧めても良いですか? A. 痛みが強く、関節にロックがかかっている段階での無理なストレッチはおすすめしません。炎症を助長したり、組織を痛めたりする可能性があるため、まずは関節の可動域を確保する施術を優先しましょう。

Q. どのくらいの回数で改善しますか? A. 軽度であれば数回で変化が出ますが、長期にわたり固着している場合は3〜5回、あるいはそれ以上の継続的なアプローチが必要になることが多いです。初診時にその旨を正しく伝えることが、信頼関係の構築に繋がります。

Q. 筋肉を揉んでも上がらないのはなぜですか? A. 腕の挙上制限の多くは、筋肉の表面的な硬さだけでなく、関節包や靭帯といった深い組織の固着、そして鎖骨や肩甲骨の連動不全が原因だからです。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事は、パーフェクト整体創始者・片平悦子が書きました。

動画でみたい方は▼下記画像▼をタップしてください。

五十肩 腕が前から上がらない

※ 話している内容は、文章と全く同じではありません。

おわりに:五十肩の施術に自信を持ちたい先生へ

今回ご紹介した症例のように、五十肩は適切な「見立て」と「関節への正確なアプローチ」があれば、たとえ病院で1年治らなかった症状でも確実な変化が期待できます。

「自分の技術でもっと多くの五十肩を救いたい」「原因の特定に迷いをなくしたい」と感じている先生は、ぜひ一度、パーフェクト整体の根幹理論をまとめたこちらの記事も併せてご確認ください。

>> 五五十肩「治しきれない」を卒業する!原因特定から導く臨床戦略(総論)

正確さを追求する先にこそ、施術家としての自信、真の喜びが待っています。

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