股関節と膝の症例報告です。
片平先生の書籍と図書館で出逢い、それをキッカケに車で片道2時間かけて来院された、中年のご夫婦がいらっしゃいました。
お二人ともバレエ経験者で、揃って左下半身に症状を抱えていて、ご主人は三角骨摘出手術も受けらていました。今回は、現在でもバレエを続けている奥さんの、股関節と膝の症状についてです。
主訴と検査
彼女の主訴は、ジャンプする時や片足立ちをした際に、上げた左膝に痛みがあり、しばらくすると股関節まで痛くなるというもの。
- ROM検査では、やはり膝と股関節が固く、仙腸関節や恥骨結合にも制限が見られるる
- 立位では左大転子が前方にあり、膝関節は内旋していて過伸展ぎみ、屈曲時には左だけ内方に動く
- 実際に自動運動でチェックすると、しゃがんだ時に膝の外側に痛みが発生
- 重心チェックでは、右によろめいたのが、ダンサーとしてはショックだった様子
検査方法は色々ありますが、私は問題点と解決策を提示する上で、共感共有する事を大事にしています。
それは、例え経験や目視で判断できても、わざわざ解説しながら検査をすることで、一緒に症状を解決し、再発しない様にするためです。
特に自動での検査は、ベッド上では他動で整っていても、それで本当に良いのかを判断する上で重要ですね。
木も見て森も見る
施術自体は、モゾモゾ体操で、重心のバランスはバッチリ改善し、書籍では伝わらなかった効果に驚かれていました。
その後は、骨盤から脊柱を整えてから、股関節、膝へと調整して行きました。
すると、訴えにあった膝はそれほど大変ではなく、ROM検査で異常を感じていなかった足関節に、微妙な固さを感じる様になりました。
特に下脛腓関節と距踵関節、第1・第2楔状骨の固さ。それらを緩めて、下肢全体の軸を整えた上で、再度、各種自動運動をしてもらったところ「痛くない!」と笑顔で応えてくれました。
まとめ
聴くと、このお客様は痛くなると、さらに遠い都内の治療院まで行き、下肢の調整をして凌いでいたそうです。
手法は違うようですが、やはり股関節から足関節まで、ちゃんと調整してくれたそうです。
ただ、続けての調整が必要にも関わらず、当院でさえ遠方でなかなか都合がつかないとの事・・・
ちょうど先月の本講座は下肢調整でしたが、もっと身近でちゃんと診れる治療院が増えてくれたら、良いのになと改めて感じた出来事でした。
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この記事は、下認定講師の記事を記録したものです。文責:片平悦子
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