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協会公式ブログ

腰が重だるい時、伸ばすと痛い時、捻ると痛い時の施術ポイント(あなたも、その場しのぎの施術法から抜け出しませんか?)

今回は、

・腰が重だるい時、違和感がある時

・腰を伸ばすと痛い時

・腰を捻ると痛い時

の施術ポイントをお伝えします。

腰が重だるい時、違和感がある時は、まずは日常生活を見直そう!

ようは腰痛初期症状悲鳴をあげてるのは概ね「筋肉」です4、5日様子を見て改善するようなら、何かする必要もありません。

ただその時は、問診が大事です!患者さんに、日常生活において体が回復できないようなシチュエーション繰り返されていないかしっかり聞き出してください。それこそが、この段階での治療ポイント。なんでもかんでも、手法で治そうというのは、体に対して「おこがましい」というものです。

以前、私の患者さんで、毎日、朝4時まで付き合いで飲み続け、れで腰痛がよくならないと強もみのマッサージに通い続けている方がいました。いよいよとなってウチに来られたのですが、そういう方には、私は嫌われようがはっきり言います。「それを、やめないかぎり治せません」

その方は、重だるいとか違和感とかそんなステージを、とうに超えていましたが、私の提言に「それ(不摂生)を帳消しにするために金払ってるんだけどな」もうこれは、三島由紀夫の言葉を借りるなら《病人の資格がない》。私はきっぱり通院をお断りしました。

しかし、不摂生もせず、それでも症状が続くようなら、次のステージに移行しかけてると考えるべきです。次のステージとは、「腰の姿勢を保つのに筋肉だけではカバーしきれない状態」です。

筋肉でカバーしきれなくなると「結合組織」がカバーするようになりますその結合組織に不具合が起きてるから、その中にある筋肉が息苦しくなっているんです。筋肉に根本的な原因は、外傷でもない限りありません

もし仮に筋肉に原因があったとしても、それを改善させるのは、「体液」「血液、リンパ液、脳脊髄液」です。「体液の循環」という細胞一つ一つに酸素と水と栄養を届け、反対に有害物資や老廃物を排出するという生命維持の源とも言える機能。それを、人の手でどうにかしようなどおこがましい話です。

そのため、私たちがやること(というか、やれること)は、それがうまく働けなくなっている“状態”を“改善”してあげること。筋肉を解剖学に則ってその筋膜を綺麗にリリースしてあげれば、身動き取れなくなっていた筋肉が回復し改善されます。

腰を伸ばすと痛い時(見た目は綺麗な骨盤でも、動かす過程で捻れてくることもあるので、要チェック)

まず、腰を伸ばすとは、どういう動作かというと、「前屈していた上体を真っ直ぐ戻す」という動作です。

そこでのよくあるシチュエーション、背中が丸まった猫背の姿勢から、おもむろに上体を起こす時に「いててっ、、」っとなること。あなたも身に覚えないでしょうか?そこから症状がもっと進むと、上体を起こして歩けなくなります。

あなたもちょっと、やってみていただきたいのですが、座って、両手を骨盤に当て、前屈みの状態から上体を起こしてきてください。骨盤が起きてくるのが、わかりますよね?腰を伸ばすと痛い方は、この骨盤の動きの時に、

・関節がうまく機能していない

・骨格を動かそうとする筋肉がうまく機能していない

の、どちらか、もしくは両方が起こっています。

関節の状態は、一目瞭然。こういう患者さんは、概ね腰が左右非対称に捻じれているはずです。そんな状態で動かしたら、痛いに決まっています。もしくは、一見、見た目は綺麗な骨盤であっても、動かす過程で捻れてくる場合もあって、←(これ超重要!)これも見逃さず、調整できるようになったら、あなたのレベルは格段に上がると思います!

そして、筋肉の動きについて、ちょっと勘違いされている方もいるので補足しますが、

筋肉は伸びない。筋肉は、縮むこと、縮むのを止めることこの二種類のみ。

反対側の拮抗筋が縮んだ結果、伸びてるように見えるだけです。でも、患者さんも、施術者も、なぜか・・・筋肉を伸ばそうとする?

動かして痛いということは、筋肉はうまく「縮めなくて」困っているんです。縮もうとする時に、何かが邪魔をする、そのほとんどが、筋膜の癒着です。

「筋膜は伸ばす」と緩みます。いかに筋肉を触らないで筋膜だけ操作するか、そして、筋肉の動きを改善するために、膜のどの辺をどう操作するのか。その辺りが本当の筋膜リリースか、なんちゃって筋膜リリースかの分かれ目になります。

腰を捻ると、「どこ」が痛いか?が重要

ここでは大きく2パターンお伝えします。

<1>腰を捻った時に、腰(骨盤)が痛い場合

骨盤(仙骨、仙腸関節)を調整すればOK。

<2>腰を捻った時に、腰の上から背中にかけて痛い場合

骨盤を調整して良くなるならOKですが、問題は、背中の痛みが残る場合です。

腰を捻る動作時、腰椎はあまり回旋していない

なんとなく、腰椎が回旋してると思っていませんか?これ、意外と腰椎は回ってなくて、(回旋しても10°位)大体が「胸椎」の回旋で動いています。

腰椎が回旋するのは実は「側屈」の場合。で、腰の上あたりに痛みが残るということは、腰の横後ろについていて、上半身と下半身を繋ぐ筋肉たちに原因がありそうです。

・脊柱起立筋

・腰方形筋

・大腰筋

この重なる三つの筋肉を、綺麗にリリースしてあげると、「あれ!全然痛くない!」って患者さんから言われちゃったりします!

今でこそ私も、対応できますが、このケース、パーフェクト整体学ぶ前は「ここはいいけど、ここは変わらない」とか、「うーん、イマイチ」とかって言われることが多く、適当に背中をさすってその場しのぎをしていました。決まりきったマニュアル手順的手法しか持っていなかった私は、正直、毎日がギャンブルでした。そのギャンブルで負けるの怖さに、沢山の手技を買いましたが、いくつ手に入れても何も変わらない。

マニュアル手順的手法の「バリエーション」を増やしただけ、その場しのぎの同じ慰安効果の「やり方違い」が増えただけ。どんなに数を増やしたところで、心の不安は一切消えませんでした。

そして出会った、パーフェクト整体。本質的にはパーフェクト整体には、「〇〇の手法」というようなくくりはありません。なぜなら、一つ一つの骨、一つ一つの結合組織に合った手法だからです。そこにあるのは、解剖学に則った当たり前の体の構造的な手法希望的効果に酔いしれて、魔法まがいな効果を謳うこともありません(笑)。出来る出来ないは別にして。

まとめ

今回は、

・腰痛に限らず、どこかが痛い時は生活習慣を見直すのも大事、そして腰痛には筋肉が痛みをカバーしている状態と結合組織がカバーしている状態があるということ

・腰を伸ばした時の痛みは、「関節がうまく機能していない」「骨格を動かそうとする筋肉がうまく機能していない」のいずれか、もしは両方起こっており、関節の場合は概ね腰が「左右非対称に捻じれている」、筋肉の場合は「筋膜の癒着」が原因ということ

・腰を捻ると痛い時の、施術ポイントは2つあり、

<1>の場合なら骨盤(仙骨、仙腸関節)を調整

<2>の場合は、「脊柱起立筋」「腰方形筋」「大腰筋」この重なる三つの筋肉を膜レベルでバラして調整

をお伝えしました。

私は、やっとああ、これをやり続ければいいのねと、言えるもの、パーフェクト整体に出会いました。あなたがもし、私と同じような悩みをお持ちなら勉強会なり実践会なりに来てくださると嬉しい限りです。

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この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師・長井 克夫です。

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