【整体股関節痛】股関節の痛み!原因と施術のポイント!
女性に多い股関節の痛み、なかなか改善できずに苦労している先生も多いのではないでしょうか。
そもそもの根本原因が分かっていないと、繰り返し痛みが出てしまうケースが少なくありません。
そこで、今回のメルマガでは、具体的な原因と施術での重要なポイントを徹底解説していきます。
目次
股関節痛の原因は「正しく使えていないこと」
股関節は「球関節」ですが、患者さんがこれを正しく使えていないことが、最大の原因です。
分かりやすく例えると、餅つきの時に「臼」の中へ「杵」を真っ直ぐに落とさないと、どちらも徐々に壊れてしまうのと似ています。
うーん、かえって分からなくなった?
杵が偏って臼に当たり続けると、臼が削れていきますね。
同じように、股関節も偏った方向に体重がかかると、関節や周囲の組織に負担が集中し、ダメージが蓄積します。
また、普段の姿勢も股関節の負担に影響します。
例えば、あぐらや足を組む姿勢、横座りなども股関節の偏った使い方に繋がるため、注意が必要です。
骨盤の位置が正しくないことも影響する
股関節の安定には、骨盤の正しい位置が欠かせません。
立位でASIS(上前腸骨棘)とPSIS(後上腸骨棘)の高さが同じになるのが理想ですが、骨盤が前傾や後傾していると、この高さに差が生まれます。
その結果、反り腰や猫背になり、股関節の前面や後面に負担がかかりやすくなります。
ですので、股関節の施術をする前に、まず患者さんの立ち姿勢をチェックして骨盤がどうなっているかを知る必要がありますね。
施術のポイント:骨盤と股関節の調整と筋膜リリース
股関節痛の施術において重要なのは、まず骨盤の位置を整えることです。
骨盤が前傾や後傾になっていると、股関節の調整を行っても痛みが再発することが多く、根本的な改善に繋がりませんからね。
さらに、深層外旋六筋(梨状筋や内閉鎖筋など)を包む筋膜や、その起始・停止部分のリリースも欠かせません。
また、股関節の靭帯や関節包が癒着している場合、関節腔を広げるイメージで施術を行うと、より効果的に改善が見込めます。
解剖学書だけでは把握しきれない「体の厚み」を意識し、立体的な構造をイメージしながら施術していきましょう。
この辺りは、なかなか文字で書くのは限界がありますので、詳しく知りたい方は協会のセミナーに参加してみて下さい。
股関節のセルフケア:「四股ふみ」
股関節の痛みが気になる方に、日常的に行えるセルフケアとして「四股ふみ」をおすすめします。
以下の方法で行ってみてください。
四股ふみのやり方
- 膝と足の向きを同じにして、脚をしっかりと踏ん張ります。
- ゆっくりと体重を片脚に移し、反対側の脚を上げます。
- 上げた脚を元の位置にどさっと戻し、反対側も同様に行います。
四股ふみの効果
- 骨密度アップ、大腿骨頚骨折の予防
- 股関節の安定化
- 下半身の筋力強化
四股ふみは、単に筋力をつけるだけでなく、骨盤の安定性を向上させ、股関節への過剰な負担を和らげる効果も期待できます。
日々のセルフケアとしてぜひ取り入れてください。
まとめ
股関節の痛みの原因は、日常の姿勢や骨盤・股関節の正しい使い方が大きく関わっています。
施術でも股関節や骨盤を正しい位置に整えることが重要ですが、患者さんがセルフケアを取り入れることで、改善がさらに促進されます。
ぜひ、今回のセルフケアや姿勢のポイントを参考にして、日々の臨床に役立ててください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
施術やセルフケアのことで気になる点があれば、いつでもご相談ください。
この記事を書いたのは、パーフェクト整体認定講師・森鎌丈雄です。
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