blog

整体で困った時に読むブログ

【整体 腰痛】静止時痛・動作時痛を劇的に変える骨格リポジショニング

「腰を伸ばすと痛い」「しゃがむ・持ち上げるとギクッとする」「仰向けや座位を維持できない」といった動作別・お悩み別の腰痛へのアプローチ法を紹介。骨格調整の効果を最大化する筋膜の緩め方から、各動作でブレーキをかけている骨盤・腰椎のロックの解除手順まで詳しく解説します。

  • 「仰向けで寝ると腰が浮いて痛むため、いつも横向きでしか眠れない」
  • 「重いものを持ち上げようとしたり、しゃがんだりすると腰にピキッと痛みが走る」
  • 「立ち上がって腰を真っ直ぐ伸ばそうとすると、詰まったような激痛がある」
  • 「中腰で掃除機をかけるのが辛い」

などなど、腰痛の患者さんを問診していると、「特定の動きや姿勢」に伴う切実なお悩みを打ち明けられます。

術者としては、なんとかその動作を楽にしてあげたいと願うものです。

訴えられた、腰回りの筋肉をマッサージしたり、流行りの筋膜リリースを試したりしてみるものの、動いてもらうとやっぱりまだ痛い…こんな時は、自己嫌悪で情けなくなってしまいます。

実はこれら特定の動作痛の背景には、単なる筋肉の硬さだけでは説明できない「各動作における関節の連動エラー」や「重力に負けている骨格ポジション」が隠されているのです。

この記事では、臨床で遭遇頻度の高い「動作別・お悩み別」の腰痛について、解剖学的な根本原因とパーフェクト整体流の改善手順をまとめて解説します。

腰痛の取りこぼしをゼロにする根本原因の特定法(総論)をまず知りたい方は、こちらの親ページをあわせてご覧ください。 → 【整体 腰痛】苦痛の取りこぼしをゼロにする!骨格・関節から紐解く『根本原因』の特定法

1. 骨格調整の効果を最大化する!腰痛施術に必要な「筋膜の緩め方」

動作別のアプローチに入る前に、プロとして絶対に知っておくべき前提があります。

それは、「いきなり骨格をバキバキと矯正しようとしても、周りの筋膜が突っ張っていたら骨はビクとも動かない」ということです。

骨格調整の効果を最大化するためには、まず骨格を引っ張っている「筋膜の引きつれ」を先に解放してあげる必要があります。

当協会が定義する「第2メソッド:3種の深層膜リリース法」では、浅い組織の筋肉を揉みほぐすのではなく、骨のすぐ上を通る深層の筋膜や靭帯にそっとアプローチします。

大きな力をかけず、癒着が起きている膜を透視するように感じ取り、それが『ふっ』と緩むようにリリースする。この丁寧なプロセスを踏むことで、その後に続く骨格調整が驚くほど軽い圧で、安全かつ確実にできるようになります。

2. 静止時痛:2つのパターン別原因と施術ポイント

まずは、寝る・座るといった日常の「基本姿勢」が維持できない患者さんのメカニズムを紐解きます。

① 「仰向けで寝られない」腰痛の3つのアプローチ

ベッドに仰向けで寝ると腰が激しく痛む、あるいは反り腰になって浮いてしまうというケース。

このお悩みの本丸は「大腰筋(だいようきん)の縮こまり」と「腰椎・骨盤の前傾ロック」、つまり【反り腰】があるということです。

引用:https://allabout.co.jp/gm/gc/470705/

仰向けに寝て足を伸ばすと、縮こまった大腰筋に引っ張られて腰椎が前方に強く牽引されます。 施術の際は、いきなり仰向けで我慢させるのではなく、以下のステップでアプローチします。

  1. まずは楽な横向き(側臥位)で、股関節を屈曲させて大腰筋を緩める。

  2. 座位で、仙腸関節および腰仙関節のロックを解除し、骨盤をニュートラルに戻す。

  3. 仰向けで、腰がベッドにぴったりと着くまで仙骨を伸展方向に誘導して、腰仙関節の「遊び」を取り戻す。

※ 仰向けでなられない場合の原因や対策を紹介した動画は下記画像をタップしてみてください。

整体 セルフケア

② 「じっと座っていられない」苦痛を解消する骨盤内2つの重要関節

「10分も座っていると腰が痛くてソワソワしてくる」というお悩み。これは座荷重を直接支えている骨盤内の2つの最重要関節、すなわち「仙腸関節」と「腰仙関節」が完全に固着しています。

腰仙関節が上体の重みを受け止め、仙腸関節が左右にその圧を逃す働きをするのですが、それができていないからじっと座ることが苦痛なのです。

このケースには、負荷がかかり、筋肉が緊張した状態のまま関節を正しい位置へ戻す「座位での骨格リポジショニング」と筋肉が弛緩した「仰臥位での仙腸関節の骨格リポジショニング」が絶大な効果を発揮します。

3. 動作時痛:3つのパターン別原因と施術ポイント

代表的な患者さんの動作時痛の訴えを3つ取り上げます。

  1. 腰全体が重だるい時、違和感がある時
  2. 腰を伸ばすと痛い時
  3. 腰を捻ると痛い時

①腰全体が重だるい時、違和感がある時:関節がロックされている!

これは、仙腸関節、腰仙関節、腰椎の椎間関節が動けなくなって悲鳴をあげている時のサインです。これらの関節が動かないので、腰の姿勢を保つのに筋肉が必死にサポートに入っている状態です。

腰痛

*この状態の時は、筋肉がパンパンなので、よく筋肉の問題(表面だけの問題)だと勘違いする方がおられます。ですが、実は意外と重症なんです。その診断を筋肉の疲労だな..と間違うと、予後が悪いのでご注意ください。

こんな時は、仙腸関節、腰仙関節、腰椎の椎間関節のズレを正しい位置に戻し、正常な動きがつくように操作しましょう。

関節のズレを戻し、関節の動きがつくと、調整が上手にできる程度に応じて楽になります。

②腰を伸ばすと痛い時:腰椎の椎間関節の位置異常と動きの制限!

腰を伸ばすとは、どういう動作かというと、「前屈していた上体を真っ直ぐ戻す」という動作のことを言っています。

よくあるシチュエーションとしては、庭の草むしりの後や、掃除機をかけた後などです。背中が丸まった腰ねこ背の姿勢から、おもむろに上体を起こす時に「いててっ、、」っとなることが多いです。

腰を伸ばす時に痛い方は、前屈みの状態から骨盤を起こそうとする動きに、

  • 腰仙関節が対応できない
  • 腰椎の何番目かの椎間関節が対応できない

の、どちらか、もしくは両方が起こっています。(椎体が前のめりに突っ込んでいることが多い)

前屈みで辛い腰痛

こうなると、腰回りの筋肉がカチカチになりますが、筋肉は椎間関節の不具合をかばっているだけなので、筋肉をギュウギュウ押したり揉んだりして緩めようとしないでください。

*関節が緩んでいないのに筋肉を緩めると、筋肉でかばっていた状況が突然消えることになります。その結果、ベットから起き上がろうとすると腰くだけになって起きられないとか、翌日にもっと辛くなったなどという状態になります。

もし、関節が緩んでいるのに痛い時は、痛い筋肉がどれなのか特定して、その筋肉の筋膜リリースをするとすぐに楽になります。

③腰をねじると痛い時:3つの部位をチェック!

チェック部位1:そもそも腰をねじれない場合の原因は、仙腸関節

仙腸関節が硬くなった時の特徴は、体位変換ができないこと。だから、仙腸関節が硬いと寝ている時は寝返りが打てないし、座位ではねじりの動作がキツくなります。

仙腸関節

パーフェクト整体では緻密な検査をしますが、今回は、誰でもわかる簡単(大雑把)な仙腸関節の検査を紹介します。

⚫︎右足で片足立して、左膝を曲げ左太ももをあげてください。もし、上がらなければ、左の仙腸関節が硬いです。
⚫︎左足で片足立して、右膝を曲げ右太ももをあげてください。もし、上がらなければ、右の仙腸関節が硬いです。

*この検査の際、片足立すらできない時は、片足立ちできない側の仙腸関節が硬いと判断できます。(仙腸関節は、2本の脚からの力を1本の背骨に流す分岐部のため、力の分岐がうまく処理できないと、仙腸関節が踏ん張りきれずフラフラします)

チェック部位2:腰をねじった時に、腸骨の上から背中にかけて痛い場合は、腰方形筋

通常は、骨盤+腰椎の椎間関節を調整して良くなるのですが、その状態で腰をねじって痛みが残る場合は、腰方形筋を疑ってみましょう。

腰痛 腰方形筋

腰方形筋の起始部は、腸骨陵のお腹側ですので、しっかり膜リリースをします。それでも痛みが残る場合は、腰方形筋の停止部である第12肋骨が硬くなっていることがあります。

まだ、この部分が痛いといって腰の部分に手を当てる場合は、第12肋椎関節節を緩めないと、いつまでもねじった時の痛みが残るので、慎重にチェックして施術しましょう。

チェック部位3:腸骨の上あたりに腰の痛みが残る場合は、深層外旋六筋の停止部

術者としては、骨盤や椎間関節が緩んだ手応えがあるのに、腸骨の上あたりが痛いと訴える時は、腰ではなく股関節です。

股関節といっても、大転子につく深層外旋六筋の停止部が窮屈になっていると、同側の腸骨陵の上あたりが痛くなります。明確な因果関係を理路整然と説明できないのが申し訳ないです。でも、経験的には確実に良くなることがわかっているのでご紹介します。

腰痛 細腰の部分が痛い

深層外旋六筋は、①梨状筋②上双子筋③内閉鎖筋④下双子筋⑤大腿方形筋⑥外閉鎖筋と6つありますが、全て、大転子のくびれた部分に付きます。

だから、深層外旋六筋のどの筋肉の停止部が癒着しているかを、慎重に触って検査し、癒着している膜を見つけたら、その筋膜をリリースしていきましょう。

腰痛・施術に自信を持ちたい先生へ

一口に腰痛といっても訴えはさまざまです。その様々な腰痛に対し、ワンパターンのルーティン施術で良くなってはしいと思うのは早計です。

なぜその動きで痛むのかという「解剖学的な構造の異常」を丁寧に紐解き、原因をミリ単位で特定していく確かな視点を持つだけで、臨床の景色はガラリと変わります。

静止時通/動作時痛のメカニズムを紐解きながら、骨組みをミリ単位で正しい位置へとリポジショニングしていけば、患者さんは「だから動くと痛かったんだ!」と深く納得し、未来に希望を持ってついてきてくれるようになります。

各症状に自信を持って施術できるようになれば、施術家としてのやりがいは格段に跳ね上がります。

FAQ

Q1. 「仰向けで寝られない」という患者さんに、無理に仰向けのまま大腰筋の筋膜リリースを行っても大丈夫ですか?

A1. 絶対ダメではないですが患者さんが苦しいはずです。まずは患者さんが最もリラックスできる横向き(側臥位)などで股関節を曲げ、大腰筋の緊張をしっかり抜いてあげることが鉄則です。

痛みのない安全なポジションから段階を踏んでアプローチしていくのが、臨床上最も結果を早めるコツになります。

Q2. 「しゃがむと痛い」という腰痛に対し、腰ではなく足首や股関節を見るのはなぜですか?

A2. 人間がしゃがみ込むという動作は、足首が曲がり、膝が曲がり、股関節が曲がり、最後に骨盤と腰椎が連動して丸くなるという「全身の運動連鎖」によって成り立っているからです。

もし足首の関節(足根骨)がロックしていたり、股関節の噛み合わせがズレていたりすると、下半身で吸収しきれなかった負担がすべて身代わりとして腰へと直撃します。

そのため、腰の局所だけをどれだけ緩めても、しゃがむ動作時の痛みを根本から解決することはできないため、周辺の連動性を整えることが臨床上極めて重要になります。

パーフェクト整体に興味があるなら

パーフェクト整体は、【ミリ単位・頭〜足まで・カスタム施術】で、全身のあらゆる症状の改善に対応できるので、目の前の患者さんを助けたい施術家の武器になる手法です。

「その場しのぎのリラクゼーションではなく、解剖学に基づいた根本施術を極めたい」 「もう次回のリピートを促すことに後ろめたさを感じたくない」

そう願う先生は、まずは無料のメルマガに登録をお勧めします。

7日間のメルマガ講座と9本のプレゼント動画で、パーフェクト整体の概要や、臨床のヒントがしっかりと分かります。

メルマガ登録はこちらをクリック

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事は、協会認定講師が書いてくれた複数記事をまとめ片平悦子が加筆しました。


〒338-0002  埼玉県さいたま市中央区下落合2丁目5−3 辻村マンション301
一般社団法人日本パーフェクト整体普及協会(略称:JPSA)

TEL04-8679-6762
公式サイト:https://perfectseitai.org
営業時間:10:00 ~ 17:00

カテゴリー

パーフェクト整体とは
何かがよくわかる

メルマガ登録こちら

メルマガにご登録いただくと
無料の動画講座が見れます!